ただエルレガーデンへの愛を語る

エルレガーデンが好き。

でもメディアをしっかり追ったり全曲聴いたりしてる訳ではないから、ただの独り言だと思って見てください。

英語詞は何言ってるかあんまわかんないけど、唄にすごい優しさが詰まってるのはよく伝わってくる。演奏のパワーも大きいんだろうけど、「なんか伝わってくる」のは間違いない。その言葉にならない感情や感動みたいなものを日本のバンドで感じとれるのって意外と少ないと思う。ここはほんと英語詞の特権ですね。
日本語詞においてもそんな「歌詞が深い」いわゆる文学系バンドでもないけど、メロディはどこまでも人懐っこいし、それがコードと溶けあうとどこか切なく耳に届く瞬間があるしで、いつも心の奥底がすごく救われるような気分になる。優しい気持ちにつつまれる歌詞も実際すごく多いし。音楽性は結構違うamazarashiとか聴いて救われるような気分になるのと、心の作用の仕方は全く同じ。

この2曲は本当に名曲。エルレはほんとにポップパンク作るのが上手いバンドだと思う。ジャパニーズ・パンクで言えばブルーハーツとか銀杏BOYZもほんとに大好きだけど、キャッチーさならこっちの圧勝かな。自分もこういう曲作りたいけど、意外と全然できないもんで。ソングライティング能力、もっと評価されていいと思う。
あと細美さんの声がほんとにずるいよ。

あとは、なんかリフモノ感と歌モノ感の混ぜ方が結構うまいよなとは思う。その両立がちゃんとできてるバンドって今のシーン見てみると全然いないし、というかそもそも日本語ロックっていうフォーマットでちゃんと洋楽できてるバンドも少ないし。

これは俺の好きな歌詞。どれもすごく簡単な日本語だけど、細美さんは相当思慮深い人だと思う。そもそも歌詞のテーマが、考えて考えて、悩んで悩んで生きてきた人じゃないと出せないもんだったりすると思います。不意にちらっと見える切なさや陰が、より一層心にぐさっとくる。

優しい人にはなれない僕らが
悲しい記憶を許せないように

ELLEGARDEN『アッシュ』

ほんの少し前に
手に入れたような未来を
思い出と一緒に　丸めて投げ捨てた

ELLEGARDEN『高架線』

でも文字に起こしただけだとまた違った感覚が残るね。ちょっとレゴのセットとパーツの関係みたい。なんかエルレマジックと呼んでもいいかもだけど、エルレは歌メロとコードと歌詞と演奏とが全部混ざったときにこそとんでもないカタルシスが生まれる。この記事で初めてエルレを知った人はぜひ再生ボタンまで進んでほしい！

でいよいよ新譜もそろそろ発売の時期。いきなりMountain Topが公開された時は正直かなりびっくりした。これもめちゃくちゃいい曲だし、夏休みはずっと聴いてた。新譜はもう期待してよさそう。なんの心配もしてない。なんかずっと救われてる気がする。まだすごい名曲何個か入ってるんでしょ。そんな気がする。

てことでツアーファイナル、福岡公演に参戦してきます😭 ここまで感動を約束された公演に行けることも人生であと何回あるんだろう。CD音源ですらいつも泣きそうになってるんに、なんか涙止まらなくなりそう。今年はエルレガーデンで〆そうだな〜！

なんか書いててどこからともなく宛名のないありがとうが止まらなくなった。ありがとう。