【前編】無限大を離れるスタッフの森が振り返る・∞ホール史編(2015〜2021)
こんばんは。スタッフの森と申します。突然すみません。
いつもヨシモト∞ホールをありがとうございます。
私事ですが、この度辞令がありまして僕は∞ホールを離れることになりました。
2015年に配属されてからせっかく6年間も働かせてもらったので、最後に自分のいた期間の∞ホール史や個人的な思い出を残すスタッフブログを綴らせて頂きます。
(なお仕事ではないのでこの文章は通勤時間に書いてます。許してください)
まずは自分の目線から見た∞ホール史。
興味ある方、特にこの時代の∞ホールに来ていただいている方はぜひお付き合いください!
ヨシモト∞ホール史(2015〜2021)
【2015年】〜配属・引き継ぎ〜
・9月頃〜 ∞ホール着任
・冬頃〜 SALTY's大躍進
○当時の状況、引き継ぎ
当時は「彩〜irodori〜」というランキングバトルをやっていました。
TOP3は横澤夏子・ニューヨーク・ラフレクラン(現コットン)の3組。当時15期は芸歴5年目なので、今考えたらかなり若手が看板をやっていました。
ピスタチオさんのライブが超人気で、『おピス』『GuiGui』とか担当じゃないけど『季節とマメ』とかみんな完売してました。
当時でいえば外小屋でやっていた『OPARTY』のライブも凄かったなあ。
あとこの年夏に結成したSALTY'sは最初から凄い人気がありました。
個人的には、敏腕の前任者から急に人気ライブや歴史あるライブを引き継いで、新入社員の自分にとってついていくのに必死でした。
【2016年】〜ファーストシステム始動&音楽ユニット時代到来〜
・3月 劇場10周年
・3月 『彩〜irodori〜』終了
・3月 横澤夏子R-1決勝
・4月 新システム開始
・8月 音楽ユニット時代到来
・9月 ななまがりKOC決勝
・11月 シアターDからJPOPcafeへ
・12月 相席スタートM-1決勝
○劇場10周年
10周年だしキャンペーン10個やろうということでライブやったりOBからコメント集めたり(Youtubeにあります)大変でしたが、初めて自分が中心として任されて進めた企画だったので達成感もありました!
○ファーストシステム誕生!
∞ホール恒例のバトルライブが2016年4月から「ファースト」「セカンド」などに階層分けした新たなシステムにリニューアル。支配人が変わるとシステムが変わるのはあるあるですね。
半年くらい毎週会議して、タイトル案は皆でたくさん出したけど支配人に気に入ってもらえず呼称のないものになって…
最後に「彩〜irodori〜Final Battle」を開催したり、ロゴは現スーパー・サイズ・ミー西本さん/音楽は元ギチ・樋口さん/OPVのナレはチャド・マレーンさんにお願いしたり。
その後2019年12月まで続きました。なぜかシステムは少しずつ複雑になっていきました()
○音楽ユニット時代開幕
この時代の∞ホールを語るのに欠かせないムーブメント。
SALTY'sの人気から始まり、NALU-SEE☆・JUNK∞TION・甘栗カンパニー・高円寺WALKAH・K-13・ヤジマリー。entertainment・BAD FACEなど様々なアイドル/音楽/ダンスユニットが誕生。
夏休みや冬休みには人気ユニットが集まるフェスが開催され完売し、うちわとかペンライトとか作りました。
なんと新ユニットのオーディションライブまでありました。PRODUCE 101の先駆けです。
今考えると異常な事態でしたが、当時は本当にすごい盛り上がりで芸人もお客さんも一緒に熱狂してました!
BAD FACEの解散ライブは感動的でしたよね…(涙)
○シアターD閉館
若手のイベント会場としてお借りしていたシアターDが閉館となり、当時JPOPcafeという名称だった現ヨシモト∞ドーム ステージⅡの会場を借りるようになりました。
その後は新宿レフカダに移動→後にヨシモト∞ドームOPENという流れに。
【2017年】〜大阪芸人旋風〜
・1月 元旦ケータイ大喜利生中継イベント
・3月 ファーストクラス内にTOP5新設
・3月 11周年で劇場公式Instagram開設
・3月 横澤夏子R-1決勝
・5月 New Generation
・8月 NANIWAdelic ∞ FES2017
・8月 きむと辻井のオールナイト
・10月 渋谷漫才大学開講
・12月 ゆにばーすM-1決勝
・12月 Laugh&Peace Music Fes!!
・12月 きむと辻井のオールナイト
○TOP5新設
この時ファーストクラス内にTOP5という制度が導入されました。入れ替えがない看板。
初代は劇場推薦により選ばれた、相席スタート&おかずクラブ&横澤夏子&ニューヨーク&コロコロチキチキペッパーズの5組。
○New Generation
芸歴3年目以下のフレッシュな5組でGWに単独ウィークをやろうと出来たユニット。
世間知らズ・ゴールドバーグ・やわら・ペコリーノ・ブラゴーリの5組でやりました。
同世代の芸人&スタッフでTシャツ作ったりユニットライブやったり打ち上げしたり楽しかった。
○NANIWAdelic ∞ FES2017
吉本の音楽ライブプロジェクト「NANIWAdelic」と共催した夏フェスで、∞ホール前の「TAKEOFF7」と2会場で色々な企画をやりました。ライブハウスでお笑いライブする感じが面白かった!
ちなみにTAKEOFF7の店長は、その後何度か∞ホールのライブで音楽機材を無償で貸してくださりました。粋な方です!
○きむと辻井のオールナイト初開催
インディアンスきむさんとアイロンヘッド辻井さんが中心となり企画した『きむと辻井の真夏の東京ブギウギオールナイト』が2017年8月に開催。
大阪芸人も多数呼んでかなりの盛り上がりに。ファーストメンバー全組で新喜劇的なこともやったり。
"きむ辻井"シリーズはこの後も何回かお祭りイベントとして開催させてもらいました。
この年くらいから大阪芸人の勢いが凄まじく、東京でもかなりの人気となってきて東西交流のイベントや大阪芸人主体の企画・単独なども増えていきます。
○渋谷漫才大学開講
東京吉本からM-1ファイナリストを出すことを目標として立ち上げたライブ『渋谷漫才大学』がこの年から始まりました。
初回の教授はNON STYLE石田さん。毎回、教授の漫才に対する洞察が達人の域で本当に濃密なライブになります。
その後実際にこのライブを経験した芸人がM-1決勝や準決勝に続々進出し、また次長課長河本さんと一緒にコント版の『コント塾』を立ち上げるのにも繋がりました。
【2018年】〜ヨシモト∞ドーム誕生〜
・1月 おもしろ荘から18期が活躍
・1月 「〇〇no寄席」シリーズ初開催
・3月 劇場12周年
・4月 13期以上が卒業&ゆにばーすがTOP5入り
・4月 新システム「CHANGE」始動
・5月 芸人フリーマーケット開催
・9月 やさしいズKOC決勝進出
・11月 ヨシモト∞ドームOPEN・ヨシモト∞ホールリニューアル
・12月 ゆにばーすM-1決勝進出
・12月 SALTY'sが1,000キャパでワンマンライブ
○18期ブレイク
『おもしろ荘』でレインボーが優勝・ひょっこりはんがブレイクし、その前後でもおばたのお兄さんや関西からゆりやんレトリィバァ・ガンバレルーヤなどが活躍して、18期すごい!ってなってた時期がありました。
○劇場12周年
12周年キャンペーンの1つで、12という数字にかけて「120万円でヨシモト∞ホールで結婚式ができる」という企画を真面目に募集しました。
応募者は0でした。
○13期以上が卒業、ゆにばーすがTOP5入り
この3月でランキングシステムが芸歴10年目以下所属に変更となり、所属していた11年目以上(13期以上)の芸人が卒業に。
またこの月にファーストクラスのTOP5の入れ替えライブが行われ、ゆにばーすさんが新TOP5入りへ。
○新システム「CHANGE」始動
∞ホールが10年目以下になったのと同時に、11年目以上の芸人のバトルライブ『CHANGE』が開始。
OPVのトンネルを進む映像がなぜか徐行くらい遅くて大好きだったな。。
○芸人フリーマーケット
GWに客席とステージを使って芸人が売りたいものを売るフリーマーケットをやりました。
自作のアクセサリーを売る人や古着を売る人、その場で似顔絵描いたりオリジナルギャグを売る人…
なんでもありで自由で面白かったです。
そのあとも何回かやって、けっこうみんなたくさん買って頂いていたんですが、毎回高額で売り出されるカゲヤマさんの小道具「暴走ケバブ」は必ず売れ残ってました!
○ヨシモト∞ドームOPEN、ヨシモト∞ホールリニューアル
2018年11月10日にヨシモト∞ドームOPEN、同時にヨシモト∞ホールリニューアルオープン。
∞ドームには後に"囚人カフェ"としてネタになったCAFEも併設。
∞ホールはステージだけでなくロビーや楽屋も改装しました。
この∞ドームOPENが、自分の勤務期間の中で間違いなく一番大変でした。でも劇場のこけら落としに携わらせてもらえたのは貴重でありがたかったです。
その後も3会場全てで毎日ライブをやっていくのは大変でしたが、それぞれの会場に別々の良さがあって、仕事がより忙しく&より楽しくなりました。
【2019年】〜賞レースで東京吉本大活躍〜
・3月 14期卒業/空気階段がTOP5入り
・4月 新元号カウントダウン
・8月 ∞ホール新CMバトル開催
・8月 3会場でLaugh&Peace Music ∞ Fes!!開催
・8月 夏休み企画「EXITチャラサマーFes!!」開催
・9月 うるとらブギーズ&ネルソンズ&空気階段KOC決勝進出
・11月 ∞ドーム1周年企画
・12月 すゑひろがりず&インディアンス&ニューヨーク&オズワルドM-1決勝進出
・12月 最後の『ファーセカ∞チェンジ』開催
○空気階段がTOP5入り
14期卒業に伴い相席スタートさんの枠が空き、その枠をかけたライブが開催され空気階段さんが新TOP5入り。
○新元号カウントダウン
平成→令和になるタイミングでカウントダウンライブ開催しました。
∞ホールはカウントダウン好きですよね〜
○ヨシモト∞ホール新CMバトル
広告代理店さんと組んで、若手芸人×若手CMディレクターで劇場新CMを作るプロジェクト。
ニューヨーク・コットン・やさしいズの3組がCMを作り、ライブで優勝したやさしいズさんのCMが渋谷の街頭ビジョンに放映されました(動画はYouTubeにあります)。
3組とも本当にいいCMだった…!
○3会場でのフェス『Laugh&Peace Music ∞ Fes!!』開催
吉本の音楽セクションと共催のラフピーフェス、この年は1日でホール・ドームの3会場同時にライブをやるという無茶をやりました。
全12公演、全て別々の音楽×笑いの企画で、企画組みから編成・準備・当日の運営までとにかく大変だったんですが、ありがたいことにほぼ全て満席でかなり盛り上がりました!
○EXITチャラサマーFes!!
結成後爆速でブレイクした無限大発の超スター・EXITさんと一緒に行った夏休み企画。ロビーで私服や年表を展示して、早朝に渋谷でゴミ拾いしたあとフェスやって、∞ドームを貸切ってクラブイベントもやりました。
本当にEXITさんの人気とライブの熱狂がすごくて、2人とも∞ホールを盛り上げるために快く協力してくれてカッコよかったです。
あと早朝フェスの裏で集まった大量のゴミを少し離れた処理場まで炎天下の下往復して運んだのが部活すぎました!
○2019年の賞レースで東京勢が活躍
それまでも毎年1~2組は決勝にいけたりしていたのですが、2019年は東京若手勢が賞レースで大活躍した年でした。
今までは関西芸人の勢いに押され苦汁を飲んでいたので、∞ホールスタッフとして本当に本当に嬉しかったです。ライブビューイングイベントも全体で応援ムードでした。
このあたりから東京吉本の波が来ていると感じます。
【2020年】〜Youtube&配信時代突入〜
・1月 神保町よしもと漫才劇場誕生
・1月 笑ってムゲンダイ!開始
・3月 全劇場無料配信
・3月 大谷健太&ななまがり森下&すゑひろがりず南條R-1決勝
・4月 吉本自宅劇場開始
・6月 劇場再開/オンラインライブ開始
・7月 ヤシキ版画展2020開催
・8月 謎解きイベント「ムゲナゾ」開催
・9月 わちゃフェス
・9月 ニューヨーク&空気階段&うるとらブギーズKOC決勝
・11月 ニューヨークchannelで映画『ザ・エレクトリカルパレーズ』公開
・12月 ニューヨーク&オズワルド&インディアンス&すゑひろがりずM-1決勝
○神保町よしもと漫才劇場誕生
この年「神保町よしもと漫才劇場」が誕生し、ネタの育成に特化するため当時の芸歴6年目(=NSC19期)以下の芸人が神保町所属になりました。
それに伴い∞ホールは「10年目以下の若手を育成する劇場」ではなくなり、7年目以上の若手~中堅芸人からスターを生み出すことを目標にコンセプトを改めることに(現在は9年目以上)。
ずっと東京吉本の若手劇場としてやってきた∞ホールにとって、ここが大きな転換点になりました。
○笑ってムゲンダイ!開始
7年目以上の劇場になったことで、今までの10年目以下のファーストランキングシステムと11年目以上のCHANGEは終了へ。
劇場所属の概念が実質なくなり、一度卒業した芸人さんにも出て頂く形で新たに『笑ってムゲンダイ!』を開始。ネタバトルはせず、平日19時に毎日ネタとコーナーを楽しんでもらう看板公演でした。
一方でネタをしのぎ合う場も必要なので4月から芸歴8年目以上のバトル企画「ARITTAKE」が始動する予定でしたが、その企画はコロナウイルスによる閉館で流れてしまいました。
○全劇場無料配信
2020年3月、コロナウイルス到来により全劇場が公演を中止。当時はオンライン配信もなかったので、全国の劇場で毎日朝から夜までリレー形式でYouTube無料配信ライブを行うというスゴイ取り組みがありました。
∞ホールは一日のトリである21:00~21:50枠を担当し、『笑ってムゲンダイ!』や色々な企画ライブを毎日配信しました。
○吉本自宅劇場
昨年4月から全国的な外出自粛期間となり、その中で始まった芸人が自宅から笑いを発信する「吉本自宅劇場」プロジェクトの中でヨシモト∞ホールもコンテンツ配信を開始。
当時はスタッフも全員在宅だったのでリモート会議をしながら、芸人さんもZoomでつないで配信したり映像を送ってもらったりして毎日いろいろなYouTube企画を配信、SILKHAT(現FANY Crowdfunding)でも有料ライブを開催したり。
この期間のおかげでチャンネル登録者も伸び、YouTubeにも力を入れるようになりました。
○劇場再開/オンライン配信時代へ
6月頭に無観客のオンライン配信イベント、6月19日にお客さんを迎え入れての公演が再開。最初は282のキャパに対して28名のお客さんしか入れられませんでした。
でもお客さんの前でライブができるということが芸人にもスタッフにも何より嬉しくてありがたかったです。
別に求められてないのに勝手にセルフ密着してドキュメンタリーを作っちゃったくらい嬉しかったです。
これ以降、舞台上では距離取れる内容だったり配信や無観客だからこそ出来る企画を積極的に打つようになりました。
○版画展や謎解きイベントの開催
ヨシモト∞ドームのステージⅡでニューヨーク屋敷さんの版画展を開催したり、芸人が考えた謎解きイベントも開催しました。
コロナ禍でライブ以外にできる取り組みとして実施して、反響も良かったです。
○わちゃフェス
今までもさんざんムチャな企画やってきましたが、1つのライブのムチャさでいったら断トツで1位は絶対にむちゃフェス…いや「わちゃフェス」です。
神保町&マンゲキ&無限大の東西若手3劇場をつないで10時間ぶっ通しのオンラインフェスをやるという夢のようなビッグイベント。まさに夢のように大変でしたが、最終的に出来上がった10時間のライブはものすごく面白かったので満足でした!
ただ同時に、∞ホールは間違いなく面白かったのに劇場人気によって投票で毎回マンゲキに負けてしまってたのがすごく悔しくなった日でもありました。
【2021年】〜新しい∞ホールへ〜
1月 マヂカルラブリーno寄席で記録的数字
3月 劇場15周年でリニューアル発表/ニューヨークら卒業/バビロン解散回避
4月 新看板公演「ワラムゲ!」開始
5月 YouTube On!LiveゴールデンウィークSP開催
○マヂカルラブリーno寄席で記録的数字
お笑いライブ配信の新境地を拓き、伝説を築いた一夜。1ライブでこんな売上になったことは過去のヨシモト∞ホールにおいてもちろん一度もありません。
無観客配信であるが故に、芸人が客席でガヤを入れていくことでネタが進化して暴走する。
その奇跡が口コミにより急速に大きく広がり、さらにとんでもない奇跡になる。
本当にすごすぎました。
○劇場15周年でリニューアル
劇場所属の概念がなくなってから芸人もスタッフもお客さんも「∞ホールの看板芸人が誰か」がはっきりしておらず、それ故に盛り上がりにくい/応援しにくい状況が続いていました。さらに、若手がネタを磨くためのバトルの場も欲しい。
ということで、所属芸人を作る&看板芸人を決める&ネタバトルも開催するためにリニューアルすることに。
今回のリニューアルは、長く勤めてきた∞ホールから新しいムーブメントを作りたいという思いで個人的に熱も入っていましたし、同じく盛り上げたいと思ってくださっている芸人さんも多くて嬉しかったです。
○新看板公演「ワラムゲ!」開始
今までのメイン公演「笑ってムゲンダイ!」も同じくリニューアルし、今年4月から「ワラムゲ!」としてスタート。
構成やコーナー内容も変わり、特にOPV(や新ビジュアル)はカッコよくなってお客さんにも好評でした。
ワラムゲ!はこのコロナ禍でのスタートになりましたが、芸人主催企画も始まったりして盛り上がって来ているのを感じます。
これからもっと魅力的な公演になっていくので、ぜひ「ワラムゲ!」ご贔屓にお願いします。
【2015〜2021∞ホール史の総括】
長々とぱらぱら書いちゃいましたが、ざっくり振り返ると。
自分が配属された2015年は、黄金期の「AGEAGE」時代は既に過去となり、続く「彩〜irodori〜」も下火になっていた頃。
それからシステムを変えたりユニットという文化もあったり新しい劇場も立ち上げたり、その時々でお客さんも入って盛り上がってはました。
一方で所属体制が頻繁に変わったり人気にあやかって大阪芸人のライブばかりやったり運営戦略やスタッフの至らなさで芸人さんの気持ちも離れてしまったこともあって…
今思えば、ヨシモト∞ホールの"暗黒期"とも言えるかもしれません。
でもここ数年は、東京吉本や無限大組が賞レースで結果を出してメディアにも出るようになってきて、そんな中コロナが来たけれど配信でも無観客でもみんなで面白いものを作って届けようというチーム感があって…
まだ感染状況が続いているのもあり客足は完全には戻ってはいないですが、配信でが伸びるものも多いし本公演も盛り上がって来てますし、15周年でリニューアルしてからこの所属メンバーでヨシモト∞ホールを今一度盛り上げようという気運を感じます。
確実に、再び返り咲く兆しが見えてきていると思います。
自分が関わったリニューアルや本公演の「ワラムゲ!」を中心に、ヨシモト∞ホールの行く先を中で見届けられないのは残念ですが、暗黒期を支えた(?)一スタッフとして関われて本当に良かったと思いますし、今後の∞ホールと無限大芸人の活躍が本当に楽しみです!
【振り返ってみて】
こうやって書いてみて、改めて本当に色々あったなぁと思いました。挙げたらまだまだたくさんあると思います。
自分がいた期間でも何十人何百人もの芸人さんやスタッフさんが入っては出て行きました。
芸人と同じく、劇場も生き物で…変化・成長し続けるものだと思います。
劇場は今その場にいる芸人・スタッフ・お客さんによって常に新しいライブやシステムや空気が作られていきますが、きっとそこには前にいた人たちが作り上げたものもどこかに残っているんじゃないかと。
離れていく今、寂しくてついそういう風に信じたくなってしまいます。
これからのヨシモト∞ホール、もっともっと面白くなるのでご期待ください。
自分は吉本の別の部署になるので、これからはそっちを全力で頑張ります!
改めまして今までありがとうございました!
(締めみたいな感じで書きましたが、後編・ライブの思い出編に続きます)