KAWAI Moonsault MS-25ANV の紹介 part4
「カワイ ムーンサルト出動準備」
Moonsaultの専用ハードケース、しっかりしてるし、お月様の形にくり抜かれてるし、綺麗だしカッコいい。でもめちゃくちゃデカくて重い。縦にしないと車には収まらないし、普段使いは無理がある。これではライブやリハに持っていくのは一苦労。
かといってMoonsaultの形が特殊すぎて普通のギグバックには入らない。昭和の頃に発売されていたムーンサルト用ソフトケースがたまにヤフオクに出てた事もあるけどボロボロだしあまり保護されないっぽいから落札したくない。
と言うわけで「いつかMoonsaultをMUGEN Blastersで使うぞ」の決意も込めて2017年に専用ギグバックをオーダーする事にした。
愛用しているNAZCA(ナスカ)ブランドのギグバック、LesPaul・Storatocaster・Telecasterが入る汎用的に使えるタイプとES-350TやByrdlandなどショートスケール17インチフルアコ用の2つ持っていた。軽くて丈夫で保護力も十分でとても使いやすい。正式な名称は「NAZCA Protect Case」なのでプロテクト面は安心。最近では珍しい完全国内生産。なので耐久性も細部の作りも素晴らしいのでした。でも高い。オーダーするともっと高い。
Moonsaultは特別だし、ハードケースのままでは外に持ち出しにくいし、お店に並んでるその辺のギターを1本買えるぐらいの金額しちゃうけど、まぁいいでしょう。NAZCAのギグバックは「お値段以上の価値」で「ギターを保護する」のです。
変形ギターのギグバックのオーダー、自分でギターの型紙を作って、それをNAZCAに送付して作ってもらうのが普通らしい。リチャードは不安だったのNAZCAの事務所を直接尋ねて、有料で型紙作りからお願いした。事務所に行けば生地のサンプルも直接見て触ってが出来るし。
都内のとある住宅街 NAZCAの事務所に着くとNAZCAの偉い人が対応してくれた。事務所というか住宅というか、誰かのうちの居間みたいなスペースに通された。偉い人がおもむろに床に広告の裏紙みたいのを敷き詰めはじめ、ギターのシルエット全体がカバーできる大きさにセロテープで貼っていった。ある程度の大きさの広告の裏紙群が出来ると、その上にギター乗っけてギターの周りを鉛筆でツーって描いて…。
型紙作成完了…。
えっ?
大丈夫?
NAZCAの偉い人はボディの厚みや細かい形状を広告の裏紙に書きこみながら
「大丈夫ですよ👌」
こんな感じなんだ!
何事も経験だな。
リチャードは心を落ち着けながらオプションや生地や細かい要望を聞いてもらった。ギグバックは形も色も生地も選べる。色は赤いクロコダイルっぽい生地、出来るだけ軽くしたいので、立て掛けにくいけど ほぼ三日月の形にする事にした。全体を決めていく上で細かなアドバイスが的確で完璧、流石だった。
1ヶ月後、Moonsaultを持って完成したギグバックを事務所に受け取りに行った。あの型紙の作り方だし、めっちゃ高価なのでちょっとでも不具合あったら即直してもらう気満々だった。
NAZCAの偉い人が奥から出してきてくれた新品のギグバック、思った以上の出来栄え。当然、バッチリとMoonsaultが収まる。細かい部分も綺麗に仕上げてある。そしてめっちゃ軽い。やはりNAZCAのギグバックは丈夫なのに軽い。Moonsault自体も軽いからこれは機動性に長けている。
Moonsault、いつでも持ち出せますぜ!
part5に続く
MUGEN Blasters ライブ予定
https://www.mugenblasters.com/upcoming-events/
2024/12/8(日) 静岡 リバティーリゾート久能山
2025/1/25(土) 二子玉川 Gemini Theater
2025/2/9(日) 日野 Soul K
2025/3/22(土) 大倉山 Muddy's
2025/4/19(土) 錦糸町Pappy's
2025/5/25(日) 新宿 Golden Egg
#note
#mugenblasters
#funkband
#moonsault
#kawai
#nazca
#ムゲンブラスターズ
#ファンクバンド
#ムーンサルト
#カワイ
#河合楽器
#ナスカ
#ギグバック