![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551707/rectangle_large_type_2_b9ea94b18848000fee480a5e8c145737.jpg?width=1200)
KAWAI Moonsault MS-25ANV の紹介 part1
「カワイ ムーンサルトとは」
現在のリチャードのMUGEN Blastersでのメインギターはムーンサルト。このギターの紹介です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551816/picture_pc_e8ddff104a6988c6c1bbb6e054164d86.png?width=1200)
2004年に河合楽器製作所から限定発売された「ムーンサルト登場25周年記念モデル」。
周年記念なので品名はMS-25ANV(アニバーサリー)。
発売されたのは3色。
宇宙色 (COS : Cosmo)
銀河色(SLS : Silver Sunburst)
月光色 (MLY : Moon Light Yellow)
発売されたと同時に銀河色を購入した。
ボディとネックはマホガニーでとても軽い。重量 2.9kg。
フィンガーボードはローズウッド、22フレット。
ピックアップはDiMazio Super Distortion × 2。
ペグはSchaller M6でボタンはインペリアル。
ブリッジはBadass。
5mm厚の透明なアクリルピックガード付き。
コントロールはフロントボリューム・リアボリューム・マスタートーン。
3wayトグルスイッチ。
ミニスイッチ × 4。
Moonsault開発のコンセプトは「宇宙」、さらに人間工学を盛り込んだデザインでこの形になった。ネーミングは当時河合楽器製作所の体操部に所属していた塚原光男が1972年ミュンヘンオリンピック鉄棒で金メダルを取った際の技がムーンサルトだったので、この名前が採用されたらしい。
河合楽器製作所が最初にムーンサルトを発売したのが1978年3月。最初は宇宙色と銀河色の2種類のみでPLAYERやロッキンfなどの雑誌にガンガン広告が出た。1978年はリチャードが高等部に入学した年でもあり、同じクラスになった村山君がいきなりこのムーンサルトを持っていた。彼自身がカッコよかったしギター上手かったしムーンサルトがキラキラに見えた。当時何度か弾かせてもらったけど、レスポールばかり弾いていたリチャードは「とても弾きやすいんだな、これ」って感想だった。当時はギターはLesPaulかStratocasterって想いがあったので自分で買うことはなかった。でも表参道にあった河合楽器・渋谷にあった河合楽器の両店舗に行く都度、飾ってあるムーンサルトを眺めるリチャード少年がいた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551881/picture_pc_9cdd217755c8ca2cd1a762407bdd033b.jpg?width=1200)
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551878/picture_pc_cde23db5662f5e702fbc4fb437b3e123.jpg?width=1200)
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551879/picture_pc_1778425c499d6ef67a670ee97aee9f31.jpg?width=1200)
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551877/picture_pc_a20ab48c93f60145d75320449cdccc33.jpg?width=1200)
そう、慣れると座って弾けるんです。
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551882/picture_pc_9b770471b7952ebd9e11afea16a0ef9a.jpg?width=1200)
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163551880/picture_pc_54c59dc5b3da10ae4fed3bfd919cff00.jpg?width=1200)
Guitar Graphic Vol.7 /ギターグラフィック 第7号 (Rittor Music)
1985年に生産中止になっていたムーンサルト、1997年に河合楽器ギター製作40周年記念にMoonsault '40として限定復刻。その後、もう一度だけ復活させて限定発売する計画がある事を2003年にインターネットで知る。
1978〜1985年 Moonsault (オリジナルムーンサルト)
1997年 Moonsault '40 (河合楽器ギター製作40周年記念モデル)
2004年 Moonsault MS-25ANV (ムーンサルト登場25周年記念モデル)
インターネットの復活情報は5ちゃんねるだったと思うが、今は中身が見れなくて悲しい。もう一度読みたい。
河合楽器がギター製造から撤退する最後のギターとしてムーンサルトを作るらしい。部品を何にするか、回路をどうするか、何色を発売するか、などがほぼリアルタイムに企画過程が書き込まれていた。河合楽器の中の人と熱狂的なムーンサルトマニアが直接意見交換してる様が手に取るように分かる投稿が続いた。後半にはそのスレッドを観てる人たちからの要望も河合楽器側に伝えられた。リチャードも要望を出した。
しばらくして2004年、遂に「ムーンサルト登場25周年記念モデル」として発売されたのでした。
オリジナルのムーンサルトと大きく異なる点は、
・アクティブサーキットからパッシブサーキットに変更
・専用部品から汎用部品に変更
オリジナルのムーンサルトは、ピックアップが河合製だったのはいいとして、エスカッションも専用部品だったらしい。割れたりしたら替えがきかないので、汎用部品を使うのは大正解と思う。
どのピックアップを搭載するかで議論が載っていたが最終的にDiMazio Super Distortion。最終的なギターの価格を考えれば妥当なところだと思う。
part2に続く
MUGEN Blasters ライブ予定
https://www.mugenblasters.com/upcoming-events/
2024/12/8(日) 静岡 リバティーリゾート久能山
2025/1/25(土) 二子玉川 Gemini Theater
2025/2/9(日) 日野 Soul K
2025/3/22(土) 大倉山 Muddy's
2025/4/19(土) 錦糸町Pappy's
2025/5/25(日) 新宿 Golden Egg
#note
#mugenblasters
#funkband
#moonsault
#kawai
#ムゲンブラスターズ
#ファンクバンド
#ムーンサルト
#カワイ
#河合楽器