分かり合えないのは

自分のほんとの気持ちを言わないことがある。

他の人もそういうときがある。


だから、人の心を推し量るのは難しいと思うのだけど、

この、自分が「ほんとの気持ちを言わない」ことによって、

会話の相手が発した何気ない言葉のなかに、

(同じこと思ってた〜!)っていう発見ができるのが楽しくもある。


例えば自分が、「これ好きなんだよね〜。」と言って「えっめっちゃ分かる〜。」と言われた時は、

もしかして、(合わせてくれたかな...?)という疑念が残るけど、


自分がどこにも書き記してない、まだ未発表の考えてたことを

相手が「最近こう言うこと考えてて、、」なんて言い出したら

(これは本物だ、、。)て自分だけが分かる。


別に、わざわざこんなことをしなくても、話の盛り上がり具合で、合わせてくれたかどうかなんて分かる!と言うこともあるかもしれないが、

この、(えー!それ私が言おうと思ってたことー!)

みたいな喜びには変え難い。


しかしこれには難しいことがあって、

同じタイプの人だと永遠に分かり合えないことがある。

自分&相手(この考え発表するのまだ早いな〜。確かめたいし。)...

と言わないままになってしまうのでお互い分からない。

片方が発表してくれるから、片方が確かめられるのだ。


好き同士なのにどっちも告白しなくてあとから分かるパターンなんてたくさんある。


その場で分かり合うためには、どっちかが発表しなきゃいけない。

でも確かめたいので言いたくない。

発表する人側になった途端、相手が本当に同じこと思ってるか確かめられないのだ。


こんなややこしいことをしてるうちに、

時が経つのが悲しいので、

全員発表する人になったら

さっぱりするんじゃないか!

みたいに思いつつ、自分がそうできないのに

人に求めるのも違うな となって

確かめたい気持ちを抑えつつ、

ちょっとずつ発表してゆくことで、

いつか、心理戦を超えた気の合う仲間と出会えたらいいなと想像して今日も眠る。







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