お悩み相談「風花無双で推しに対する扱いが酷い」
こんにちは。風花無双で精神抉られまくりの迎陽燈火堂店主です。
先日「風花無双で推しに対する扱いが酷くて苦しんでいる」というご相談を受けました。私などのような者に相談とは……恐れ多いことです(ギルおじ風)。
で、そちらには返信したのですが、200字という制限があったので詳細にお答えすることができませんでした。
なので今回は、推しは違えど皆さん似たようなことで苦しんでおられるだろうなあというところをピックアップし、私なりの考えを示していこうと思います(いただいたご相談を一部抜粋しています)。
なお、あくまで私の考えなので、相談者様のご期待に添えるような回答にはなっていないことを先に謝罪いたします。
折り合いを付ける前に
私はとうの昔に公式様を嫌いになっていますので(爆)、お気持ちよおくわかります。「大好きだったのに嫌いになりそう」……推し活をしていく中で、これほど苦しく悲しいことはありません。
「公式には感謝すべき」「これからも推しや作品やシリーズを愛し続けたいから、この感情と折り合いをつけたい」という気持ちもよくわかります。ですが、「嫌い」という感情は何かを大事にしているがゆえに起こる感情でもあるので、折り合いを付けるより先に怒りや苦しみの感情を吐き出してあげてください(オススメのやり方は後述)。
これも本っっっ当によくわかります。アロイスは本編の冒頭の段階で既に扱いが雑でしたからね。無双での扱われ方も、もちろん納得していません。
一方で、この怒りがあったからこそ『暁闇の太陽』は生まれたわけで。創作活動によって成長できたし、素敵な出会いもあったよなあと考えると「その点で言えば公式様には感謝しています(皮肉)」と言えなくもありません。
こればっかりは仕方がない……不幸な事故だったと思う他ありません。
ちなみにFEは派生でよく事故を起こします(個人的には新暗黒竜、覚醒DLC、エコーズDLC、FEH)。
大企業様なのでいろいろ考えなければいけないこともおありなのでしょうが、そろそろ「本編そっとしとこう……」とか、「登場キャラを全て実装しよう」という考えに至っていただきたいものです(一消費者の謎の上から目線)。
たとえ「事故は起きるものさ~」とわかっていても、やっぱりFEそのものは好きなので、新作や続編やDLCが出たらまたやってしまうのでしょう。悲しきファンの性……。
時には距離を置くのも、心を落ち着かせるために必要なことです。
ただ一つ言えるのは、一度好きになった推しや作品はそうそう嫌いになったり忘れられるはずがない、ということです。
私には過去何作か、続編や公式ごと嫌いになったゲームがあります。でも、たとえどんなに続編がク○でも、本当に好きになった作品やキャラはいつまでも好きなまま、「あのゲーム、めっちゃ神作だったな……」と浸れるものです(ハードの関係でなかなか遊べないのですが)
「本編は大好きだったのに、無双ときたら……あああ!」となるのはまだ日が浅いからで、時間が経てば作品やキャラの好きな部分や良い思い出にだけ意識を向けることができるようになります。まあそこに至るまでの道程が苦しいものなのですが……時間だけが解決できることがあるのもまた事実。
なので、推しや作品を忘れたりなかったことにしなくていいのです。そもそも本当に好きだからこそ怒っているわけで、そこまで好きなものを忘れたり嫌いになれるはずがありません。
万が一推しが嫌いになったとしても、それはごく自然な反応です。そして責められるべきは、そんな反応をファンに引き起こさせた公式です。
ノートに感情を書き殴ろう
……ということで、全く相談者様の納得いく回答になっていませんが、私の考えはこんな感じです。
結論を言えば、恐らくずーっと根に持ったままでしょう。それを創作へのエネルギーに変換することで折り合いをつけている……と言えるかもしれません。
ですが全ての人に「その怒りと悲しみと辛さを二次創作にぶつけようぜ!」と言うわけにもいきません。ので、先述した感情の吐き出し方として、ノートに書き殴ることを強くオススメします(もうやっておられたらすみません)。
紙に手書きがオススメ。筆記具は鉛筆でもシャーペンでもボールペンでも万年筆でも。消せるものだと文章を書き直してしまう方は、消えないペンで書くのがいいかも。
湧き上がる感情のままに、手が動くままに書きます。推しに対する偏愛でも、公式に対する怒りでも、人気CPで盛り上がっている界隈に対する妬みでも何でもOK。体裁の整った文章である必要は全くないので、それこそ単語の羅列でもいい。
何ページ書いても構いませんが、あまり長く書いていると疲れるので、一日でA5ノートに2Pとか、30分とか、区切りはつけた方がいいかも。書いてる途中で泣きたくなったら泣きましょう。肌触りの良いタオルとティッシュをお忘れなく。
一回書いただけでは感情が治まらないと思います。何度も書いて書いて吐き出していくうちにスッキリして、自分なりの答えが必ず見えてきます。
もう一点大事なのが、書いたものを読み返さないこと。吐瀉物はトイレに流すに限ります。
自分の正直な感情を大切に
これは私の信念であり、『暁闇の太陽』のテーマの一つでもあるのですが、ネガティブと呼ばれる感情を心中深く押し込めたり、理屈をこねて無理矢理説得させようとするのは健全でない上うまくいきません。
まずはその感情が存在していいことを認め、感情が大切にしたかったものを聞き出すのが肝要。合言葉は「何が欲しい?」です(『暁闇』第2巻「本当の気持ち(一)」でメルセデスがベレスに言ってましたね)
怒りは自分が大切にしているものを守るために存在する自然な感情で、決して敵ではありません。味方につければ強い力を与えてくれます。その力はもしかしたら創作に向かうかもしれないし、悲しみに暮れる他の誰かの支えになるかもしれないし、「自分はこれでいいのだ」と立ち上がる力になるかもしれません。
相談者様が抱えておられる苦しみも、きっと明ける時が来ます。ですからどうか推しを好きだという気持ちは大事になさってください。
こんなどうしようもない回答でもよろしければ、お話はまたいつでも伺いますので。