ヒューマンリハにて

 今日1月22日(金)は、リハビリ専科のデイサービス「ヒューマンリハ」(南生駒)の通所日でした。要は、身体の不自由な方のために、柔軟体操、筋力トレーニング、エアロバイクetc…を行い、身体をどうにか自由に動かせるようにするデイサービスです。時間は3時間程度。到着後、血圧・体温検査が日々行われます。スタッフの皆さんは、全員親切そのものです。通所には、送迎専用の自動車が用意されており、家で予定時間に待っていると、呼び鈴が鳴って、お出迎えをする、というシステムです。これをやっているおかげで、少しは筋力が上がり、身体がスムーズに動くようになりました。

 今日は、23分の磁気マッサージ機「SIXPAD」をやってビリビリ脚を鍛え、起立台〈足の甲が斜めになっており、7〜15度角度をつけて10分間立ち続ける、というものです。これがキツイ!)をやってから、負荷のかかるマシンを合計4台、10〜20回繰り返して筋肉をつけます。これだけやったらひと汗かくことができます。そうしてエアロバイクにまたがって10〜15分ひたすらこぎ続ける、というものをやります。10分なら大したことないかもしれませんが、15分も回し続けると、ハァハァ、全身汗だくです。15分の相場は、7km程度でしょうか。他の人はゆっくりやっているので、10分で2〜3kmといったところ。このトレーニング施設では、私は優秀生、という扱いです。

 エアロバイクをやっていたら、スタッフさんが「暑いやろ?」と笑顔で話しかけてくださいました。さらに、柔軟体操の後、右後ろの女性の方が、「えらいスムーズに身体動かしはんねんなぁ…。うらやましいわ…」と話しかけてくださいました。

「どこが悪いんか、さっぱりわからんけど、ええなあ」

 私は、「3年前に脳梗塞をやったんです」と正直に言いました。「ああ、脳梗塞か…。私も脳梗塞やってん。あれは多いねんなあ」という回答でした。聞くと、女性のお歳は85歳。脳梗塞で滑舌が回らないと言っても、全くそんなことを感じさせず、ペラペラとよくしゃべる印象でした。要するに、今から20年前に脳梗塞をやって、当時は滑舌が悪かったものだが、ずっと口の筋肉をつけようと努力すると、20年経つとこれだけ改善できた、ということらしいです。これを聞いて、元気が湧いてきた気がします。

 聖マリアンナに入院していた頃、初老の男性が、「話している内容なんてさ、別に大した話じゃないんだからさ、もっと話をしないとダメだよ」と言われたのを思い出しました。とにかく話をすること。これに尽きます。

 もっと話をするよう頑張らなきゃ!

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