ワンドロ②「無限の時間を有限に使う」
私は、とにかく描くのが遅い。
『描きたい(書きたい)ものがある。それを形にする』
その主旨の下、創作活動を始めたわけですが、いつまでに本を出すという期限はありませんでした。『伝えたいものが伝わるなら、形態は漫画でも小説でも構わない』。人に見せるものだから、『上手くなったら出そう』。
ですが、二次創作の場合、二つの期限が先に存在していました。
一つは『今流行りの作品』だという事、もう一つは『この作品に感じている情熱を共有するには今しかない事』。
ゆっくり書いていたら伝えたかった想いも古いものになってしまう。仮に2,3年後、いろんな経験をした自分が同じパッションを維持しているだろうか?かなり怪しい。同じ情熱を維持したと仮定して作品を公開したとしても流行りは終わり、見てくれる人間の数は圧倒的に減っていることは間違いない。私は共通する想いを持っている人を発見すると心がトキめき、それがより根の深い部分、人生観に繋がるものだと無類の喜びを感じてしまう人間なので、それを見つける機会が損なわれるというのはちょっとどころかかなり損失だと思ってしまうのです。
私が二次創作を読む度心から想うのは、一つの原作から気づきを得て生まれた沢山の想い、解釈、発想、世界観、道徳観、どれもがめちゃくちゃ愛に溢れている!ここから発生する事が次の波を生み出す、ファンが創り出すうねりが大大大好きなのです!。
二次創作はどんな原作でも描けばいいじゃん、という発想もありますが、好きな話でないと創作って出来ないんじゃないかな⋯。ここまで情熱と愛を掻き立てられる話だからこそ『私も一言伝えたい!』と思うからなので、商業的に二次創作します、ジャンルは何でも描きます、という話に『作品への愛』は染み込んでいるだろうか⋯?と疑問になるのです。
私の書きたいお話は人気作の二次創作の為に『流行り』ある。心の情熱を表現するのも『旬』がある。
だから、いつでも描けるという無限の時間を、情熱を伝える・共感できる人に出会う為に、焦点を定めて期限を設ける。
無限の時間を『有限に使う』能力を、ワンドロで育てようと日々取り組んでいるところです。
今日もお読み頂いて有難うございました。
@mugenより
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