平造夫妻4 仮面の忍者赤影(青影陽炎の両親の話) 二次小説 847文字
夜暗い寝所
「平造様、ダメですよ」
静の声が響く
「何故じゃ?わしは、静との子供なら何人でも欲しいぞ」平造は、静の足を高々上げる
「なにをおっしゃいます。私はやっとお役目につけるのですよ。今回のお役目は四国。私、まだ行った事ありません。私だって遠出しとうございます、平造様のように。平造様は、お子ができましても、自由に動けますけど」
ね、そうでしょ腕を伸ばし、平造の顔を両手で挟む、静
「・・・ん」と平造
「私は陽炎が生まれてから、お役目につけませんでした。陽炎は目が見えなく問題もあり、人に任せる事もできません。陽炎の目の見えぬ事を理由にして、陽炎についておりました。でも土蜘蛛にお願いができる事になり、平造様も、ご安心でしょう。見張りに土蜘蛛は、ありがたい事ですね」
「ほんに、そうじゃの」
「私だって、平造様ようにあちこち行きたいです」静は、平造の腰を脚で絡め取り、力を入れる
「やや子ができるとなったら、最低五年は動けませぬ。今回のお役目も、途中で帰って来なければいけないでしょう
また、問題のある子かも知れません」
「ん、そうじゃのう」
まあ確かに、確かにそうじゃのと思う平造
「だから、だめです」
「静、ちょっ。言ってる事と逆のようだが。まじ、あかんって」
「頑張ってください。だめですよ、平造様頑張らないと」
「や、それはちょっと。なら、やめなさい静。ほんと、だめだって」
「私は、まだいっておりません。だめは、こっちです。頑張ってください」
「ホントに、勘弁」
「だめです」虫ケラを殺す時の目で言う静
数分後
はぁ、満足満足で横になってる静に
よかった、助かったぁと静に背を向けしごいてる平造
「これからも、よろしくお願いしますね。頑張ってくださいね」と静
えぇーと思い、これからも頑張るのと思うし、任せとけとも言えない平造
(平造様に、女性を与えないとですね。どこ迄、頑張れるかわかりませんしね)と、考える静であった
https://note.com/mugen38/n/na3372eb3562f
end
あとがき
陽炎と青影の年の差は、そういう事です