【全曲レビュー】UVERworld 10thアルバム『UNSER』 〜ノリと勢いだけの感想文〜
「UVERworld 10thアルバム「UNSER」感想〜聞いてくれ、限界オタクの心の叫び〜」の続編です。
今回は、もっとライトなタッチで「UNSER」の全曲レビュー!というより、個人的に気に入ったポイントを、とにかくノリと勢い重視で書きます 笑
「TYCOON」の時同様、グッときた歌詞を1曲につきワンフレーズだけ選ぶというルールに徹したんですけど、今までで一番難しかった(^^;
だって1曲の中にパンチライン軽く10箇所くらい仕込んでくるからさ、タクヤパイセン!!!
1.Making it Drive
「数を求めれば失うもの 抱える価値などないもの
少し報われた昨日に 戻りたいなんて思わなくて良い」
・「これからなんかヤベェの始まるぞ」感満載の最初のボワボワボワ〜〜〜〜ン好きw
・最初MV見た時、ボワボワボワ〜〜〜〜ンを切り裂くようにバンダナむげちゃんが「ずっt、憧れ〜t!」ってyo!yo!始まった瞬間、息止まりそうになった。
・今のUVERの旬のサウンドって要はこういう世界観だと思うから、「どうもUVERworld シーズン2です」(すみません、パクリました山崎さん)って自己紹介代わりに一曲目にこれ持ってきたの凄く良いと思う。リードトラックにふさわしい風格もあるしね。
・avaco studioの生演奏MVのTAKUYA∞がもう踊ってるっていうよりヒラヒラ舞ってて「やっと在り方の自由を勝ち取り」という言葉を体現してるし、「蝶のように舞い蜂のように刺す」を地で行ってて最高。
・\スキッ♡!!/ ∞「好きっなやつにも〜♫」
2.AFTER LIFE
「何も知らないで笑ってたくない
全て知ったつもり 嘆いてたくない」
・とにかく歌詞が素晴らしい。2曲目にこれ持ってくるのって反則じゃないの?
・スケール感や歌詞は「珠玉のバラード」って感じなのに、「エーイ!」とか語尾の韻踏みとかノリがヒップホップで、聴き手(何を重視するか)によって印象が凄く変わりそうな面白い曲だな〜と。
・前半はほとんど音を鳴らさなかった楽器隊が後半にかけて存在感をどんどん増していくの気持ち良い。
・「宇宙」とか「彗星」という言葉も相まって、壮大に広がる大自然や無限の空間が目に浮かぶようなサウンド
・ライオンキングが許されるなら私だって言わせてもらうけど、曲を通して鳴ってるシンセ音聴いてるとここは中国の宮廷かな?ってならない?(ならない)
・サビで高貴な宮廷サウンドにピコピコピコピっていう流星を想起させる音や、ギターキュイーーーーンみたいなの合わせてくるセンス面白いよなぁ
3. Touch off
4.境界
「生まれた意味なんてある訳ないじゃん
ある訳ないじゃん 作るしかないじゃん」
・カッティングギター!!!!!イントロから大好物です!!!!(泣)
・「そう!independent bad city〜♫」ってちょっとどういうことかよくわからないんだけど、刑事ドラマ主題歌の出だしっぽくてイイ 笑
・間奏の乱れ打ち!って感じのヒューマンビートボックス∞、超かっこいいな〜〜〜!ライブ楽しみだな〜〜〜!音数減らして引き算してるのに、こういうのちゃっかり詰め込んでくるセンス大好きですよ。特にHBBからサックスに流れ込む瞬間はライブで聴いたら間違いなく昇天。サックス×真太郎(Dr)がズン!ダン!ズン!ダン!やってる間中、白目剥いてると思う。ていうか、この曲全体的にDrが好き!
・サビの後ろで控えめに「ヘーイ!」って叫んでるおじさんがいるの何、2番後のひと回しだけすごい前に出てくるの何。しかも、お風呂で叫んでるんかってくらいリバーブ強め(=好き)
∞「生きる意味なんてあるわけないじゃん!」
おじさん「ヘーイ!」(小声)
っていう合いの手面白すぎでしょw
・「生きる意味なんてあるわけないじゃん」これね、そこらへんのパリピが言ったら、もうホント救いようもないほど薄っぺらい発言なんだけど、TAKUYA∞が歌った途端、軽やかな歌いっぷりと裏腹の重みよ!誰よりも「生」と「死」に向き合ってきたタクヤパイセンが、その果てにたどり着いたUNSERなのだもの・・・この曲調で言う!?って思うけど、あえてこの曲調に乗せるのがアンバランスな彼らなりの「歪(いびつ)なバランス」なんだろうね。つまり最高。
・生きる意味なんていう重過ぎるテーマは、時にこんな軽いノリで言い切ってもらった方が救われる時ってあるんだよね。
・「行け」「やれ」「愛せ」「言え」って命令形なのに「辞めたいなら」だけ「辞める」なんだよね。誤植かと思ったけど、TAKUYA∞はっきりそう歌ってる。迷ってるなら背中押すゼ!っていうスタンスなんだけど、「辞める」に関しては「誰かに言われてじゃなくて己自身で決めろ」っていうメッセージなのかな、と。
そして1番と2番両方に出てくる「愛したいもの愛せ」ね。大事なことなので二度言いました、ということでしょうか。
・更には、最後
行きたいように行け→どこへ行っても良いはず
やりたいようにやれ→何をやっても良いはず
辞めたいならやめる→いつ辞めても良いはず
愛したいもの愛せ→誰を愛しても良いはず
言いたいこと言え→傷ついても良いはず 傷付けても良いはず
お気づきでしょうか、この変換(;_;)いつだって人を傷付け傷つけられるのは「言葉」。それを死ぬほどわかっているTAKUYA∞だからこそ、あえてこんな表現するんだろうな、と。
もうこういう細かいこだわりが大好き。
5.stay on
「進んで好きなもの身に纏って 天使が黒い服を着たって良い」
・誠果さんの新境地、so saxy!!これはライブで聴くのが一番楽しみな曲かもしれない。このビート感に身体揺らすの絶対気持ちいいし。
・突然のwow wow wow でグレイテスト・ショーマン始まるかと思った。
・「ゴー!ゴー!ゴー!ゴー!ゴーボーボボー◎△$♪×¥フォ-----ウ!!○&%#?!」って「TAKUYA∞さんが途中からロボットに乗っ取られてバグりました!」みたいなやつ、すごいUVERらしくて好き
・むげちゃんの「ワッサ!」(ホイサッサ!と続けたくなるこの感じ!伝われw)
・avaco studio MVのカッコ良さに震えた・・・・
6.First Sight
「何年先も 何度も恋に落ちに 初めて会いに行くよ」
・鳴ってるサウンドはすごく今っぽいのに、どこか懐かしさを感じる不思議な曲なんだよなー。
・ギターソロ、すっっごい「彰」だよね。当たり前のようにそこにいて、存在感大き過ぎて、最後に急遽入れただなんてにわかに信じ難い。大好きなタクヤくんにまた無理難題言われて、追い込まれた末、眠い目こすって生み出したものだなんて!信じられる!?
・Aメロの背後に人のうめき声ともシンセ音とも判別つかないような不思議な音が繰り返し入ってるのが気になって仕方ないんだけど、こういう謎センスが相変わらずのUVERworldだな〜、と。
SHOUT LOVEのサビ前の"Shout Love!!!"(おじさんの雄叫び)みたいな「なんでそこに入れた?最高だね!」なやつね。
・素直に聴いたら、すれ違いの生活を送る男女間の恋愛の歌なんだけど、もっと普遍的な愛の歌にも取れる。すぐ「私のことでしょ!?私とのこと歌ってるんでしょ!?」って脳内変換する私みたいなハッピー野郎はUVERとファンとの間のラブソングにも感じました。
・だって「何年先も何度も恋に落ちて 初めて会いに行くよ」ってUVERのファン心理そのまんまじゃん。
7.ODD FUTURE
8.無意味になる夜
「死ぬまで応援するって言ってくれたあの子
居ないって事は もう死んでしまったのかも」
・マジ #dope
・リズム隊の音も、TAKUYA∞の歌唱も絶妙にゆるく気だるい空気醸し出しててめちゃくちゃ心地良い。UVERworldの新たな引き出し見せつけられた感じ。こんなゆるくて気だるいUVERworld未だかつて無くない!?
・TAKUYA∞という人間の生き様を知っていれば知っているほどググッと心つかまれると同時に思わず声出して笑ってしまう、タクヤムゲンダismが詰まりに詰まった歌詞。「ハーブティーがドンペリを超えたあたりで」とか、TAKUYA∞の事よく知らない人からしたら何のこっちゃでしょ笑
バカみたいに真っ直ぐで本気で不器用で。そこに振りかける「お茶目」と「皮肉」と「破天荒」というスパイスで人を虜にしちゃう天性の人たらしよね。
・曲を通してじわじわくる皮肉とちょっと意地悪な表現が小気味良いのだけど、個人的には「半分は幸せな姿が見たそう その半分は少し不幸も見たそう」もお気に入り。前のめり過ぎて激アツな感情が先行して視野角が8度くらいになってるんじゃ?と思える瞬間もあれば、妙に俯瞰的客観的ニヒリスティックに自分の置かれている状況を見てるような瞬間もあって不思議な人なんだよな〜。
・この手の歌詞って「TYCOON」までのUVERだったら「誰が言った」「PRAYING RUN」みたいな曲調で表現していたのかもしれないけど、このゆる〜いノリで表現しちゃうのが一皮剥けたUNSERUVERなんだろうな。シュールだよね。
9.EDENへ
10.ConneQt**
「君のこと上手く愛せないくせに
好きになってゴメンね」
・つくづくTAKUYA∞はうまく行かない恋愛の方が良い歌詞書くよな〜と思う。(ラブリースゥイートベイベーな激甘両思いソングもむげちゃんらしくてイイんだけどね 笑)
・私の中では「SHOUT LOVE」と同ジャンルの最先端サウンドのオシャレラブソング。
・実は無限リピートするほど好きな曲ってわけじゃなかったのだけど、ROB THE FRONTIERのカップリングで入ってた沖縄ライブverがとても気に入ってる。
11.OXYMORON
「矛盾してて良いんだよ 生きてる間に生まれ変われ
迷わない事が 恐れないことが 間違わないことが 強さではない」
・この浮遊感?ちょっと宇宙っぽい感じ?大きい会場で凄く映えるサウンドだと思うんだよな〜。ぜひコズミック感のある照明にしてほしい!というわけで東京ドームでこそ聴きたい一曲。私はきっと泣いてしまう。
・「One Last Time」のASMRむげちゃんに興奮していたけど、実はこの曲もメインVoの背後でanother むげちゃんがビリーアイリッシュみたいに耳元でずっと囁いてくれてるんですよね!LOVE
・「生きてるうちに生まれ変われ」っていうフレーズとTAKUYA∞の歌い方、鳥肌立ったな〜。
・逆説表現(「撞着語法」なんていう言葉あるんですね!)が好き過ぎてブログ一本書いちゃった私にとってどんなお歳暮よりもありがたいギフトだったこの曲。一曲にこんなに詰め込んだら向こう8年くらいOxymoronの在庫切れないんですか、本当にいいんですか、TAKUYA∞さん(涙)
12.One Last Time
「一度愛したものを 誰よりも強く深く
真実はどうあれそう思い込めるならそれだって才能」
・私の中ではUVERのこれまでの進化の延長線上にあって、私のUVERの好きポイントをグツグツ煮詰めたような曲。イントロからアウトロまでナノセカンド単位で全てがパーフェクト。なんだかんだで好きなんだな〜こういう曲。
・イキりの教典みたいな清々しいまでの「イキリリック」🆕🆒
「名は体を表す ならば俺は「無限」だ」
もうこんなことあの目ヂカラで言い切る40歳目前オジサン他にいますか?
あ〜〜〜〜〜〜好きだよ〜〜〜〜タクヤムゲンダイ〜〜〜〜〜
これ、男子高校生とかが言ってたら「あらあら、若気のアレですね」って目を細めてしまうのだけど、TAKUYA∞さんの何が怖いって、こんな言葉がマジで似合ってしまうこと。
「そうです、あなたは無限です(真顔)」ってなってしまうこと。
・通勤電車でイヤホンで初めて「カミノサイ…🔞ハイ…🔞デハ…🔞ナハァイ……🔞」を聴いてしまった時の私の気持ちを8万字以内で述べよ下さい!?とりあえず白目剥いて顔面崩壊する気がしたのでそっと目を閉じました。
・このサビ前にASMRタクヤ持ってくる発想はとても天才だし、狡い。バンドマン達みんな「やられたぁぁぁぁぁ!!!!!」って地団駄踏んで悔しがってると思う。
・「全ては神の采配ではない」さ…「あらゆるものに抗うTAKUYA∞」がついに神にも抗い出した!ってただでさえ痺れてしまうのに、こんな耳元で囁いたら、狂気に支配された爆発寸前のサイコ感あってゾクゾクする!!
可能性は無限だ オメェとはちげぇんだ
やってやる直感 木っ端みじん ごっつぁん
待ってんのが順番 今更恥じんな
元からダセェんだ 分かるか?やってみせろそこのドヤ顔の坊ちゃん
ヒィーーーーーーーwwwwww(引き笑い)
怒涛のイキリリック猛攻撃、坊ちゃんに痛恨の一撃、トドメを刺したーーーーー!!!!!(ジョンカビラ口調で読んで)
ドヤ顔の坊ちゃん震えて縮み上がって再起不能だわ、これ。
ハンッ!おととい来やがれよ、坊ちゃん!(タクヤパイセンの背後で震え声で叫ぶ舎弟)
・「一芸に秀でて One Last Time」
It’s gain and heat dead endワンラストタ〜イム
みたいに日本語が英語に聴こえて英語が日本語に聴こえる不思議過ぎる逆転現象。
・しかし「一芸に秀でてone last time」って何だろうこの声に出して読みたい日本語(+英語)。パンチ効いてる。
・全て出し切ったと思ったのに最後の最後に「ヒッ!と泡(一泡)吹かせに行こう 一つで良いずば抜けろ Say oh!」なんていう語感点、イキり点、名言点、癖強点、強烈点・・・全てにおいて満点の隠し球用意して待ってるTAKUYA∞さんはやはり「無限」だ。(確信)
ここまであふれる想いを抑えて、皆様の読みやすさのためになるべく短く…に徹してきた私ですが、この曲に関しては無理でしたごめんなさい。お詫びして・・・訂正する気はサラサラありません!
13.ROB THE FRONTIER
14.GOOD and EVIL
ダメだ・・・もうダメだ・・・One Last Timeでエネルギー使い果たして感想を書く余力が残っていない・・・
だけど、TAKUYA∞・・・これだけは信じてくれ・・・私はこの曲が大好きなんだ。ライブでのあなたのユーノウノウノウ納豆混ぜ混ぜモーションも含めて強烈に愛しているんだ。どうやったらあんな動きが生まれるんだ。何なんだ。ファンにそっぽ向かれた曲みたいに思い込むのやめてくれ・・・好きなんだ、信じてくれそして・・・電話番号を・・・教えてくれ・・・・・
15.UNSER
・これ元々オープニングにしようと思って作った曲らしいけど、ラストに持ってくるの斬新でイイね。futureというワードが連呼されるので、この先のUVERの未来を予感させてくれるし。("this is how UVERworld does it now"って、今からUVERworldやったるぜ〜!みたいな歌詞はやっぱりオープニング向きなんだろうけど 笑)
・一瞬ジブリみたいな癒しワールド広がるの、なかなかにクレイジー感あって好きです 笑 彰くん、さすが!