新橋寄り銀座の恋の物語②
女は本能的にインチキを嫌う
新橋寄りには違いないが、国電有楽町(新橋寄り銀座)ホームで、「新橋寄りだが一応銀座のダンサー松子に惚れられたのはなぜか?ましてサキタは脂で光った詰め襟である。よれよれのトレンチコートを着ているし、顔も体も大きいから近寄りたくはないけど、それでもなんであんな美人のダンサーが惚れたのか、不思議だ。
理由はソフトバンク破綻?の経緯が分かりやすい。
ある若者がソフトバンク倒産??に関して薀蓄を語っていた。かれは哲学者なのに、経済学者そこのけの、金融ジャーナリストはだしの原稿を書いている。
でも、85歳にもなって、最底辺の私には不満足である。
「また嫌味いうけど哲学的じゃないよ。ただヘタな経済学者も逃げるな。凄いな。経済学者にカンバン変えたら?ところで、いま最大のインチキは、年次決算主義だね。見栄えさえよければいい。決算万能。その為にインチキもする。その為の厚化粧」
「でもさ。大根もカボチャも見栄えじゃないよ。果実は汗と努力と天候のたまもの。天候は人間にはどうにもならない。つまり今も昔も人間は汗と努力と神ヘの感謝(神などいないけど)で生き延びている」
「でも、もうやばい。コロナ以降経済は大混乱する。経過的に人類は半減する。でも黒川さんじゃないけど、農業やって100万円、デイトレやれば10億じゃ、やっぱそっちに目が向くよね」
「そこを旧式に切り替える、再順応化させるには哲学が必要だよ。あなたの専門じゃない?頑張って下さいよ」
日本が負けたのはね、まあいろいろあるけど、原因の一つに陸海軍に伝統的な員数合わせ主義がある。しらない?そう。週末には内務班班長殿がきて、武具装備の点検をする。靴下一足足りないとビンタだ。
「歯をくしばれえ。天皇陛下様が下された靴下が一足たりない。気が緩んどる。これから愛国心を注入する。愛国心注入棒を叩きこむかから、ケツをだせ」
こんな感じで、尻が腫れるほど、叩かれる。これで靴下一足出るかねえ。
わわば検品主義、点検主義、決算主義、数さえあっていりゃいい。決算が良ければいい。その為に員数合わせをする。ソフトバンクも結果的にはきっと、こんな感じなんだろうなあ。
せいいっぱい努力しても追い付かない。ファウンドの株価が下がる。自社株も下がる。借金までして自社株買い支える。そんなインチキ誰が好きになる?
先行き倒産だな?でも余波が大きすぎる。
その点サキタは違ってた。口癖はこうだ。善いことはこっそりしろ。悪いことは堂々とやれ。う~ん。明治風だな。
その謎は、また、次の機会に、ね。
満85歳。台湾生まれ台湾育ち。さいごの軍国少年世代。戦後引き揚げの日本国籍者です。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び頑張った。その日本も世界の底辺になりつつある。まだ墜ちるだろう。再再興のヒントは?老人の知恵と警告と提言を・・・どぞ。