淡谷のり子 夜のプラットホーム

むかしのプラットホームは暗かった。ホームの脇では秘かに女性が泣いていた。出世兵士を送る夜だったり、戦後は都会へ働きに出る若者を送る彼女だったり。ホームは蒸気機関車の蒸気でいつも濡れていた。出発の前には銅鑼が鳴り別れの曲が流れた。汽笛一斉テープが何本も投げられた。いまのプラットホーム?う~ん、ノートかな?

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