Netflixのおすすめいくつかpart.3
・シカゴ7裁判 The Trial of the Chicago7
すごかったです。
ベトナム戦争への講義運動を主導したいくつかのグループのリーダーが逮捕・起訴され、その裁判の行方を描いた実話に基づく映画です。・・・ということが、その事件を知らなかった私でも最初の数分で理解できるようにできています。
とにかくテンポよく進んでいくのであっという間に見終わりました。
マイケル・キートン始め、たくさんの有名な俳優も出てきます。
こういう歴史的な事件でも知らないものもたくさんありますよね。でもこうやって映画を通して知ることができることがとてもありがたいです。
https://www.netflix.com/search?q=シカゴ&jbv=81043755
・マ・レイニーのブラックボトム Ma Rainey's Black Bottom
ジャズが好きなのでこういう音楽系の映画やドキュメンタリーは欠かさず見ています。この映画はジャズ・ミュージシャンのブランフォード・マルサリスが担当しているということで、早速見てみました。
当時の黒人に向けられる待遇や冷たい視線、それに果敢に対処するマ・レイニー。
とても厚かましくて強いマ・レイニー。見ていると、その厚かましさが生まれる訳が分かってきます。そうせざるを得ない、1920年代の黒人で女性のミュージシャン。人気を博しながらも、決して自由には生きられない、その理不尽さ。その気持ちがひしひしと伝わってくるようです。Viola Davisすごいです。
レヴィー役のチャドウィック・ボーズマンが亡くなったとは。。あぁ、、、亡くなったんだったなぁ、、と作品とは無関係に胸が締め付けられました。
・内なる声が語ること Giving Voice
「マ・レイニー・・」を夫と一緒に見ていたら、演劇が元になってるのかな?と一言。確かに・・と思って調べてみたらかなり有名な劇作家オーガスト・ウィルソンが書いた戯曲でした。アメリカでは知ってて当たり前なのかな。。知らなかった。。勉強しなくては・・と痛切に感じました。
この「Giving Voice」は2018年に開催された第10回オーガスト・ウィルソンの作品のモノローグ・コンテストに全米から参加した若者たちを追ったドキュメンタリーです。
才能ある若者たちを追うのと同時に、オーガスト・ウィルソンの作品がブロードウェイにとって、そしてアメリカの黒人にとってどのようなものであったかを彼の作品を演じた俳優、デンゼル・ワシントン、ヴィオラ・デイヴィス、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンなど関係者が語っていく構成になっています。オーガスト・ウィルソンのインタビューも度々流れます。
オーガスト・ウィルソンが戯曲を書いていた頃から時代は流れ、社会は変わったかと思われましたが、それがまだまだ続いている、ということに気付かされた2020年でしたよね。あの運動で多くの人がいろんなことを考えたと思います。
ここに登場する若者は、みんなそれぞれ苦労して、勉強して、練習を重ねて挑戦します。その姿がかわいくて愛おしかったです。
ニューヨークでの決勝では本当にすごい演技を見せてくれました。
優勝者の演技はめちゃくちゃすごくて、演劇、もっと見たい!って思いました。
感動しすぎて泣きまくりました。2回見ました。また見たいです。
・クイーンズ・ギャンビット
天才少女の話。
不遇な少女時代を送るものの、チェスに出会って人生を自分のものにしていきます。
養子に取られた先の奥さまがいい味でした。本当の母親ではないものの、次第に心を許し合っていく様は心に残りました。
薬物依存・アルコール依存と戦いながら女王の座を目指す。また、その過程ではたくさんのチェス仲間に囲まれていきます。
一匹狼的な彼女ですが、たくさんの仲間の助けを受け入れながら勝ち進んでいきます。
友達想いな部分もあり、友人に付き合ったために決勝に遅れてしまうエピソードも人間臭さが漂います。
女王っぽさと少女っぽさ、いろんな面があって、しかも美人でお洒落!で、この人の魅力に引き込まれていきました。
まだまだ、、見たい作品がてんこ盛りです。
見た作品で、紹介し切れていないものたくさん。
お正月休みは終わってしまいましたが、また素敵な作品に出会ったらこちらで紹介しますね。