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跳ねる跳ねないについて語ります〜その9〜


昨日は大変失礼いたしました。自分で探せは乱暴でした。今後は言い方に気を付けます。
自分で探しましょう。さて。

セッションに行ってピアニストがずーっとピョンピョン跳ねた、三連系のフレーズばっかり弾いている人がいたとします。実際にいます。結構多いです。どうやらそう思い込んでいるみたいです。その思い込みをぶっ壊す事こそが、そのプレイヤーにとってのジャズの世界を広げる事に直結していると、僕は信じています。

って言ってる僕もいろんな事を、いろんなレベルで思い込んでしまっています。気付いていないって事なので、自分では治しようがない。実に厄介な事実です。

アドリブソロはコード進行に沿って弾くべきだ。と言う思い込み。
Fm7の次はB♭7だ。と言う思い込み。
ドリフターズは5人だ。と言う思い込み。
食パンには耳がある。と言う思い込み。
米はしっかり研ぐものだ。と言う思い込み。

あらゆる思い込みから自由になった時、そのフレーズはきっと跳ねてはいないと思います。
じゃあどうやってそこに気付いたらいいのか?

やっぱりどんどんいろんな人と一緒にやってみる事が大事だと思います。
一緒にやって、セッション会場にいる一番上手い人に聞いてみてください。一番上手い人が誰かよく分からないようなら、明らかに自分より上手い人で、一番話しかけやすい、一番話しかけやすそうな人を一生懸命見極めて、話しかけてください。

どうしたらうまく演奏出来るでしょうか?と。

おっと、話しかける前に、その人の演奏をよく聴いてみましょう。
その人の演奏は跳ねていますか?ずーっとピョンピョン跳ねているなら、その人ではない。
ジャズはもっと落ち着いて、だんだん増える風呂桶の水のように君のハートを掴む。
だからお願いです。
セッション会場に行きましょう。
自分からドアを開けて、知らない人の前で現在の最高の状態のあなたを披露しなきゃ。
今の自分が思い込みでガチガチに凝り固まっているなら、健全なセッション会場の誰かがきっといい方向に導いてくれます。

思い込みは、自分でぶっ壊す必要があります。また明日。

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