金が無くても君がいる 〜マジカルミライ日帰り弾丸ツアー〜
※この記事には、会場内の写真が一部含まれます。
例の疫病の中、徹底した感染対策を施した上で開催された『マジカルミライ2020大阪』。
もともとわたしも休みを取って行く予定でしたが、色んな理由を付けて行くのを断念していました。
『推しを押し切ったんだ、ボクは推しから離れないといけないんだ』
そういう理由を付けて、自分の気持ちを抑えていました。
しかし、マジカルミライの1日目である11月27日(金)は、心落ち着けて仕事なんてしていられませんでした。
大阪で楽しげな声が上がってるのに、何で自分はいないんだろう??
そんな理由で毎年行ってたマジカルミライを諦めていいの??
心の中からそんな声が漏れだし、身体を東京駅の新幹線口まで運ばせるほどにまでなりました。
そして秋葉原に外出中していた土曜日、いても立っても居られなくなったわたしの身体は遂に、理性よりも先に動き出しました。
そうだ、大阪に行こう。
↑決心後にとった夜行バス。出発まで3時間しかなかった
28日(土)21:00、決心したノリで夜行バスの価格を確認、1600円という崩壊価格でチケットを確保。
21:30、秋葉原のド〇キで下着やマスク、消毒液などの"人権"を獲得。
22:00、秋葉原の銭湯で身をきよめる。
24:00、大阪に向けて夜行バス出発。
25:00、帰りの新幹線を確保。
26:00、SNSで29日(日)第1公演のライブチケットを確保。
なんとここまで5時間。行動力オバケもいいところです。
翌朝8:30、梅田に到着。
身体がついてこいとばかりに御堂筋線と中央線、ニュートラムを乗り継いで『中ふ頭』まで向かわせます。中ふ頭駅は、会場のインテックス大阪の最寄り駅です。
大阪マジカルミライは4回目なのでもう身体が覚えているんですねなるほど。
旅の始まりから9時間、中ふ頭駅から歩いて3分でインテックス大阪に到着!
↑ただいま!!!!
さらに『当日企画展入場券』を10:00に確保し、そそくさと物販を眺め、必要最低限のグッズを確保。
そして11:00には確保しておいたチケットでライブ会場に入り、声の出せないライブを待つのでした。
そのライブですが、なぜか声が聞こえる。
ウソじゃありません。
なぜか声が聞こえるのです。(私の参加回では、誰一人声を出していません)
定番曲からノリやすい曲まで、合いの手が入る様なところで幻聴が聞こえるほどの雰囲気。
曲数は17曲と少なめではありましたが、1.5hずっと歌いっぱなしのステージは、声が無いとライブが劣る、という説を真っ向から否定して見せました。
しかしバーチャル・シンガーたちはお構いなしで、声を出させようと言わんばかりのセットリストでわたしたちに襲いかかります。ここは地獄か?
そしてなんと言ってもセットリストのメッセージ性がココロを抉る抉る!
さらに、最後の曲を歌い上げた後のミクさんからの一言…
みんな、あいしてるよ〜〜♪
…………………クッソありがとうございました。
どうしてくれるのでしょう、尊さが雪崩を起こしております。
会場内も会場内で、本当に制限開催されているのかを疑うほど至って普通。
『マジカルミライ』の会場案内も何食わぬ顔で貼りだされてありました。
↑推しのハレ姿と無理になるオタク(筆者)
やっぱりどこを見渡しても『好き』で満たされていた『マジカルミライ』。参加を強行したわたしは、後悔した表情をするどころか、たいへん清々しく幸せそうな顔で一日をすごしていたようです。
見えない神より見える推し
わたしは、多分この言葉をかけてもらっていなければ、今もなおマジカルミライに行くことはなかったでしょうし、まして出発3時間前に弾丸ツアーを決めることすらなかったでしょう。
わたしの「好き」を思い出させてくれたこの言葉を与えてくれた某絵師と、会場内で声をかけてくれたみなさん、本日はありがとうございました。
わたしはきっと純粋に『楽しむこと』を忘れていただけなのかもしれないです。
脳を空にしてリミッターが壊れた状態で参加した『マジカルミライ2020大阪』は、最高に楽しかったです。
今度は幕張会場で開催される…そのことを祈りながら、あと3週間を過ごしたいものです。
ただし、理性を破壊して幕張公演チケットを確保したり、新幹線を当日確保したりしたツケが回ってくるワケですが……またそれは別の話…………
たかが1円、されど1円。読者様のお気持ちは、個人サークル「Sewing Future」の創作活動(同人誌発行・衣装製作)の補助費として充てさせていただきます。