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【スイス安楽死】日本人が安らかに眠りたいなら現状『スイス一択』(2024年9月時点の最新情報)

日本人(外国人)でも安楽死が可能な国と言えば
『スイス』というイメージが最近はすっかり定着したように思います。
スイスの安楽死史は、1942年に元々あった(安楽死談義とは全く関係ない)法律を根拠にして、1982年『エグジット(Exit)』という初めての安楽死団体が設立されたところから始まります。
 
スイスには安楽死団体が7つ程あるのですが、日本で有名なのは、1998年に設立された『ディグニタス(Dignitas)』、そして2011年にそこから分離して独立した『ライフサークル(LifeCircle)』でしょう。ライフサークルはTV報道により日本ではお馴染みの団体ですね…ただ残念ながら2022年新規受付は終了しています。

TBS報道特集 『安楽死を考える』
※会員数が62人とありますが、たぶん今は100人ちょっと
フジテレビ ザ・ノンフィクション 【私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~】より ※女性のX(旧ツイッター)アカウントは@mahomelc
多くの日本人の涙を誘いました

その他、ディグニタスの元コーディネーターだった人物が、2019年に『ペガソス(Pegasos)』という比較的新しい団体を立ち上げ、徐々に知名度を上げつつあります。
 
とりあえず安楽死・初心者の方は
・1982年『エグジット(Exit)』:国籍は問わないが対象はスイス在住者のみ
・1998年『ディグニタス(Dignitas)』:国内外が問わず誰もが対象
・2011年『ライフサークル(LifeCircle)』:同上
・2019年『ペガソス(Pegasos)』:同上
の4団体を覚えておけば話題についていけると思います。
『国籍を問わない』という点では、他にも『Exit international』『The Last Resort』がありますが、これはかなり特殊💦だったりするので、別回にて取り上げたいと思います。
 
利用者の伸びは、この通りです。

年々増えていますが
国内での利用者は1000人』
『外国人は500人ほど
…の割り合いで、スイスでは現在1年間に約1500人の方が安楽死をされているというイメージで良いでしょう。
2022年は1594人という報告を受けています。
日本人がスイスで逝くとしたら外国籍も受け入れている、先ほどあげた『ディニタス』と、あと『ペガソス』という団体2つになっています。
 
ちなみにスイスには『安楽死制度はありません』。つまり国家として『法制化はしていません』。ドイツの記事で触れたように『安楽死・代理店方式』です。

一度『国家システムとして法制度化』する案が出て、国民投票が行われましたが、反対多数で否決されています。
初心者の方には「ちょっと何言ってんのか分からない」…かもですが、オランダやカナダのような『医療の仕組み』からは少々『外れた存在』というのは頭の片隅に入れておいてくださいね。
だからこそ、スイス国民以外の人々(外国籍)の受け入れも可能となっています。


『安楽死』といえば『スイス』と表現できるほど、話題に事欠かない終末期医療テーマなので、今後も様々な動向を紹介していきたいと思います。
スイス安楽死に関しての再生リストは⇩になります。

ありがとうございます。

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