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【インド 安楽死】安楽死制度は未成立…2018年にようやく消極的安楽死(尊厳死)は認可 …ヤバすぎる国か💦

インドは2018年3月、最高裁判所は消極的安楽死(日本でいう尊厳死)を認める判決を出しました。
※尊厳死:『寿命がゆえの治療の中止・差し控え』
     平穏死、消極的安楽死、残酷な延命治療はしない

引用元です⇩

切っ掛けは1973年にまでさかのぼります。ムンバイの病院で働く看護師さん『アルナー・シャーンバーク』さんが、男にクビを絞められながらレイプされ脳死状態となりました。このとき彼女はまだ25歳でした。

アルナー・シャーンバーグ(25)

彼女はその後なんと30年以上も脳死状態で生かさせられ続けました。それに見かねた勇気あるジャーナリストが最高裁に
「尊厳ある人生を生きる権利が侵害されている」
として最高裁に訴えました。
2011年に最高裁は安楽死の訴えを棄却しましたが(いや棄却するんかい💦)、消極的安楽死のガイドラインを作ることを約束するのみに終わりました。
アルナーさんは2015年に肺炎によって亡くなりますが、その後、冒頭で申し上げた通り2018年にやっと消極的安楽死(日本でいう尊厳死)の合法化を決定しています。


まぁ、なんとも遅いですね💧
私はインドの宗教や庶民文化、終末期医療についてはリサーチ中なのですが、ここまで放置できるのは、なんとも言えない『胸糞悪さ&エグ味』を感じてしまいます。
2018年に尊厳死が認可されたものの、
果たして現場レベルで本当に実施できているのか?
…それすらも非常に疑わしい感じですね。
インドや周辺の国々の終末期医療のテーマについては今後も追っていきたいと思います。
 
ところで安楽死とは別に、消極的安楽死尊厳死などの言葉が飛び出していますが用語の意味が分からない方は、是非ともこちらの2つの動画を参照してください。
この動画を見てもらえれば安楽死うんぬんのテーマは完璧に理解できるようになっています。

チャンネル登録は不要ですから動画だけでも御覧なってくれたら嬉しいです🙏

【前編】

【後編】

ありがとうございます。

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