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「北陸の銀閣~富山県黒部市・松桜閣」
北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅のそばに富山県初代県令・国重正文の元私邸である松桜閣はあります。
近江八景を模した回遊式庭園が壮観であると同時に「北陸の銀閣」とも呼ばれる数寄屋造りの建物があります。
当初は富山市内に建てられたものを黒部の豪農西田豊二が購入し1891(明治24)年に移築したものです。その後、曹洞宗天真寺のものとなり、整備されました。
明治時代の日本家屋は、きちんとした保存がなされていないと朽ち果ててしまうものが全国各地に存在しています。この松桜閣も2008年から約3年かけて復元修理を進めていました。
住まいとして使用されていた珍しい楼閣数寄屋造りの邸宅、細い柱と低い天井が特徴的であり、完成されたフォルムに魅了されます。
貴重な文化財を復元保存する地域の取り組み、北陸新幹線開業に合わせて観光コンテンツとして創出していくこと、見習うべきことが沢山ありますね。
黒部宇奈月キャニオンルートの開業に合わせて、もっともっとブレイクして欲しいものです。
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