昭和レトロが懐かしい"レトロ横丁_ EarlyAccess 0.377"を歩く。【VRChatワールド紹介】
今回訪れたのは、BooBot氏作のワールド
”レトロ横丁_ EarlyAccess 0.377”。
昭和の粋な部分を詰め込んだ世界観だ。
木造建築の中にある飲み屋街という少し変わった構造をしている。
ワールドに入ってすぐ、焼酎を飲みたくなるような音楽が流れ始めた。
リスポーン地点の近くに掲載されているクレジット。
黒板風でワールドの景観と調和している。
レトロな広告があちこちに貼られている。拡大した画像はのちほど。
招き猫とたばこ。銘柄に見覚えがある?…気のせいだろう。
部屋の一つから人の声が聞こえたので、中に入ってみた。
レトロなラジオから聞こえていたようだ。
ワールド製作者のBooBot氏の肉声が
昔のラジオ放送の雰囲気を再現しながら再生されている。
こういった遊び心がツボに入る人は多いと思う。
赤いベンチ、灰皿と吸いかけのたばこ、小さなブラウン管テレビ。
ここは喫煙室なのだろうか。
整然と並んだレトロポスターたち。
ヘプシコーラとヤルピスは飲んでみたい。
駄菓子屋もあった。
キャベツの彼は、見ないうちにずいぶんとやさぐれてしまったようだ。
カプセルトイ(ガチャポン)と瓶入りのドリンク。
画面上部の「ゴガゴーラ」が気になって仕方がない。
隣には青い暖簾の串カツ屋。
ジューっという油の音と煙が食欲をそそる。
招き猫が抱いているのは「大人」の文字。
そう、ここは大人による、大人のための世界なのだ。
カウンターの裏側へ。
串カツの調理風景を見ることができる。
赤い暖簾のラーメン屋。
醤油ラーメンのようだ。
ちなみに、東京でラーメンといえば醤油ラーメンのことを指すらしい。
何も知らない九州生まれや北海道生まれは、
東京でカルチャーショックを受けるのだ。
業務用ビール樽が積まれている。
続いて、橙の暖簾の焼き鳥屋。
ジューッと肉の焼ける音。立ち上る煙に涙を流しながらも、アツアツの焼き鳥を頬張る瞬間。そしてそこに流し込まれるキンキンに冷えたビール。
想像しただけで今日も一日頑張れそうだ。
白い暖簾のおでん屋。
寒い季節には食べたくなるおでん。
守るべき日本の伝統だ。
懐かしいタイプのアイスケース。
今でも、地方の道の駅などで現役だ。
衛生を呼びかける標語。
バイオコーヒーに人造牛乳。何だか危険な香り。
人造バターと謎肉入りカレー。
数秒で治すらしい「キズナオール」。
何が数秒で治るのかを明記していない点がかなり怪しい。
擦りガラスのように見えるスクリーン。右のスイッチで鏡を起動できる。
奥の一角には赤い鳥居と祠があった。
稲荷神社のようだ。
ここでひっそりと、呑んだくれたちの暮らしを見守ってきたのだろう。
最後に、二日酔いしませんように…とお祈りして散歩は終了。
感想
クスッと笑える演出、小ネタがたくさんあってとても楽しいワールドです。昭和生まれでなくとも、不思議と懐かしい気分になれます。特に、ワールドの至る所に貼られているポスターや、駄菓子・たばこの銘柄など、終始吹き出しながら散歩していました。素晴らしい作品です。このワールドに人がいるのを見たことはないのですが、日本人の心をがっちり掴める世界観なので、訪れたことのない方はぜひ足を運んでみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?