失敗から学ぶ育児
今日わたしは爆発した。
威嚇するように大きな音を立て、トゲのある声を大きく出した。
こんなにも子どもの心にダメージを与える行動を何故したのか。
原因は〝子どもを想って〟〝良かれと想って〟です。
信じられないだろうが事実です。
わたし自身がなりたくないと思っていた大人の行動をわたしがしていたのだ。
ショックですが事実なんです。
なぜこんな事が起きたのか。
反省と次回の解決策を見つけるためにも書いていきたいと思います。
ことの発端は、わが家の長子が夜ご飯中にうんちをしたことからはじまる。
珍しく長子がご飯を早々に切り上げてうんちをし始めました。
ソファに突っ伏しながら1人で「うーん、うーん」といきむ姿がとても可愛い。
「可愛い!」と愛でたくなるし、「頑張れ!」と応援したくなるしとにかく何かとかまいたくなってしまいます。
しかし、うんち中にちょっかいかけられるのっていい気しないですよね。
長子ももちろんうんち中に構われるのが嫌いなのでそっと見守ります。
しばらくして、うんちが終わった合図のおしゃべりと遊びがはじまったので、「よく頑張ったね、オムツ替えようか。」と声をかけました。
しかし長子の答えは「いや!」
いつも替えさせてくれるのに今日に限ってどうしたのでしょう?
わが家はいつも夜ご飯のあとにお風呂なので、替えたくないならそれでもいいんだけど、、、。
なんだか雰囲気がいつもと違う。なんだろう?
そういえば、今朝お尻周りが赤くなって拭くと「いたい!」って嫌がってたな。
さっきも「かゆい」って言ってたし、、、、
もしかして、お尻が荒れちゃってうんちを拭きとってほしくないのかな?
「お尻いたい?」と聞くと「いたい」と返事がくる。
なんだかお尻を隠してるようにも感じられる。
、、、そうか!
お尻が荒れて痛いんだ!!
たいへんだ!
うんちそのままにしてたら、もっと荒れちゃう!
早くお風呂に入ってシャワーで流さないと!
もう↑コレが1番の原因です。
「痛いのを早くなくしてあげたい」
「お尻のあれが酷くなるのを防いであげたい」
そう想って、急ぐ。急ぐ。
ちょうどご飯が終わったタイミングで気づいたので、そこからの片付けを大慌てで開始しました。
「今から片付けをして、ゴミ捨てして、お風呂の用意して、早くて30分後くらいにはお風呂入れるかな?」
と見通しをつけます。
「でも30分もうんちがオムツにあってお尻は大丈夫だろうか?
なるべく急いで少しでも早くお風呂に連れていってあげたい。」
その想いで頭がいっぱいです。
長子のお尻のことを考えて気持ちが焦ります。
しかし、わたしは大慌てで片付けをしてるのに、
長子は椅子にのぼってイタズラしてきます。
次子はおっぱい飲みたいと泣きだします。
夫は2階にいったきり降りてきません。
30分には終わるだろうと見通した片付けが全く進みません。
45分、1時間、、、もうお風呂に入れるのが何時になるのか見通しがつきません。
気持ちがどんどん焦っていきます。
最後の引き金がなんだったのか、
今はもう思い出せませんが、わたしの中で爆発が起こりました。
「もう、いやっ!!」
威嚇するように大きな音を立てて洗った物をおき、
トゲのある大きな声で夫を呼びました。
夫が慌てて2階からおりてきます。
長子が夫に「ままが、ぷんぷんして、かなしいの」と訴えます。
わたしは怒りや悲しみ、自己嫌悪でグルグルして上手く声も出せません。
やっとの思いで、「もうお風呂入れて」と夫に伝えます。
子どもたちかお風呂に入ってる最中、ずっと泣き出してしまいそうになりながら待ってました。
「なんでこんな事になってしまったんだろう」
「わたしは最低な親だ」
「このやりきれない気持ちをどうにかしたい」
こんな思いでした。
原因と解決策を見つけようにも、頭の中で考えていると上手くいきません。
自分の感情や昔の記憶がよみがえってきてなかなか上手くまとまらないのです。
でも、原因は最初書いたように、
〝子どもを想って〟〝良かれと想って〟
なんです。
わたしが勝手に先走って〝長子のため〟と頼まれもしない事をしようとして、上手くいかなくて爆発したんです。
誰も悪くないんです。
わたし1人で勝手に自分の首をしめて苦しんでたんですから。
長子のイタズラも、一緒に食器を洗いたくてやってたんです。
次子のおっぱいも絶対必要な事で怒ることじゃないんです。
夫も2階にいるデグーにエサをあげに行ってくれてたんです。
誰も悪くないんです。
じゃあどうしたらよいのか。
わたしを焦らせた原因の
「痛いのを早くなくしてあげたい」
「お尻のあれが酷くなるのを防いであげたい」
↑コレも間違いではないですよね。
では、どこが間違いなのか。
この焦ってたときの対処法が〝片付けを出来るだけ早く終わらせる〟だけだったのが間違いなんです。
長子の痛みをとって荒れが酷くなるのを防いであげたいなら、先にシャワーでお尻を流してあげる手段もあったんです。
それも長子がイヤというなら、もうあきらめてお尻が荒れて痛いことを体感してもらうのも1つの手でした。
夫に自分の焦っている気持ちを伝えて早めに2階から降りてきてもらうのも良かったかもしれません。
大きな音や声を出して子どもたちを悲しませてしまう前にできることはあったんです。
きっとこれからも今日のような事が起こるでしょう。
その時に、今回のような失敗をしないように解決策を覚えておきたいと思います。
子どもたちには笑っいてほしい。
安心できる家でありたい。
そうなれるよう日々精進していきたいと思います。