終末
大事にしたいことばかりが手をすり抜けてゆく
結婚したいのは誰のためだったか
自分のためだったはずなのに
いつの間にか自分の孤独を埋めるため
孤独を感じるのも他人と比較するからで
世間とズレないように
痛い人だと思われないように
世間体を守る事ばかり考えた結果
結婚から1番遠いところにいる
明日も1人
明後日も1人
何ヶ月何年経ってもきっと1人なんだろうと思う
どうすることも出来ない孤独感は
世間体を気にしすぎて相手のことを見ていないばかりに埋めることも出来ずに
日に日に大きく黒く歪んでゆく
相手は私を見てくれていたというのに
それさえも気づけずに終わりを迎える