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ガングロギャルはパンクロッカーであり、現代美術家であり、とにかくすごかったんじゃないか【無駄話#2】

継続を最大の目的にすると言っておきながら前回の更新からはや2ヶ月!

時がたつのが早すぎるのか、自分に甘すぎるのか、その比べられない天秤を見つめる日々が続いていますが、今回の無駄話のテーマは唐突ながら「ガングロギャル」に決めました。

というのも、けっこう前に「月曜から夜更かし」でやってたギャル特集をぼんやりみてる時にあるガングロギャルへのインタビューをみて、いたく感銘をうけてしまったことを思い出したからです。

なぜ彼女たちはあんな真っ黒に日焼けした肌とドハデなメイクに身を包んだのか。
それはカワイイの価値軸を勝手に「かわいい=美しい」ということから「かわいい=目立つ」にチェンジしたかららしい。目立てば目立つほど、派手であれば派手であるほど、良いという新しい価値基準。

まじかよ、やばすぎる、イーロン・マスクかよ。でもすごいゲームチェンジ。

突然ボクシングの試合で今から「強い」やつじゃなくて「目立つ」やつが勝ちでーすって言ってるくらいというのは言い過ぎだけど。

でもよく考えてみると、そもそも生まれながらに、聖子ちゃんみたいな顔の人なんて当たり前だけど数が少なくて、そんな人しかちやほやされない当時の価値観っておかしくね、というのは納得感があるし、そもそも生き方に正解なんてない多様性の時代にこそ必要な価値観のような気もしてかめはめ波くらったセルくらいふっとんだわけです。

「美しい」って価値観は人それぞれとはいえ、誰もが納得!って人の数は限られるけど、「目立つ」って誰にでもできるから、圧倒的に誰もがそれぞれの自分らしいやり方で可愛くなれちゃうルールだったんだなと。

彼女たちの中にも薄っすらとした記憶をたどるとガングロ(まあまあ黒い)よりもゴングロ(めっちゃ黒い)のがスゴイみたいな黒さでランクをきめるルールは存在していた気がするけど。

でも、すごい。
これってまじで突然便器をひっくりかえして写真とって「泉やで!」って美術界に殴り込んだデュシャンみたいな価値転換だし、世の中に反権威で不服従の新しいカッコよさをぶちまけたパンクロッカーだしセックス・ピストルズってことなのかと。

思い出してみれば、みんなまあこだわって個性的な髪色とかして自分らしいガングロを表現していたし、なんかそもそも世間とは違う価値軸でいきてるからTVのインタビューとかでもめっちゃタメ口で話してた記憶がある。

それこそいま大御所にも歯に衣着せぬ物言いする
タレントが共感を獲得して人気だけど、そういうスタンスの走りでもあったんだなと。

いや〜リスペクトが止まらない。と勝手に満足したところで2回めを勝手に終わります。

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