9年後のカンボジア旅行記 プノンペン前編スペシャルなスペシャルな。
「ぜんぜんあっという間じゃないっすよ!」シェムリアップからプノンペンまでのバスによる移動、その6時間を見知らぬカンボジア人と隣り合わせで過ごした男、シュウはそう言った。それはそうだろう。単純に考えても6時間は長い。6時間バカ話をしてあっという間と感じられるのはバカだ。ダイスケと竹内。バカである。
写真は途中休憩したところ。写っているバスがぼくらを乗せて走ったバス。見えにくいけど、登場口付近に足を失った人が座っている。カンボジアには内線の際に埋められた地雷が残っていて、それで手足を失う人がいまもあとを絶たない。地雷はそれを踏んだ人間の足を吹き飛ばすことが目的に作られている。殺そうとはしない。なぜなら、そうした負傷した人間を手当し、生活を支えるコストの方がダメージになるからだ。卑劣としか言いようがない。
休憩所。この時にシュウと席を代わってあげれば良かったと、帰国後に気づいた。
プノンペンは大都会。とにかくバイクがやたらと走っている。ビルも人も多い。それまでののんびりした雰囲気とは一変である。Made in Chinaの製品だけでなく、Made in Vietnamが増えたことと思う。最近ではMade in Cambodiaが多くなってきているはず。カンボジア、実はいま急成長している国なのだ。9年前からその勢いみたいなものは感じられた。
セントラルマーケットへ。とにかくなんでも売っている。本当にガチャガチャしたところで、人も多い。
プノンペンの空気は排気ガスとなにか香ばしい匂いの混ざりあった風。ぷらっと入ったデザート店は中高生くらいの女の子だけで、ひとりボスっぽい子が取り仕切っていた。
もちろんここでもアンコールビール。食事に関して言えば、美味しいものばかりだった。プノンペンは魚醤が云々と竹内が言っていたけど忘れた。竹内くんが唐辛子のようなものをバリバリ食べだすから、「辛くないの?」と尋ねると辛くないと答える。そこでシュウも試しにかじると、激辛でもだえ苦しむことに。ただシュウに食わせるために痩せ我慢をした男、竹内。意味がわからない。
バス降り場にも当然客を待ち受けるトゥクトゥク、ぼくらは最初に声をかけてくれたおっちゃんのトゥクトゥクに乗り、おっちゃんの案内するホテルへ。もうこのころには警戒心が無くなっている。安心したとかではなく、面倒になったのだろう。
ホテルからの景色。ホテルの部屋の写真もあったけど、どっか行った。次回貼ります。かなり広い部屋だった。
そして、トゥクトゥクのおっちゃんは部屋までぼくらを案内するとこう言った。
「スペシャルマッサージ呼べるけど、どうだ?(英語で)」もちろん、スケベな笑顔でである。スペシャルマッサージ!スペシャルマッサージってなんですか!?
今回はここまで!さあ、3人はスペシャルマッサージを呼ぶのか呼ばないのか?その答えは次回「プノンペン後編〜そして、プノンペンの風になる〜」で!
いろはす?DASANI。DASANI?