管理するより管理されたい

 どうも、自己管理の怠け者です。
 年始の宣誓からかなりの時間が過ぎてしまいました。書かなければと思いつつも中々行動に動かせず、かといってなにか他の生産的な事をしていた訳でもなく。だらだら貴重な一日を無為に過ごしておりました。
 今回のテーマは管理です。
 公私共にではありますが、特に仕事の方でミスばかりする人間です。忘れ物は数え切れないほどしているし、AとBとCを持ってくるという作業の中でAとBは回収したがCの事が完全に頭から抜け落ちたり。技術的なミスではな「忘れてしまう」「後回しにしてしまう」というミスを頻発させており、一回の作業で自分がやらかさないで終われるのはかなり稀です。大体何かしらを忘れています。
 メモを取ればいいじゃないという一般的意見も頂きますが、その場ではメモを取っても、いざ現場に行ってしまえばメモを別の場所に置き忘れたり、そもそもメモを取ったことすら忘れています。
 偶にメモの存在を覚えて、持ち込むことに成功したとします。その時点で自分の中ではかなり評価点が高いです。ですがここで第二の壁が出てきます。
 私は今現在管理する側に立って仕事をすることが多いです。誰かに仕事を割り振って指示して、資材を把握して、作業全体を見ながら客先と連絡を取り合う。こちら側に立つようになってから大体5年は経ちました。

 この管理側仕事がとにかく向いていない。

 そもそも学生時代も宿題の提出を先延ばしにしたりそもそも出さなかったり、遅刻もしていた自分。勉強に向かうことも出来ず黒板の数字を見ると糖質スパイクならぬ、数字スパイクで机に突っ伏す毎日でした。
 高校の担任には「働く事に向いていない」と言い切られた事もあります。
 人生の先輩に他人に暴力を振るったり、授業中騒がしくしていた同級生を差し置いて言われるのですから相当なものだったのでしょうし、今でもそう思います。
 その頭のまま無駄に年齢を重ねてしまったものですから脳の作りは変わらず今でも計算や数字の確認は苦手です。シリアルナンバーを照合して資材を持ってきたり、個数を数える作業は最初から最後まで不安だらけです。不安しかないので確認しているはずなのに心配になって無駄に数え直したりしています。
 そして自分も信用していないから他人に数えさせたほうが確実なのに、自分だけで確認し始めます。これの行動理由としましては「他人が数えて間違えても、他人ではなく自分の確認ミスで叱られるのだったら始めから自分が数えて自分のミスにしたほうが早い」という物です。
 管理側に立つと現場のミスのすべてが管理側の「確認ミス」「伝達ミス」「説明ミス」になります。
 もしかしたら自分が携わっている場所だけかも知れませんが。
 ジャイアンの「俺のものは俺のもの。お前のものは俺のもの」
という名言をオマージュして
 管理側の「俺のミスは俺のミス。お前のミスは俺のミス」
と言い残して消えたくなりたいと何度思ったことか。
 ここで再び出てくる社会適応できた方々のありがたい説法に耳を貸すと、「管理側に立つ人間はそれ受け入れる事が給料に含まれている」とありがたいお言葉を頂けます。
 私は周りの作業員の中で給料は一番低いです。他社の方は比べようがありませんが、同社の中では一番低いです。なぜか? 年齢と家族手当が付く人たちに対して独り身で一番若い自分は何も付きません。そもそも管理者側にたった5年前から給料は上がっていません。
 年齢や性格もあり一番雑用や仕事を振られる自分が一番給料と反比例して一番ミスを多発させ、他の人々は管理される側に甘んじて指示される仕事だけをこなし、ミスの不安にも恐れず呑気に駐車場で横になってタバコを吸う。更に一部は出勤時間に遅れ、退勤時間より早めに上がる始末。
 周囲では性格のこともあり他人には強く出れず、逆に先輩たちに気圧されます。作業がうまくいかない、午前で現場を上がれないと分かると露骨に期限が悪くなる人が前門の虎ならば、管理側の上司は「自分で作業せずに他人に任せないからそうなる」「現場を無理に焦らせないで」と叱られる後門の狼。
「そんな事分かってるけど、できねえから管理される側で就いたのに」と立つ鳥跡を濁して今にも逃げ出したいです。
 現実の自分はただただ「すいません」とだけ呟く。他人が叱られている場面は見ないのに、自分が叱られる姿は指を何回折っても数え切れない。

 自己管理が出来ない人間は他人管理も出来ないし、作業管理も出来ません。そんな奴はnoteに書き込む日記の管理もできないし、筋トレや小説を書くという趣味管理、ひいては生命管理も出来ない。
 出来ない、やらない尽くしの自分。

 今日9月10日にミスをして、叱られ、帰路の車の中で「noteに書こう」と思いつき、今自宅で書いています。
 今日出来た唯一の自己管理です。
 ありがとうございました。
 
 

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