【Adalo/Click】Airtableのグラフ不具合でQuickChartの社長にメールした話
(はじめに)
前回、AirtableのデータをQuickChartで読み込んでグラフを作るというグログを書きました。データの読み込みもグラフの作成も出来たのですが、1点だけ致命的な欠点がありました。
それは読み込んだデータの順番がバラバラになってしまい、特に日付ごとにデータが変わるようなグラフは日ごとの変化が読み取ることが出来なくなりました。(要は使えないグラフになってしまうのです)
2週間くらい毎日考えていたのですが、どうしても分からないので最後の手段としてQuickChartの社長(CEO)のIan Websterさんにメールを出しました。
Airtableからデータを読み込むとX軸のデータの並びがおかしくなると書いたのです。(そう書いたつもりだったのです)
断っておきますが、私は英語は得意ではありません。Websterさんからは「あなたの英語はよく分からない。何がしたいのか分かりません」という返事が来てしまいました。そこで何度も不具合があることをメールしたのですが、今度は返事が来なくなりました。
あきらめずに2日おきぐらいにメールをしていたら、5回目くらいのメールで「問題は分かった、データの並びが変わってしまう件は検討します」という返事がきました。そしてその2日後(2022/12/12)に「データの並びが保持できる機能を実装しました」という返事が来て、実際やってみたらデータの並びが保持されており、ようやくAirtableを使ったグラフが作れるようになりました。
(Ianから来たメール)
データベースとしてAirtableを使っている人は日本でも多いと思うのでQuickChartで無料でグラフが作れるようになれば多くの人がメリットを享受できると考え、このブログを書きました。(ひょっとしたらデータの並びが変わってしまうという不具合でグラフ作成をあきらめていた人もいるかも知れません。)
(前回の投稿)
1.Airtableからデータを持って来るとこんな不具合があった
例えば毎日血圧を測ってそれをグラフ化するという例で説明します。Airtableに以下のようなデータを入力したとします。(12/1~12/5の5日分のデータが入っています)
これをQuickChartで読み込んで折れ線グラフにすると以下のようなグラフが出来ますが、何故か日付の並びがバラバラになってしまうのです。
今回QuickChartのIanWebsterさんにメールを出してX軸のデータの並びが変わらないようにお願いしました。その結果QuickChart側のアプリの変更でデータの並びが保持できるようになりました。その結果、以下のようなグラフが作成することが出来ました。(日付が12/1,12/2,12/3,12/4,12/5ときちんと並んでいる)
ちなみにこのグラフを作成するための設定を以下の示しておきます。(Edit Chartの設定画面です)
Airtableから読み込むデータとしては以下の4つです。
①AirtableのAPI-Key
②データテーブルを表示しているWebサイトのURL
③X軸のラベルになる列の名前
④(X軸のラベルに対応する)Y軸のデータ列の名前
今回のグログは不具合が直りましたというそれだけの内容です。自分としてはあきらめないでQuickChart社にメールを出し続けて良かったと思います。英語が下手でも熱意は伝わるものです。
(過去の投稿)
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