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脳内OS強化のすゝめ

『人間は考える葦である』

フランスの思想家パスカルが語った言葉があります。

大好きな漫画 アオアシでも沢山でてきます


人間は弱い。一人では何もできない。その辺に走ってる車に当たりでもすれば簡単に死んでしまう。すぐに怒り、悲しみ、嫉妬する。


しかし、どの生物も持ち得ない「考える」というユニークスキルを持つ人間は、とても偉大と言える。



おはこんばんちは。

我々『あらいぐま』と『きゃま』は学び続けるコミュニティ『無知ノ知カイギ 』を2025年1月〜無事スタートさせました🦝

『脳内OS強化』と『マーケティング視点導入』を大きなテーマとして掲げておりまして、本日は『脳内OS』について、お話したいと思います!

冒頭に記載した、パスカルの名言「人間は考える葦である」には、我々の伝えたいことが沢山詰まっています。

HOW TO (手段や方法)を学ぶ前に、人間としての一番の武器である「考える力」を先に強化した方が、より効率的に、しかも圧倒的に成長できるよ って思っています。なぜなら「考える力」とは、場面、分野、状況、文脈問わず、アカデミックに活用できる、且つ、雪だるま式に、無限に強化されていくからです。

しかし、「考える力」「思考力」 というものは、学校でも、家庭でも、社会に出ても教えてくれません。なんとなくこんな感じ? くらいで認識されてるものです。感覚的に身につけてきたものに過ぎまぜん。あなたは本当に頭を使えてますか?考えることができていますか?意識的に頭を使いこなせていますか?

自身を持ってYESと言える人はいるのでしょうか。。

そこで、無知ノ知カイギでは、「考える-思考力を上げるとは?」 「脳内OSはこのように強化すればよい!」みたいな、考える力の鍛え方をあみだしました。どのように頭を使えば、欲しいアイデアが生まれるのか? 解が導き出せるか? 考えるとは何か?をロジカルに説明し、使い倒せるように整理しました。強化を繰り返していくうちに、意識しなくとも、自然とアウトプットが生み出せる。なんか周りの人から「お前そんなに賢かったっけ?」と言われるようになる。そんなノウハウです。

その後に、難しそうなマーケティングの概念をインストールしようもんなら、あらゆる事業やビジネス、日頃のコミュニケーションにおけるまで、求める成果が出せるようになりますよ。

普段から経営者、デザイナー、企画職、マーケティング職、一般ユーザー、サラリーマン含め沢山の方とお会いする機会がありますが、みなさんこんな悩みを持っています。

・もっと沢山アイデアを出せるようになりたい
・クライアントへの提案力を高めたい
・ヒアリング力を高めたい
・売れる営業マンになりたい
・組織がまとまらない
・マーケティングがなんなのかいまいちわからない
・事業構築できるようになりたい、独立したい
・自分の強みが何か知りたい
・分析力を上げたい
などなど

なので、皆さんに『脳を強化したら良いよ』と話をしています。実際に個別で強化のコーチングを行った方も、素晴らしく成果を出されいます。

・建設業から海外へ 剣道留学
・公務員から独立 地方マーケターへ
・大手商社の営業から大手CAへ転職
・専門商社営業マン、億案件獲得と社内ポジションの確立
・デザイナー 案件の量産
・OLさんの副業立ち上げ『パーソナルカラー診断事業』
・出張整体事業 構築サポート 月商150万over
・刺繍事業 構築 商品企画
などなど

というわけで、本日のこちらの記事では、「脳内OS強化のすゝめ」と題しまして、みなさんにその全貌をお伝えします。わかりずらいことや、もっと聞いてみたいことがありましたら、Instagramでご連絡ください。

『無知ノ知カイギ』のインスタグラムはこちら




と、前置きが少し長くなりましたが、ここから詳細に入っていきます。



言葉の定義

まず始めに、言葉を整理しておきます。

【脳内OS】
マーケティング視点を身につけるための脳の基礎。「地頭」「考える力」「思考力」など。

脳内OSを強化し、考える力をロジカルに理解し使い倒せるようにすることで、マーケティング視点をより効率的に身につけることが目的です。マーケティング視点は別記事にて書きます。

世の中がより見えるよう、、 (アオアシより引用)

脳内OSを全体的にわかりやすく

脳内OSは3つの柱で構成されています。

Phase① 情報の仕入れ
Phase② 情報の料理
Phase③ 情報の伝達

脳内OSの概念は「考える力」と説明してきました。が、細かなことを言うと、それだけでは説明できません。人間は、何かについて「考える」時、その前に、考える対象(情報)が必ず存在しています。

また、考えた末に得た結論は、誰かに話したり、文字に起こしたり、図解したりと、誰かに伝える、または伝わることを想定しています。

つまり、対象(情報)を仕入れ、自ら対象を料理(考え)し、他人に伝える(表現し伝わる)という、3つが同時に絡み合います。


考えることを、ここでは「料理する」と表現していますが、1つの対象(情報)も、考え方次第でいくらでも他の情報に変化させられます。その様子は料理に似ているので、そのように表現しています。

料理方法を沢山知ると、1つの食材から様々な食べ物を想像できるように、考える力が強くなると、1つの情報(対象)からあらゆるアイデアが思い浮かぶようになります。


脳内OSは3つの柱に分かれてはいるものの、相互に補完し合うのです。

考えなくても良くなる、OSが強化された瞬間です (アオアシより)

フェーズ① 情報の仕入れ

ここからは、目の前の情報(対象)をそもそも仕入れるところから、話を進めていきたいと思います。フェーズ①の始まりです。

捉える前に全体像を把握しておく

脳内OSを解説する際にも触れましたが、
人間は、

情報を捉える→ 考える → 行動する

をほぼ自動的にやってます。

ここをもう少し深掘ります。

捉えることを、僕は「知覚する」と伝えておりまして、ここからは知覚と呼ばせていただきます。

知覚 → 考える → 行動する

この情報の知覚は、意識的な知覚、無意識的な知覚があります。

知覚 → 考える → 行動する
知覚 = 意識力× 無意識力

意識の積み重ねで、無意識力は向上します。

次に、意識力ですが、

観察力×解釈力

と言えそうです。

観察力は、五感ともいえます。

解釈力は、次で表せます。
角度×深さ×幅 ですね。

考えるとは、先ほど同様、
脳内OS×知識量(体験や経験などインプット量)によって決められます。

少し話がややこしくなりましたが、
脳内OSを鍛えると、情報を見た瞬間に、一気に複数個の情報を瞬間的に知覚できるようになります。

とはいえ、最初は難しいので、
脳内OSを上げながら、意識的に知覚力を上げていきましょうと言うことです。

知覚力をあげる。観察力×解釈力

この写真を見てあなたはどう人に説明できますか??


これこそが、観察力であり、解釈力です。

・コップに水が入っている写真

まさしくそうです。
それ以外に、説明しようとしてみてください。

・半分水が入っている
・コップの右下に影がある
・背景が水色なので、合成写真かもしれない
・スタジオで撮影されたものかも
・半分水が入っていない
・そもそも水かわからない
などなど

無意識に、水だと思い込み、
無意識にそれ以上説明がつかない、

と思ってしまった人が多いはずです。

ちゃんと目の前の写真を見ようとしたか。
もしかしたら、〇〇かもしれないと広げようとしたか。


コップという情報を、液体の入れ物と捉えたら。
水を液体と捉えたら。
影の存在を光の反応の捉えられたら。

この写真から得られる情報は無限ですね。

これを、観察→五感、解釈→角度×深さ×幅の違いです。


例として、1枚の写真を出しましたが、
これが数字ならどうでしょう。

・顧客の80%が男性、20%が女性

売り上げを上げるため、80%の数字を見て、男性にフォーカスした施策を打つべきと考えますか?

20%の女性を見て、女性に価値が伝わってないいないだけだ、と捉えたらどうでしょう。

施策の方向性も、変わってきますね。



書かれていることを理解しても、なかなかすぐには実行できません。そこで、手助けとなる、知覚力向上の視点を次に記載します。


歴史と環境と文脈(状況)

これは少し補足的な内容ですが、自身が知覚力を上げる、強いては、観察力、解釈力を上げるために、意識している視点を共有しておきます。

・ちゃんと感じる
人は、すぐにバイアス(思い込み)にかかる生き物です。わかった気になるし、知ってる気になるし。。しかしそれは仕方のないことなのです。はるか昔、僕たちがホモサピエンスだった頃は動物を狩って生活していました。生き物が狩れないと、自分自身が生きていけない現状から、生き残るために、どうしたらもっと楽に生き物を狩ることができるのか?を自然と考え始めるわけです。 するとどうか、マンモスを狩る時は〇〇、猪を狩る時は△△、のようにパターンを形成し狩りを始めました。

このようなパターン形成が「バイアス」の始まりのようなものです。考えなくても、自動的に形成されたパターンに従って動くことで、成果を生み出すことができる。バイアス(思い込み)は、サピエンスが生き残るために身につけた進化した証とも言えます。

それは置いといて、それ故に、人間は目の前のことを「わかった」「知ってる」と錯覚してしまうのです。経験をもとに、パターンが形成されているということですね。なので、バイアスにかかっていることを前提に、今一度立ち止まって、目の前の情報を「観よう」「聴こう」「触れてみよう」「感じてみよう」と意識的に行う必要があります。

僕たちは、結局何も知らないのですよ。

ソクラテス「無知の知」

・大局をみる
より広い視点で物事を見ると、情報が広がります。これはある種、抽象的な視点を身につけると、解釈が多様化して世界が広がりますよ。ということでもありますね。別の言い方をすると、飲食店のメニュー表のようなものです。「ドリンク」「串」「おつまみ」というように、カテゴリーわけされた中に、それぞれ、コーラ、鶏皮、枝豆、みたいに記載されているのも、具体と抽象のレイヤーを揃えて、グループに分けて記載しているに過ぎません。その方が、理解しやすく、情報が見つけやすいからです。目の前の情報をより広い視点で見てみてください。抽象化してみましょう。

木を見て森を見ず。
木から森を見ることはできません。
森から木を見ることはできそうです。
抽象的な立場から、具体を見ることは比較的簡単なのです。

一人のプレイヤーがフィールド全体を見ている まさに鷹の目(アオアシより引用)

・対極(極端)をみる
先ほど思い込みの話をしました。これも似てような話です。対極を見るとは、両極端を見ると良いですよ。ということです。人間は二元論が大好きです。善か悪か。正解か不正解か。本当はもっとグラデーションに情報は動いてたりします。もっとアヤフヤに生きたいものです。目の前の情報がさも絶対神のように考えている人は実に多いです。これは日本のハイコンテクスト文化にあります。「みんなが言うから」「責任をなすりつけられるから」「仲間はずれになりたくない」などの空気を読む習性が強いことで、目の前の情報が、さも正解に見えてしまうのです。そこで、目の前の情報の極端を見た上で、自分の意見を持ってみましょう。そこに自身が持つ「答え」を提示できたりします。良し悪し両方を知ることで、解釈に幅を持たせましょう。

人間は所詮知ってることしか知らない。 善も知り、悪も知る。 だから、自分の立場をロジカルに決めれる。 (化け物語 羽川さん)

・前提をみる
これは、僕が最も意識していることかもしれませんね。隠れた前提条件を捉えることで、目の前の情報の見え方が一気に変わります。

自社の課題は集客です。なので広告予算を上げます。
「なるほどそうですか!では、どんなチラシを作りましょう!?」

みたいなことは非常に多いのですが、
「売っている商品は、消費者が求めているものである」という前提が隠れています。適切に届いていないだけ であれば、広告を投下すれば客数が増えて、売上は上がるかもしれません。

しかし
その会社が「馬車」を売っている会社だったらどうでしょう。

今の時代は車なのです。
「市場に求められている商品である前提」で話が進んでいるケースは実は非常に多いのです。


殺しが前提なのか、、、 (ゴールデンカムイより)


・状況をみる
これも非常に大切な概念です。状況や環境は、人間の行動を規定していることが割とあります。なぜヤンキーがタバコを吸うのか。それは先輩が吸っているからなのです。昼我慢したおやつも、夜になると買ってしまうのです。
「がんばったから贅沢したい」みたいな情報が隠れてたりします。

情報(対象)を観察し、それが置かれている状況や環境から、情報を特定することが可能です。

環境適応は、自然以外にも 様々なコミュニティで生まれますねぇ (ファブルより)


・歴史を見る
社会で言うならば、歴史。会社で言うならば変遷。個人で言うならば背景(バックグラウンド)です。今は、過去の積み重ね。目の前の情報も、過去を辿って今があります。過去の情報に触れることで、より深く、より構造的に、情報を理解することができますね。

最初は田舎のヘボやった主人公 過去に強みが隠されてるんよな (アオアシより)




とは言え、根幹である、具体と抽象の行き来と、転換する、ことが最優先です。自然と知覚力も向上しますから。




角度×深さ×幅

これらは、言い変えるなら、知覚段階においては、

無意識レベルでの

角度=観察の視点
深さ=具体化力、抽象化力
幅=転換力

を指します。

角度とは、目の前の情報を善と捉えるか、悪と捉えるか見たいな話。前から見るか、横から見るか、下から見るか。ここの詳細は先ほど記載した点と同じです。

深さは、具体と抽象のレイヤーの高さと深さ。
抽象度が上がっていくと、最終的には、「生きるとは」「幸せとは」という、究極的に答えのない問いに辿り着くことが多いです。

少し話は逸れますが、
日本では特に、答えを求められるケースが多いです。

義務教育の間では、正解か不正解かで点数がつけられます。また、受験の際も同様です。成績表は全てにおいて点数が高くないといけません。平均点をどう取っていくかが、求められます。

社会に出てどうでしょう。
「皆と同じ」では、競争に勝てないのです。社会的に矛盾が生じてしまっています。

僕は世の中全てにおいて、答えなどない、くらいの感覚で、あやふやに生きています。

世の中に情報が、モノが溢れている。
安くて良いモノが簡単に手に入る時代。
AIの普及。

求められるのは、答えではなくどう問うか。
ここに、抽象的な思考力は大きく貢献できる可能性を秘めています。

ヨーロッパでは、答えのない哲学的な問いに対し、自分の意見を述べるような受験があります。

「あなたはどう感じるか」が試験の内容になっているのです。

是非このOS強化をきっかけに皆さんも意識的に触れてみていただきたいですね。



話を戻します。

幅とは、どれだけ関係のないものから、共通項見出せるかです。転換力ですね。

・オタク
・ヒップホップ

は構造的に同じに見えます。


Wake Up Girls オタク達
舐達磨のお三方


オタクが生まれる背景と、HIPHOPの成り立ちは、構造的に同じだったりします。詳しくはあえて書きません。気になる人は連絡ください。


OS強化の先に、無意識に知覚レベルが上がります。角度、深さ、幅、その時には、

「〇〇さんすごいね!」と言われる日も近いかもしれませんね。



フェーズ② 料理する(考える)


「頭をつかえ」「そんなこともわからないのか」「もっと考えろよ」誰しもが言われてきた言葉です。

「じゃーーーー考え方教えろよ!」

とかいったら、相手を怒らせてしまいそうですね。

みんな「考える」そのものについては考えたことなどないのです。


具体と抽象と転換


「考える」とはなにか?

情報(対象)を具体化する、抽象化する、転換する という3つで成り立ちます。3つ全てが「考える」を構成するエレメント(要素)です。


考える(思考力)= 具体化力+抽象化力+転換力

みなさん、普段から無意識にこれらのエレメントを使ってますので「そんなことかよ」と思った人もいると思います。しかし、意識的に使えている人は非常に少ないのです。


マジカルバナナ をご存知ですか?
「ばーななばなな、マジカルばなな、ばななといったら、、、」
のやつです。

バナナ → 黄色 → レモン → 酸っぱい → 梅干し →食べ物

とか言いますよね。

バナナ(具体)→黄色(バナナより抽象)→レモン(黄色より具体)→酸っぱい(レモンより抽象)→梅干し(酸っぱいより具体)→食べ物(梅干しより抽象)という構図があります。

普段から使ってますよね。これをあらゆる場面で応用するわけです。しかし応用するには、3つのエレメントについて理解を深めておく必要があります。でなければ、うまく使い倒せません。


この「考える」を構成する3つのエレメントをわかりやすく説明する際に、このような図解をしています。

△=情報(対象)、△には階層(レイヤー)が存在する


バナナ の階層を下げると、バナナジュース、バナナケーキみたいなものが浮かぶかもしれません。逆に、階層を上げると、果物、食べ物、が浮かぶかもしれません。他にも、黄色いもの、フィリピン、とかもありそうです。

抽象的になればなるほど、ものの対象を多様に解釈することができます。黄色いものはバナナの他にもレモンがありますね。もちろん他にもあります。しかし、具体化されるにつれ、バナナジュースの解釈は、バナナジュース以外に難しくなるわけです。「考える」には「具体」と「抽象」という上下の幅があることをわかってもらえたかと思います。

次にもう一つのエレメントである、転換 についてです。バナナ(具体)が抽象化され、黄色いもの が生まれた時、黄色いものは、バナナやレモン以外にキリン が思い浮かぶ人もいるかもしれません。「食べ物」という枠を超え、「黄色」という共通点から食べものとは別の「生き物」を導いています。

抽象化することにより、解釈を多様にし、共通点から別の情報を連れてくることを転換と呼んでいます。黄色の他にも点字ブロック、阪神タイガース、とかも言えるかもしれませんね。食べ物でも、生き物でもなく、別の情報を導いています。


「何を当たり前な、、、、」と思った人がいるかもしれません。これが「考える」の根幹をなしていることを理解してください。

坂東さんはバナナよりにゆで卵が好きでしたね、



次から、少し応用をかましていきます。


構造 という概念

先ほどまでは、バナナやキリンなどの固有名詞を用いて説明しましたが、固有名詞以外で考えてみたいと思います。

例えば、
「ヨガ が流行っている」

という一つの情報を仕入れたとします。

「ヨガ」が「流行る」「っている」
という3つの情報に分解することができそうです。

ヨガとは、自身に意識を集中し、柔軟性を磨く(素人なので細かいことはスルーしてください)ようなものだとしましょう。

「流行る」とは、多くの人が興味を持っている、興味の先に、取り組んでいる と言えそうです。

「っている」とは現在進行形で今もなおその状態が続いていると言えます。

ヨガが流行っている の構造ですね。


「自身に意識を集中し、柔軟性を磨く。今も沢山の人の中で取り組まれている。」 とした時に、「自身に意識を集中する」というキーワードは、実は、他にもありそうです。もっと抽象化すると、そもそも自身に集中したい理由として、「騒がしい社会から逃れたい」なのかもしれません。


「集中する」「逃れたい」などのキーワードをもとに、にたような事業がないか模索してみましょう。(転換してみましょう)


・ノイズキャンセリングのイヤホン
・トレーニング
・サウナ
・キャンプ
・コーチング
など

どれも最近の流行っていると言われてるものです。
(少し前の情報なので、流行っていた なのかもしれませんが、ここでは「考える」についてお伝えしたいので、深くは触れないでください。)

これは、「ヨガ」というサービスの構造(自身に意識を集中したい。情報が増え過ぎた社会から逃れたい)から、同じような構造を持ってそうなビジネスを洗い出したに過ぎません。

ヨガから派生して、情報社会から逃れたくて流行っているかもしれない事業を洗い出す。


このような形で、一つの情報(対象)を上下で考え、
左右で転換すると、広がりが出てきます。

考えるの根幹です。

階層(レイヤー)の意識が大切

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、具体と抽象を考える上で、階層の概念は押さえておかねばなりません。

仕入れた情報(対象)が、どの階層に位置する情報なのかで、具体化するか、抽象化するかは異なります。ヨガというサービスを「集中したい、情報が増え過ぎた社会から逃れたい」と抽象化し、このような構造でもしヨガが流行っているなら、、、、似たような構造のビジネスはないか?と探したのです。(転換)

「ヨガ」から具体化、抽象化するのか、
流行っている構造 から具体化、抽象化するのか、
バナナから具体化、抽象化するのか、
食べ物から具体化、抽象化するのか、

当たり前ですが、その時々で仕入れる情報、またその情報の階層は異なりますので、意識しておく必要がありますね。

意識して継続してると、 いつか無意識にできるようになる。



フェーズ③ 表現する

ここまでは、「知覚力」「考える」についてお話ししてきました。最後のフェーズです。考えたことを相手に適切し伝え、「伝わる」まで意識していきます。


言語と認識

では、伝わるとはどういう状態か。

これは、
自分の頭の中にある情報を、
相手に、ズレることなく理解してもらうこと。
腹落ちしてわかってもらうことです。

認知 とは違います。
認知は、知っている ことです。

知っていることと、わかっていることは違います。

人間は、知ってもらい、わかってもらうために、
「言語」「言葉」を最も利用します。

または、「ジェスチャー」「絵を描く」など、
言語、言葉以外の手段を使って、時に頭の中を伝えようとします。

1番の目的は、
頭の中をわかってもらうことにすぎません。
究極は、テレパシー能力を使い、
言葉を使わずとも、伝えられる ことが理想です。


そんなことできるはずもありません。


日本語は実に難しくできています。

それは、言葉の抽象度が高すぎるため、
解釈が多様化してしまう点にあります。

「優しい」という言葉も、
人によって、優しいと感じる点が違うのです。

当たり前なことを言っていますが、
「伝わる」という点において外してはならないポイントです。

また、「空気を読む」という文化が強い日本は、
超文脈依存型(ハイコンテクスト)なコミュニケーションをとりがちです。

ヤバい!

という言葉も、良いことがあった際に利用すると、
興奮したポジティブな意味になりますが、
遅刻しそうな時に利用すると、ネガティブな意味になります。

ヤバい! という言葉を使うシーン(文脈、コンテクスト)によって、意味が異なるのです。

自分の意見を述べると、他人から文句を言われる。
わからないことをわからないと言いにくい。

幼き頃から、そういう風潮がありますね。当たり前で、そう言う人は集団から除外され、いじめられる対象になり得るからです。


相手の発言や行動を、自分の経験に基づいて解釈し、理解した気になってしまうのです。



言語学者ソシュールは、

「言葉は記号である」と言いました。

ソシュールさん

🐈は「ネコ」であるが、
🐈は「キャット」でもあります。

それが「ネコという動物である」その概念や意味、認識については、「ネコ」でも「キャット」でもどちらでも良いのです。

言語や言葉は、概念や意味、認識を表現する「記号」に過ぎないのです。


詰まるところ、人は情報を脳で見ているに過ぎません。

「想像してください」

と言われると、皆さん目を瞑ります。脳で映像を見ようとします。脳と脳の認識による対話が、コミュニケーションの本質と言えます。


これらを踏まえ、どのように相手に伝えると、伝わる確率が上がるのか?を次にお話しします。


既知情報と想起

コミュニケーションの構造は、以下のように描けそうです。

脳と脳の対話

認識と認識のズレない伝え合い、伝わり合いがコミュニケーションの完成体です。それぞれが脳に保管している情報を言語で表現し、コミュニケーション(対話)が生まれています。

自身の認識を、そのまま相手に埋め込むことが難しいので、言葉を介して相手に認識を伝え合います。

しかし、
言葉は、各々の経験や触れてきた情報などにより、独自の解釈で固定されています。先ほどの「優しい」の例がそれです。


ポイントとなるのが、既知情報 です。

既に知っている情報ですね。

既知情報は、自身の過去の経験や体験、知識などから形成されています。誰一人として同じ環境で育ってきた訳ではないので、一人ひとりが違っていて当然です。

相手の既知情報に入り込み、こちらが話をしてあげることが、コミュニケーションのズレをなくす最も簡単な方法です。自身が相手の言葉を理解し、相手の認識や脳のパターンを把握して寄り添うことを意識しながら、自分の伝えたいことを、言語で表現すると良いです。

そのため、アニメや漫画を読書の一環として見るようにしています。日本では、漫画やアニメは共通言語になりやすく、自分の伝えたい認識を、アニメや漫画のシーン、コマなどを添えてつたえることで、絶妙なニュアンスをズレなく伝えやすくしてくれます。


想起 という概念も忘れてはいけません。想起とは、いわばイメージのようなものです。

言葉や情報にはイメージがついています。

トレーニング
運動
筋トレ
エクササイズ
フィットネス

同じような言葉でも、イメージがそれぞれ違いませんか?上記の言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

これが想起と言われるものです。

小学生の時、メガネかけている人は博士と呼ばれがちです。

私の中での博士は、、、。


これは言葉以外にも、写真などからも想起が起こります。


なんの情報を伝えると、
相手は何を想起し、何を考えるか?

そして相手はどのような過去を持ち、
どんな情報を知っているのか?
そのような視点を持ち相手のコミュニケーションをかわすと、解釈のずれがなくなり、伝わる真に伝わり合うことができのです。


言葉や情報(対象)には、イメージがつきもので、その情報を相手に伝えるだけで、相手の認識をポジティブ、ネガティブに操作できてしまいます。悪用は厳禁です。

もちろん、自分自身の脳だって騙せますよ


まとめ

Phase① 情報の仕入れ
Phase② 情報の料理
Phase③ 情報の伝達

具体、抽象、転換、知覚、観察、解釈、意識、無意識、角度、深さ、幅、認識、バイアス、レイヤー、言語、想起、解像度

普段聞きなれないようなキーワードが沢山出てきました。

情報の捉え方から、捉えた情報の料理(考える)、自分の脳内にある情報を適切に伝える、伝わる。まで。

まずは、意識的に取り組んでみてください。

しかし、自分の脳内OSに変革を起こすのは、言うのは簡単ですが、非常に難しいです。なぜなら生きてきた年数分、あなたの思考は、癖の塊で、凝り固まったしまっているからです。いきなり別の角度で情報を捉えようとしても、具体化、抽象化してみようとしても、過去に形成された思考パターン(バイアス)に引っ張られます。

言ってることはわかっても、できるようになるには時間がかかるものです。

もし、何かヒントが欲しい、具体的に鍛え方を知りたいなど、要望がありましたら、ぜひご連絡ください。笑


実際に、脳内OS強化に取り組まれた皆さんは、様々な成果を出されています。脳内OS強化のセミナーや、個別の育成カリキュラムでの成果、また事業のコンサルティングなどを通じて、成果が出ています。

・建設業から海外へ 剣道留学
・公務員から独立 地方マーケターへ
・大手商社の営業から大手CAへ転職
・専門商社営業マン、億案件獲得と社内ポジションの確立
・デザイナー 案件の量産
・OLさんの副業立ち上げ『パーソナルカラー診断事業』
・出張整体事業 構築サポート 月商150万over
・刺繍事業 構築 商品企画

他にも、
・ネイルサロン 独立半年で稼働率100%
・トリミングサロンの開設
・フィットネス事業の売上拡大
・トレーニング事業の事業拡大
・法人様の外部役員(管理職)
など、脳内OS強化のノウハウをベースに我々は仕事を受けています。

もし、『あらいぐま』や『きゃま』と話をしてみたいと感じた方は、
Instagramからでも連絡ください。
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「noteみました!」

と言ってくれると、

「よくあんな長いやつ見てくれたね!」と返します。



ここまで全てお読みいただいた皆さん、ありがとうございます。

いかがでしたでしょうか?
面白かったですか?
なんか気付きは得られましたか?

少しでも、いいなぁ って思ってくれた方は、♡お願いします🦝


おわり

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