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夫が好みだからという理由ではなく自分の意志でロングヘアにすると決めた件

私は本来ショートもしくはボブヘアが好きだ。でも夫はロングヘアが好きらしい。なんでか理由はわからないがそうらしい。そんなわけで長いこと夫が好きならとロングにしていた。

けれども子供が産まれてママになったことで自分が自分でなくなる感覚を持ち始めた。もっといえば結婚した当時、苗字が変わることがとても嬉しかったのだがそれさえママになったことで自分が自分でなくなる感じがして突然嫌になった。
そこで子供のお世話で髪を乾かすヒマがないことを理由にロングからショートに髪をばっさり切った。
本当の気持ちは夫にも左右されない自分でありたかったから。髪型から変えないと自分が自分じゃなくなる気がしたから。人の意見に左右された自分でいたくなかったから。ショートやボブの女性はそういう意志をもった人に見えたから。私もそういう自分をもった人になりたい。そんな気持ちだった。そんなこんなでしばらくショートやボブをいったりきたりしていた。

しかし最近たまたま見たテレビであるスタイリストの特集を見た。その人は40代女性の方であなたはあるがままでいいというメッセージを発信したファッションを展開していた。
そしてその人の雑誌の撮影に出ていたモデルさんのうち1人に私は釘付けになった。両方の耳に真珠一粒ずつをまといピタっとおさえた艶のあるロングヘアをしていた。服はいたってシンプルなんだがロングヘアから意志が感じられてとても魅力的だった。
あぁ、私はこれになりたい。瞬間的にそう思った。人の目を気にするのではなく自分らしくいられるロングヘア。

これもなんとなくだが、私の中ではこれまでショートやボブは意志のある女性というイメージだった。そして私の中でのロングはどこか異性に気に入られるような姿をつくっている印象があった。
がしかしこれは偏見であることに気づいた。

ピタっとワックスでおさえた艶のあるロングヘアがそれを教えてくれた。
自分は自分のままでいい、という意志さえあればどんな髪型でもその人らしさを表せるということ。
今まで私は自分に確固とした意志がないからショートやボブの髪型に頼っていた。ロングは人に気に入られたい時の髪型として頼っていた。ある種、私のこれまでのショートやボブヘアは、意志のある女性になりたいという自分の足りないものを埋めてくれる存在だったしロングヘアは人に気に入られたいという気持ちを叶えてくれるものだった。ショートやボブだと意思の弱い自分も強くいられる。でもそれはありのままの自分じゃなくてある種、戦闘態勢。ロングヘアは人に好かれるためでこれもまた自分を誰かに合わせて作った状態。
過去の私は髪型やファッションやメイクで自分を作ることが自信につながっていた。けれども今の私の気分は自分をあるがままに自分で受け入れ自分をありのまま表現することが自信につながる。つまり私の中での髪型やファッションやメイクのあり方を変えていく時がきたのだ。
私の中でのロングヘアの価値観の変換期でそれに気づいた。

今の気持ちは、色んなことにあらがわず自分は自分でありたいというその気持ち。
そんな新たな意志をもった髪型を自分にまとっていたいと思うのである。
だから今回は自分の意志でロングヘアにする。

ロングにすると夫に言ったらとても喜んでいた。でもそこはあくまでオプションにすぎない。私は私が私らしくいられるから今回ロングにするのだ。お手入れは大変だけれど髪を伸ばすのが楽しみだ。ママとしてではなく自分でいられることを感じることのできるロングになるのが楽しみだ。

今日もママが自分らしい育児を笑顔で自信を持ってできますように。

むちむちベイビーママ

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