マラソンの始まり6
2016~2017年シーズンに入ります。このシーズンは横浜マラソンが3月から10月に動いたことで、1年半空くことになり、先着エントリーの湘南国際マラソンしかフルに関しては出れないという年になりました。
今回で3度目の湘南国際マラソン。しかし、いつもならシーズン序盤の大会として、翌年のフルへの練習のような気持ちで走り、足を作る。そういう
目的の大会でした。しかし、この後にフルはなし。このシーズンの最初で最後のフルです。何となくモチベーションに欠けます。
とは言え、コースは熟知してるし、最後、大磯に戻ってかも6キロあることは覚悟してるし。
でも、やっぱりモチベーションにはかなわない。30キロ過ぎから、足は動かなくなり、記録は
3:47:08
一応、サブ4ではありますが、サブ3.5を達成して、次のシーズンの頭の大会でこれは情けない。
湘南はとにかく景色がいい。
そして、翌年2017年、フルの大会がないので、浦安のハーフと立川のハーフを入れてましたが、そんなにモチベーションにはならない。
そこで、年明けすぐ見つけたのがグアムマラソン。4月の大会だし、グアムなんてそもそも常夏だし、記録は狙えない。でもフルを走るにはそれなりに練習は必要だし、何より大好きなグアムとなればバカンスも兼ねて申し込んでしまえという事で、申し込みます。ちなみにグアムマラソン、当日エントリーすら出来るくらいユルい大会なのです。とは言え、いきなりその日にフル走りますって人はあんまりいないと思いますが。
ギリギリモチベーションを保って、出た2月の浦安のハーフでは1:37:54。3月の立川では1:36:07とどっちも、どっちつかずのタイム。でも4月のフルがなければもっとひどいことになっていたと思います。
そして、迎えた4月のグアムマラソン。グアムに行ったというのに前日は酒も飲まず。翌日は1:30にホテルをピックアップ。3:00スタートです。ってまだ夜じゃん。グアムは暑いので出来るだけ早めのスタートということみたいです。ちなみにハーフは4:00、10キロは5:00のスタートです。10キロのスタートでやっと朝って感じですね。
スタート近くのPICでバスを降り、スタート地点へ。真っ暗な時間なので、スタート地点はイルミネーションの中をスタートするみたい感じになってます。アンバサダーの高橋尚子さんもいます。
奥にいるのが高橋尚子さん
3:00スタート。こんな時間でも28度とかはあります。スタートしてみると意外と走れて、キロ4:50から5:00くらいまでで刻んでる。もちろんベストを狙える訳もなく、サブ4くらいでいいというつもりでしたが、意外と余裕で走れてる。
最初の10キロくらいまでは道路の照明もあるし、2キロごとに給水があるので、夜中のスタートの割には夜中感はなく進みます。
ちなみに給水はゲータレード。何か海外。しかも水を含んだ、スポンジも渡してくれます。何かプロのレースみたい。凄くいいんですが、ゲータレードもスポンジも子供や大人が手渡しでくれます。日本なら給水所に置いてあるのを自分で取るのが普通。
でもここではみんな手渡しです。凄く嬉しいのですが、必ずもらわないといけない。15キロを過ぎる頃にはお腹がタプタプです。そして、17キロ付近最初の折り返し、そこから少し戻って、右に曲がって、さらにグアムの田舎に向かいます。その付近でお腹の限界を迎え、トイレに駆け込みます。
そして、そこから次の22キロ付近の折り返しまでが地獄。もう街灯もないほどの真っ暗。すれ違う人が1mくらい近づいて初めて分かるくらい。
もうここからしばらくは給水の明かり以外は漆黒の世界です 。給水の明かりをオアシスのように求めて走る。25キロ過ぎ、ここまで来ればあとは来た道を戻るだけなのですが、暑さとお腹の痛さとで全然走れる状態ではない。
残りはほとんど走ったり、歩いたりの繰り返し。
その辺りからスコールもあったりで、海外でフルを走るもんじゃないとかは思いながら…それでも6時くらいになると明るくなってきます。左手には海が見えたりしますが、もらうスポンジとスコールとで足も靴もべちゃべちゃ。早く脱ぎたい。ペチョペチョ言わせながら走ります 。
最後の2キロくらいは何とかちゃんと走ってゴール。記録は
4:11:55
フルで初めて4時間を切れませんでした。でもゴールしてもまだ7時過ぎ。完全なる朝です。
まぁ海外の大会だし、この暑さだしなんて思いながら、プールでのんびり完走を実感し、ビールを飲みながら、この年のシーズンを終えるのでした。
2017~2018年シーズンへ続く。
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