【東京散歩】新宿御苑で森林浴。頭を空っぽにして、五感をひらいていくと、時間がゆっくりになった。
「どんぐりは土に埋めないと芽が出ないんだよ。りすが拾って巣に持ち帰って、でも食べ忘れちゃって放置されたものが、木になってたりするんだよ」
「常緑の葉っぱと落葉樹の葉っぱの違いってどんなだろう?常緑樹のほうはツルツルしてるね。分厚いね。それはなんでだと思う?」
・・・とそこに立っているものの
後ろにあるストーリーをききながら、想像しながら、森を歩く。
「46億年の地球の歴史の中で
何度も訪れた氷河期の時代を救ったきのこの話」
など、時間軸を広げて地球の歴史にも話が広がっていき、
さっきまで遠い存在だった「木」や「草」「地球」の存在が近づいてくる。彼らの名前をしり、性質を知り、親近感が湧いてくる。
身体を伸ばして、五感をひらいていくと、
時間がゆっくりになって、味わいが広がっていく。
いくつかの場所で少し穴を掘って土の匂いをかいでみると、
場所によって全然違う香りがする。
目をつぶって、身体の暖かさで太陽がどこにいるかに気づく。
裸足で雪の上を歩いてみると、びっくりするほど冷たいことを体験する。
木の根っこに腰掛けて、「どんな調子?」と声をかけると「おかえり。」とかえってきた。
屋久島の森の中で、木々が「私たちは共に生きるパートナーだよ。どこにいても、根っこでつながってるよ」と伝えてくれたことを思い出した。
最近ある人と遠い場所にいて、
話すこともなくなって
寂しさや心細さを感じることがあったんだけど
その人と過ごしたあたたかな時間を思い出して、
大事に思ってる気持ちに浸ったら
つながりはそこにもうあるんだってことに気づいた。
自然の中で
ペースを落として息をして
空っぽになっていくと
シンプルで大事なことを思い出す。
心身が癒され、余裕がうまれる。
東京のど真ん中でも
いつどこでだってこの感覚を思い出せるんだなあ
2019年に行った屋久島旅のnote を振り返りながら
2021年の屋久島リトリートをゆっくり振り返り、
ようやく言葉になってきたものたちを
今、すこしずつ形にしています。
2022年も屋久島にかえりたい。
今回も命への絶大なる信頼をもち、全力であそぶターザンのような
ガイド、ソウルナビゲーションのひろみと、
神聖さや奇跡にあふれた、その場限りのリトリートを。