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NVC Deep Program vol.3のメモ(LP資料を読んで味わう学び場)@4月20日
ここから先は英語で書いてある資料
(アメリカのNVCリーダーシッププログラムで配られたもの)
を日本に訳して、解説を加えたものが書き起こされてあります。
個人的に書き取っているメモなので、正確さは保証できません…!元の録画などを見て学びたい方はこちらからお申し込みください*
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ここは安納献さんが補足したもので、資料の内容ではありません。
「マーシャル」本人が話している前提や目的をその表現のまま伝えたいとのことで、資料にのっている前提や目的をシェアする前に表現されたものです。
NVCの目的とは
全員のニーズが大切にされるような関係性の質を作ること
(「俺のニーズをみたせ〜」という質ではない)
その質があれば解決する力が私たちにはあるという前提がある
マーシャルの信念
人は本来思いやりの心を持っているんだけど、何かしらの理由で「ふざけんなこのやろう」というエネルギーになって、対立がおこる。
「全員のニーズが大切にされるような関係性の質」
を作るために持ってて欲しい意図
①お互いの人間らしさが見える関係性の質を作ること
②お互いのニーズが満たされることを目指すこと
③行動を起こす時には自然な分かち合いから行うこと
自然な分かち合いでないものは、外からやってくる動機である。例えば
・認めてもらうため
・ご褒美をもらうため
・罰を避けるため
・義務や責務感
・罪悪感や羞恥心
・愛を買うため など
これらを動機に行動すると、それをやらせてくる相手(もしかしたら内側の自分かも)との関係性が悪化する
(ちなみに、ここで話していることが世界の唯一の真理であったり、「正しいこと」ではない。この話を聞いて共鳴するのか、しっくりこないのか、自分が持っている真理とフィットするのか、などと体で感じて、採用したかったらぜひ。)
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資料に戻ります(p6)
人間の本質とは進化してくものです。
私たちがどう生きていくかが、対人関係に影響を及ぼし、そして社会の構造にも影響を及ぼします。
NVCの前提
⒈ 全ての人間が同じニーズを共有している
⒉ 全ての言動、行動がニーズを満たすためにある
⒊ 感情はニーズが満たされている / 満たされていないことを表している
⒋ 平和への直接的な道は、自分と繋がることからくる
⒌ 選択は内側から起きる
⒍ 全ての人間は思いやる力・素質を持っている
⒎ 人間は与えることで喜びをえる
⒏ 人間は相互関係を通してニーズを満たす
⒐ 私たちが生きている世界はニーズを満たすために十分な資源がある
10. 人間は変わる、変わり続ける
⒈ 全ての人間が同じニーズを共有している
対立がおこるのは手段の次元であり、ニーズではない。
そして、いろんな手段をとっているかもしてないが、その満たそうとしているニーズは共通している
⒉ 全ての言動、行動がニーズを満たすためにある
ニーズを満たすために私たちは様々なことを試みている。
それが時に意識的に、そして無意識的に選択されていて
ニーズを本質的には満たしていないこともある。
暴力的な行為をしている時、もしくは他の人のニーズを著しく満たさない行動をするとき、それはそこにある自分や他社のニーズを満たすより良い方法が見つかっていないということである
「悪い人」が「悪いこと」をするのではなく、その時その人の中で最善を尽くしたけれど、いい方法が見つかっていないだけ
⒊ 感情はニーズが満たされている / 満たされていないことを表している
他の人の行動が刺激になって、感情がおこるけど、その人の「せい」ではない。行動それ自体がどうかというよりも、その時にあるニーズが満たされているかどうかによって感情は変わる。
そしてそこには、現実をどう解釈するかという捉え方や、自分が信じていることが影響する。
⒋ 平和への直接的な道は、自分と繋がることからくる
「必ずしもニーズが満たされていること」と直結していない。(?)
⒌ 選択は内側から起きる
どんな状態に置かれても、自分の中にどんなニーズがあるか気づいて、ニーズを満たす方法を探すことで自主性が満たされる(選択肢の可能性が開ける)
外の人を変えなくても、
自分を大切にする可能性や力を取り戻すことができる
⒍ 全ての人間は思いやる力・素質を持っている
生まれつき備わっているけれど、そこにどうアクセスするかという知識を持ち合わせていなかったりする。自らの自主性に繋がると、思いやりを育むことができる
⒎ 人間は与えることで喜びをえる
私たちはもともとそういう性質がある
「返さないとまずいよね」
「関係性を大事にするためにあげないと」ということがしばしば起こってしまい、いつの間にか「ギフトしないと」という意識になってしまう罠がある。
⒏ 人間は相互関係を通してニーズを満たす
私たちは、いろんな命との関係性を通してニーズを満たしている。
自然界のニーズも私たちのニーズも1つである。
⒐ 私たちが生きている世界はニーズを満たすために十分な資源がある
人がみんなのニーズを大切にした時、つながりを育む力を取り戻し、創造的に資源を分かち合う力を取り戻した時、私たちの根源的なニーズは満たされうる
ガンジー「全ての人のよくを満たすことはできないけれど、必要を満たすことはできる」
10. 人間は変わる、変わり続ける
私たちにその時立ち現れるニーズや手段は変わり続ける。今ここにいる自分や相手と出会った時、個人としても集合としても、変容する可能性が起きる
一般社会では「前言ったこと」と「今言っている(行っている)こと」の整合性がすごく重要視され、そうじゃないと信頼できないと思われたりするが。
「今」に出会うために「感情」と「ニーズ」が重要である
NVCを使うことは、代償の少ない、
楽しいニーズの満たし方を探すことである
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個人の感想・気づき
Q:自然な分かち合いのエネルギーはどんな時に、どんな人に対してわきやすいだろう?
→何か大きな意識と繋がって、
「大丈夫である」という信頼や安心に繋がっている時。
→リアルな存在、無防備な表現などによって、人間性を感じられる時
→時間や心の余裕がある時
・NVCを学ぶこと(分かち合うこと)はそれ自体が目的ではなく、
安全や信頼、つながりを育むためにある。
その目的のためにNVCが役立たないときは 喜んで手放そう。(その通りだなあ)
・「誰かを傷つけないように」という配慮は恐れからの防衛反応だなあ