うそをはく(107)
アホ毛みたいに山頂にチョロンとキリンが突っ立っている。
仮の麒麟で、立っているのは何でもいいらしく、8番街のクワイは一段落付いたようにインスタグラムを開く。
仲間はずれの蠍はチャパティに掛かりきりで、スコップ入りのグループが手の込んだパンクロックを作っている間に、いざなわれるがままに過負荷状態になるまで調理を続けた。
射程圏内にあるバイブスが発電を始めたので、白ご飯の刻む時間が佃煮により深味を出す。黄泉の予想が外れて万里の長城が弟子を国外追放してトンネル状になった。
新宿の街を碁石が黒く覆うと、おちょけたシロアリが間接的にストリッパーをストローへ流し込んで山頂に至った。
こうして負荷が頂点に達した蠍は、窯の炎に熱せられて麒麟に変身して皆を慈しんだ。
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