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天皇皇后両陛下のイギリス訪問から学ぶ、敬意を込めた訪問者の気遣いと迎える側の気遣い。大人なら主張よりも相手への優雅な気遣いが大切ですね!

こんんちは、またイギリスに行きたくなっているDJムッチーです。
僕は、学生時代にヨーロッパの主要な国を旅したのですが、滞在してて一番しっくりきたのが、イギリスとギリシアです。
特にイギリスは、姉が留学していたので、頼って何度も訪問しました。
美味しい物はないし、気候もすっきりしないのですが、他人を気遣う人情と洒落(ユーモア)が、日本人と通じているような気がして好きなんです。
まず最初に自分の意見を主張するアメリカ人とは一線を画しています。
僕の従兄妹たちも、留学先にはイギリスを選んだようで、長州人はイギリスに惹かれるのかもしれませんね・・・

この度、天皇皇后両陛下がイギリスを訪問されています。天皇陛下も雅子妃殿下もオックスフォードへの留学経験があるので、英国気質が肌で分かってらっしゃるのだろうと思ってましたが、出発の服装を見て我が意を得たりとほっとしました。

ペールブルーでのコーディネートは流石

訪問の服装は、ペールブルーでコーディネート

雅子妃殿下は、ペールブルーと白のツートンコーディネートで、天皇陛下は
ホワイトシャツとペールブルーのネクタイのコーディネートでした。
このペールブルーって、どこかで見たことある色じゃないですか・・?
この色って、イギリス王室御用達の陶器メーカーのウエッジウッドのジャスパーシリーズを代表する色です。「ウェッジウッドブルー」とも呼ばれ、ブランドを象徴する一番人気のある色で、イギリス王室お気に入りの色です。

ウエッジウッド ジャスパーシリーズ

ロイヤルブルートは、イギリス王室のシンボルカラー。イギリス王室はブルー好きでも知られていて、さまざまな公式の場でロイヤルブルーのコスチュームを纏います。それに合わせるべく出過ぎないペールブルーでのコーディネートからは、深い敬意と気遣いが感じられます。

憶えているでしょうか? ダイアナ妃が日本を訪問された時は、日の丸をデフォルメしたデザインのドレスでした。大胆なデザインが奇麗なダイアナ妃を引き立てていました。イギリス側の日本への敬意と気遣いですね。
こんな風に訪問する側は、相手への敬意をもって服装選びをするのが、大人の流儀。自己主張だけの服装で他人訪問するのは子供の差技なんです。

日の丸をデフォルメしたデザインのドレス

晩餐会のスピーチにも気遣いが

晩餐会でのチャールズ国王のスピーチが秀逸でした。日本からの来客を心から歓迎する姿勢を国内に示すために、ジョークと日本語の挨拶をスピーチにちりばめたのです。
晩餐会の冒頭、チャールズ国王は日本語で「英国にお帰りなさい」と切り出だされました。そして「今年50歳になるある人物についてお話しさせてください」として、ロンドン郊外で育った設定のハローキティに言及し、誕生日をお祝いしますとおっしゃったのです。また、ポケモンの名セリフ、「全部ゲットだぜ!」も口にされました。これには両陛下も笑顔を見せて喜ばれました。 国王がスピーチを「カンパイ!」と日本語で締めくくられると「君が代」が演奏され、盃を交わされた。
めちゃめちゃ頑張っていただいていると思いませんか?
イギリス国内に国王として日本の重要性を柔和に示されたのです。
これぞ皇室外交の素晴らしさだと思います。
世界の中心を標榜するお隣の国の主席様は、こんな芸当ができるでしょうか?笑顔すら難しいかもしれません。歴史は長いのに幼い国だと思います。

ご機嫌です

気になる晩餐会のお料理は?

晩餐会のお料理は、チャールズ国王の主張を反映したものでした。
「ベジタリアンの日」を日常生活でも設けているくらい野菜好きにチャールズ国王は、野菜が主張するメニューを求められたようです。

前菜  
アカザエビとキュウリのバジルソース 冷製トマトのコンソメ(添え)

メインディッシュ
ヒラメのハーブバター焼きレタス包み
ポテトとほうれん草のクリームコロッケ いんげん豆とウズラの卵のサラダ(付け合せ)

デザート
桃のシャーベットを詰めたアイスクリーム 桃のコンポート(添え)

メインディッシュに、お肉無しには、ちょっとびっくりしますね・・・
イングランドと言えば、ローストビーフを思い出すほどなんですけどね。

日本の国賓晩餐会の場合、フランス料理のコースで
小前菜・前菜・ポタージュ・魚料理・氷菓・肉料理・チーズ・デザート
の全8種類ですが、今回の晩餐会は全4種類。
国王の健康を気遣ってか?・・・もしかしたら雅子妃殿下のお体を気遣ってかもしれません。
天皇は皇太子時代に、公務で地方に行かれた時は、メイン料理が気に入ると、お替りをして料理人を困らせるほどの大食だから、天皇陛下への気遣いではないと思います(笑)

晩餐会のテーブルは色とりどりの花や金色のカトラリーで飾られ、テーブルフラワーには宮殿やウィンザー城の庭園で育てられたバラやイロハモミジの枝が使用されていたそうです。皿の中央に桜の花が飾られていて、日本への心遣いが随所に見られる晩餐会だったようですね。

敬意と気遣いを向けるものには、敬意と気遣いで応える。
これが、歴史ある両国の騎士道であり武士道なのかもしれません。
他人を気遣う人情と洒落(ユーモア)は、豊かな文化と深い教養から生み出されるものです。日本は、国民としての教養が痩せてきているような気がしますね。街を潤す樹木さえ開発の名のもとに切り刻むような事は、イギリスではないと思いますは、日本では頻繁に起こっていることを思えばお判りいただけると思います。教養とはお勉強ができるという事ではないのです。

今後ロイヤルな場へ行くことはないでしょうし、行きたくもないですが、敬意と気遣いを意識して、さまざまな人々と交流していきたいと思います。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。


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