1人でサーフィンを始める方法🌊その弐
海を知る つづき
サーフィンの始め方🌊その壱 では、サーフポイントとして使える「海の場所を知る」ことから始めました。
どんなスポーツでも遊びでもホームグラウンド (home ground)を決めなければ練習できませんよね。どこの公園(海)のどんな遊具(波)で遊ぶのかを決めましょう。
どこの公園(海)で遊ぶのかが決まったら、次はどの遊具(波)で遊ぶかを決めましょう。遊具(波)にも種類があり、ビーチポイント、リーフポイント、リバーマウス、玉石ポイントとありますが初めはビーチポイントから入りましょう。
子供と公園に行って良く遊ぶので、公園で例えてみましたけど分かりにくいですかね💦
スキー場によって雪質が違うのと同じでサーフポイント(海)によって波質が変わります。
海岸の向き編
次に海岸の向きを見ていきましょう。海岸の向きもとても重要で、海岸の向きによってウネリがどこの方角から入ってくるのが良いのか、どこの方角からの風がオフショアなのかを理解する必要があります。
オフショアとは岸から海に向かって吹く風の事で、逆に海から岸に向かって吹く風の事をオンショアと言います。
多くの人は無風の面ツルのコンディションが1番好きだと思いますが、オフショアでも風によって波の形を整えてくれるので良いコンディションになります。
無風コンディション、面ツルの波でサーフィンをするには朝一番に海に行く事です。気圧配置や潮回りがありますので100%ではありませんが朝一は無風や緩いオフショアが吹く可能性が高いのでいい波に出会える可能性は高くなります。ポイントやその日の気圧配置にもよりますが9:00頃には陸地が暖まってくるので徐々に海風が吹いてきます。
その逆に夕方は陸地の温度が徐々に下がっていくので風も弱まってきます。
夕方のサンセットを見ながら波乗りができれば家に帰って奥様と喧嘩する事はありませんね。
朝の清々しい空気の中で面ツル胸~肩サイズでサーフィンができればその日一日はご機嫌です。お昼のビールが最高に美味いですね!
良い波に乗れれば3日くらいは思い出してニタニタできます。
初めのうちはスープに乗って立つ練習をするので風の事まで気にする必要はないかもしれませんが、良い形で割れた波のスープで立つ練習をしたほうが、ボードに立ちやすいので上達も早くなると思います。
海岸の向きに対してウネリがどの方角から入ってくるのか?風はどの方向から吹くのか?干潮と満潮の時間を見て潮の動きはどうなのか?をチェックすることでコンディションが揃った良い波に乗れる確率が上がってきます。
サーフポイント情報にオフショアの方角も出ていますので参考にしてください。
サーフィンデビューするベストなタイミングは?
答えは夏です。梅雨明け頃から徐々に海の水温が上がってきますので、梅雨が明けた7月頃からがベストでしょうか。
ベストの理由は海パンとラッシュガードで海に入れるからです。
季節に合ったウェットスーツを買ってから海に入るなら良いですが、初めのうちはサーフィンを続けられるのか分からないので海パン+ラッシュガードで入れる季節を狙いましょう。
ポイントによって変わってきますが9月上旬くらいまでは海パン+ラッシュガードでいけますのでお金がかからない時期に入るのをお勧めします。
ただし、7月後半になるとクラゲやチンクイが増えてきますので裸+海パンは注意が必要です。クラゲは痛いし、チンクイはとにかく痒いです。海パンの中に入った時は最悪です。夜中に痒くて起きてキンカンを塗る。とか普通です。
「チンクイ」というのはカニやエビの幼生です。カニやエビの赤ちゃんで正式名称は「ゾエア」と言います。実質的にはプランクトンの一種で体長が2㎜程度の微細な生物です。さらに半透明ということもあり、肉眼で見つけて避けようと思っても基本的には不可能です。遊泳する能力は無く、ただ潮の流れや波の力によって海中を浮遊しています。この「チンクイ」に皮膚が触れると「プランクトンによる湿疹」を引き起こします。
このチンクイに刺されないようにするにはウェットスーツが有効です。
大潮の上げ潮や台風のうねりなどによって波打ち際や海面近くに溜まり、海水温が高くなるお盆前などに刺される危険性が高まります。
つづく