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殴り書きの鎮魂歌

このnoteを投稿してるってことは、私の転職が決まって 地元に帰ることが決まってるってことなんでしょう。そして、やっぱり今だに あの夏のことばっか考えてるんでしょう。


「私さ〜こっち帰ってきたら、探偵ナイトスクープに『もう一回ステージでクラリネット吹きたいし、あわよくば甲子園の土踏みたいんです』って、応募したろうと思ってんのよな〜!」

3ヶ月くらい前、希望混じりの冗談を つとめて明るく振る舞いながらお母さんに言うたら「内容薄いわ笑」ってぶった斬られた。私が冗談言うたから お母さんも冗談ぽく返したんやと思う。へへ〜っ

けど、
お母さんは多分、私があのとき お母さんが思ってた以上に傷ついたことも、私がまだ10年前の夏に囚われてることも、あの夏の出来事を私が「お母さんのせい」って心の中で ちょっとだけでも 思ってることも、知らんのやろなあ と思ったら やっぱり涙が出てきたから「そうかもなあ〜」って笑って言いながら 逃げた。


今思えば 怪我する1年前くらいから ずっとおかしかった。
廊下歩いてるだけで膝の関節が抜けかけて 転けそうになることなんてしょっちゅうやったし、片方庇ったらもう片方が痛くなる。でも怪我してるわけじゃないから、授業には出ないとあかん。それでなくても好きじゃない体育がある日なんか 文字通りの地獄やった。
「今日もこけかけた」「なんかやっぱおかしい」って お母さんに何回も言うたけど、いっつも「寝れば治る」って返された。寝たら確かに治ったから、なんも言えへんかった。
けど 怪我してちょっとしてから、これは遺伝的(なもん〜みたいなニュアンス)で お母さんも膝の関節が弱い って聞いたとき、頭が真っ白になった。
全部分かってたんやん。
あのとき ちゃんと病院に連れてってくれてたら、

私 最後の晴れ舞台立てたのに。
高校だって吹奏楽で決めて 3年間全部部活に捧ぐって決めてたのに。
進路相談だって一緒に受けたやん。
あのとき 私が、お母さんと先生に本気で伝えたあの気持ちは?

お母さんのせいにはしたくないけど、ちょっとだけ お母さんのせいって 思っちゃう。そんな自分に嫌気が差す。お母さんのこと 好きやねんけどな。
でも自分のせいじゃないしな…じゃあ誰のせい?


怪我して直行した保健室におった先生
痛すぎて言葉にならん言葉で状況説明して とりあえず病院連れてって って言うたら、第一声「ほんとにそれ痛いの?」やった。
確かにプールから出ようとしていきなり膝の皿割るなんて誰も思わんよな…てアホババァ!誰が無傷で号泣しながら人の肩借りて保健室駆け込むねん!さっさと病院連れてけェ言うとんねん!
整形外科に飛び込んできた顔面蒼白の親と対面して初めて「この度は娘さんが大変なことに…」って言うたとき、私はやっぱり「なんやねんこのババァ」って思った。


今やから言えるけど、顧問の先生
どんな気持ちで私のことコンクール会場に呼んだんやろう。ちょっとでいいから私の気持ち 汲もうとしてほしかったなあ。出番終わって全員で集合写真撮るとき 真ん中おいでって言われたのを断りきれへんくて、松葉杖で移動しながら 情けなくて泣いた。

前の顧問の先生やったら「お前、足引きずってでも毎日練習来い!!!」って言うてくれたかな。さすがに言うてくれへんかったか笑
今となってはどっちでも良いねんけど、ずっとあの先生がいてくれたらよかったのにな。


総合病院での診察が終わったあと、いろいろ手続きするために車で学校に戻ったら 当時担任やった先生が駐車場まで来て 助手席で虚無になってる私に「なあ、お前悔しくないんか?」って一言聞いてくれた。「別に(エリカ)」って返したら「でもお前頑張ってたやろ」って言うてくれたとき、やっと「悔しいよ〜〜〜うわ〜〜〜〜ん!!!」って言えた。
初めて誰かに「悔しい」って言えた。
あの先生、むさくるしかったけど 人情厚い人やったな。
どうも彼の板書の音だけは頭に直接響くから苦手やったけど。


あと、卒アル見て びっっっっっくりした。
班の写真がバン!!って乗ってんねんけど。私抜きの私の班の写真。え、何でそこを撮ろうと思って それを使おうと思った??www むちゃくちゃ思いっきりひとつだけ空いてる机が目の前にございますが??www これはもはやネタとして語り継がれるべきやろ。私でも割とキレた。
でも誰に対してキレたら良いか分からんから もうこの気持ちは足早にどっかそこらへんにしまっといた。でもこのnote書いて また思い出してイライラしてる。なんなん?


あ、てかなあ、最後の文化活動発表会 私のソロパート ごめんなさいのKissing you にしたん誰?顧問?あれ全然おもんなかったわ。多分聴いてる側もおもんなかったと思う。わかる。私ミスチルかアラジンがよかってんけど。最後くらいカッコつけたかった。あーあ、最後の最後までおもんないわ。


膝の皿割って いちばんキラキラしてるはずの14才全部ぽしゃん!
体育大会の創作ダンス 朝礼台の横で椅子に座って 見せしめみたいに踊らされたのも、卒アルの個人写真 みんな背景の木々が青々としてるのに 自分だけ季節が秋になってるのも、中連体 最初の年しか出れへんかったのも 誰にも言わんかったけど全部全部つらかった!全部全部投げ出したかった!

間違いなく怪我してから考え方、価値観、性格まで変わったし それでなくてもなかった自信は底をついてしまったけど、今年の夏で10年!まだ10年?けどもう10年。
そろそろこの気持ちに折り合いをつけて、供養してもいいんちゃうかと思う。
供養しないと、また 10年 引きずる。

これは誰のせい?きっと誰のせいでもないんやろうな。
ただ 私が そーゆー星のもとに生まれてしまった ってだけの話で こっからここまでぜ〜〜んぶ、私が生まれながらに背負ったさだめ!
そういうことにしておこう。

屁理屈で己をねじ伏せる。


駄文乱文 おまけに殴り書きの鎮魂歌

10年前の私、いい加減 安らかに眠りやがれ。


探偵ナイトスクープに採用されてから。

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