小市民のホテルレビュー ダブルツリーbyヒルトン京都駅
私は2023年7月からヒルトニアンとなった。
要は宿泊はヒルトン系列をよく使う(よう心がけている)ということだ。
訳あって昨年の7月からこの身分となったが、それまでは出張なら安さと立地、家族旅行なら広さという観点でしかホテル選びを考えていなかった。
それが、今では隙あればヒルトン系列に泊まろうとしている自分がいる。
とはいえ、あいにくヒルトン系列があるのは大都市やメジャー観光地がほとんどである。家族旅行ではなかなか足を運ぶことがないし、大阪などは出張で行くことはあるが、夜も遅くに泊まって寝るだけのためにヒルトンに泊まるか、という話もある。
結果的に、これまで宿泊したのは
・出張で4泊(京都のガーデンインとダブルツリー大阪城)
・海外旅行で5泊(ロンドンとブリュッセル)
に限られていた。
ちなみに、小市民ながら私はダイヤモンド会員である。
昨年の7月にヒルトン・アメックスのプレミアムカード会員となり、速攻で200万円使ってダイヤモンド会員となったのだ。
ダイヤモンド会員は朝食無料、部屋のアップグレード、レイトチェックアウトといったゴールド会員の特典に加え、宿泊する部屋のグレードに関わらずエグセクティブラウンジが利用できる。
しかし、出張の4泊でこれら特典を満喫するに至らなかった。ガーデンインはそもそもラウンジがないし、大阪城はラウンジの食事サービス終了後にチェックインするという痛恨の結果に終わった。また、出張している人間にレイトチェックアウトは無用である。部屋はアップグレードしてくれていたが、1ランクくらいだった。
海外旅行もブリュッセルで部屋のアップグレードおよびラウンジと朝食無料の特典を享受できた。しかし、部屋のアップグレードについては、ジュニアスイート2部屋ということで大いに期待していたが(予約時は普通のツイン2部屋)、驚くことにスイートについているはずのもう一部屋がなく、単なる少し広めのツインルームだった。ラウンジも今ひとつで、ここも期待値には至らなかった。
今回の宿泊
この度、晴れて?家族で京都に宿泊することとなった。
なので、ROKU!と言いたいところだが、流石にそんな贅沢できる身分ではない。また、旅行の趣旨を考慮すると京都駅そばに宿泊するのがベストである。
ということで、今回「ダブルツリーbyヒルトン 京都駅」に宿泊することにした。もちろん、ラウンジ、部屋のアップグレード、朝食に期待に胸を膨らませてである。
荷物預け
12時前に到着した我が家族(今回は自分、妻、娘の3人体制で臨んだ)は、京都駅から徒歩でホテルまで行き、荷物を預けることにした。
一応ネーミングに「京都駅」とあるが、公式には駅から歩いて5分、スーツケースを引きずると7-8分は余裕でかかる場所にある。流石に8月のお昼時にここを歩くのはかなり消耗した。
そして、ホテル到着
いかにも和のテイストで、京都らしさを感じさせるエントランスである。
そして、中に入ると、不自然なくらい広いフロントが登場する。
ちなみに、写真の右側にはラウンジのようなカフェのようなスペースが存在していた。夜はバーになっていたが、ここもかなり広大なスペースで、そのうち別用途に使われるのではないかと心配になった。
ひとまずフロントで荷物を預け、琵琶湖方面に観光に出向いた。
ラウンジ
18時頃ホテルに戻り、チェックイン。
そして部屋に到着するもそこそこに、ラウンジに向かった。
ラウンジに足を踏み入れると、なんとほぼ満席。かろうじて1席確保できた。
土曜日の夕方ということを差し引いても、こんなに混雑してしまうのなら、あまりありがたみがないと感じた。
フード&ドリンクは、一言で言ってしまえば「可もなく不可もなく」。
どちらも一通り揃っているものの、ネット界隈で囁かれているような「ラウンジで夕食が賄える」というのはちと厳しいレベルだった。
ビール&スパークリングワインとつまみ少々を食して、19時のお開きを迎える。
物足りないよね、ということで、ラウンジを後にした我々は駅に向かい、なぜか一風堂で外国人観光客に混じってラーメンと餃子を食するのだった。
部屋
ダイヤモンド会員の特典の一つに部屋のアップグレードがある。
それを見越して、予約時は最も安いグレードの「デラックス・トリプル」にしておいた。デラックスとか名前についているが、もちろん一番下である。
すると、宿泊数日前に「プレミアム・トリプル」にアップグレードされたとメールが届く。もちろんプレミアムと言っても1ランクグレードアップされただけだが。
しめしめ、と舌なめずりしながら部屋に向かう。
しかし、入った部屋は明らかにツインの部屋にもう一台ベットを設置したというレベルの部屋で、我が家の基準からすると狭すぎた。
実際に、ベッドの一つは他と比べて少しだけサイズが小さかった。
プレミアムと言われてもね、というよりこれでデラックスだったらどうなるのよ、と不安に思いながら、卓球女子とバドミントン女子の3決を観ながら眠りについた。
朝食
明けて翌朝。朝食を食しに1階に向かう。
ここでもダイヤモンド会員特典(ゴールドも同様)の朝食無料を使ったので、予約は素泊まり。
当然ながらビュフェ形式。京都らしくおばんざいやらゆばやらご当地を彷彿させるメニューが色々並ぶ。もちろんライブキッチンも二箇所ある。
でも、正直言うと、同じダブルツリーの大阪城の朝食の方がご当地感があった。
そうは言いながら、ヒルトンのビュフェはどこもクオリティが高い。まあ、味覚に自信のない自分が言うのでは全く説得力に欠けるが。妻も娘も満足しながら小市民以上の量を食していた。
レイトチェックアウト
ダイヤモンド会員の特典の一つがレイトチェックアウトだ(ゴールドも同様)。
チェックインの時に「12時までなら・・」とオファーをいただいたが、残念ながら今回は義父の法事で9時過ぎにはホテルを出なければならない。と言うことでこちらは利用できず。
しかし、海外旅行の最終日ならいざ知らず、レイトチェックアウトはあまり使うことがないような気がする。それならアーリーチェックインがいいのだが、あまりわがままは言えないのだろう。
ちなみにチェックアウトの時に朝食ビュフェの脇を通ったが、大行列だった。自分たちが入った7時過ぎはまだまだのんびりしていたが、この時間帯に朝食をとるだけでホテルの評価が下がりそうな気がした。
まとめ
と言うことで、特典に対してと言う観点でこのホテルを見てみると、
・ラウンジ:まあまあだが混みすぎ。メニューはもう一声頑張ってほしい
・部屋のアップグレード:アップグレードしてくれたはいいが、あまりありがたみがなかった
・朝食:ご当地感はもう少し欲しいが、クオリティは高い(と思う)
・レイトチェックアウト:利用せず
といったところか。
もうちょっと高いランクのホテルだったら、もっと充実した特典があるのかもしれないと思いながら、法事に向かうのであった。
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