AC6チームランクマに9回昇格失敗した男の覚書
昇格したときのチームランクマ用PBTアセン
結論から言うとマクロよりもミクロから入った方が勝てた
一応前期のチームドミナントプレート持ってます。
S昇格ボーナス1回勝利でゲットしましたアアアアアアア!!でもシングルのドミプレは持ってませえええええええええん欲しいいいいいいいいい!!!!!
マクロ(ゲームの展開全体を俯瞰的(大局的)に見た時の判断や行動)から見たチーム戦というのはお互いがお互いに合わせた連携が前提となるため、味方と呼吸が合わない場合は前提が崩れさることが多い。
例えば味方とターゲットを合わせた方が当然DPSが高くなり最大効率を取れるが、味方が同じターゲットを合わせて続けてくれるかどうかは完全に味方次第だ。「意思疎通する手段が乏しいコントロールできない他人」をパーツに必要とするマクロ主体の立ち回りは難易度が高い。味方の行動が変化する前に状況を把握する能力、迅速な判断力が求められる。
当初俺はこのようなマクロを目指してチームランクマッチを回していたが、結論から言うと大間違いだった。理由は2つあって、1つは俺にマクロ主体で動くだけの状況判断能力が無かったからだ。経験値の不足を考慮しても全体を見通す直観力が無い。2つめは常にマッチングにランダム要素が入るシステムに対して俺の記憶力の低さから人読みが機能しなかった。「Aさんはこう動く」とか「Bさんに合わせて動こう」などという塩梅ができなかった。
そこで俺はマクロ主体で動くことをやめて10回目の昇格戦に入る前にミクロ(マクロ以外の小さな動きやテクニック)主体で動くことに方針転換した。ミクロ主体で動くというのは「自分の行動(ミクロ)によって意図的な流れ(マクロ)を作り出す」という視点を持った立ち回りだ。例えば極端な話をすれば1人で3人を撃破さえできれば味方に合わせるも敵に合わせるも無く、シンプルに状況を有利にできる。そんなスーパープレイ一度はしてみたい……。というように自分一人で完結するような行動の結果によって、全体の流れを変えることを優先順位に重きを置いた立ち回りに変えることにした。
その結果どう変わったかというと、例えばターゲットについては基本的には味方と合わせて瞬間火力やDPSを上げるのが通常のマクロだが、実戦ではコロコロとターゲットが変わってしまう。ミクロ主体の立ち回りでは相手の前衛となるようなACを優先して落としにいく。もし落としたい前衛のタゲが自分しかいなかったとしても、可能な限り拘束して活躍させない、自分がマークすることで相手の戦力を減らす妨害を兼ねたミクロによって相手の連携力を削ぐことができる。敵の前線を崩壊させた後に味方とターゲットが合いやすい、結果的に合わざるを得ない状況を作ることを優先する。
ミクロ主体の良いところは味方の判断能力やミスに左右されずに、状況判断、目標を定めやすく、判断が早く、次の行動に移しやすい点にある。OODAループを一人で完結させることができるため、相手の判断力や速度に勝つことができればそれだけでアドバンテージを得続けることができる。そして何より味方や敵のチームメンバーが入れ替わっても自分の中に経験値が蓄積しやすい点、知識を応用しやすい点が優れている。自分・味方・敵の3人のデータが必要なマクロに対して、ミクロは自分と敵の2者間のデータさえあれば完結するからだ。そうしてミクロ力によってできた余剰メモリをマクロに割り振ることでマクロ側の判断の正確さや早さの精度を高めていくことができた。小さな戦術の勝利を積み重ねることで結果的に戦略上でも勝利を収めることができる。
もちろん「開幕に1人で突出してはいけない」などの基本的なマクロはないがしろにしてはいけないが、自分からアクションを起こして状況を有利にできそうであれば(相手陣営の横っ腹に移動してL字砲火を狙うなど)、時間の許す限り率先してチャレンジしていくことが大切だった。そして、その場合はランダムマッチの性質上、常に自分の判断力と自分の強さだけを頼りに期待して行動するべきだった。例えばミリ残りの処理を味方に任せてしまうといった判断は大きなミスに繋がりやすい。
集団戦とはいっても結局ミクロの強さがしっかかり反映されるのでミクロの積み重ねが大事
タイマン、ABで逃げている敵を追いかけてしっかりミリ残りを処理する、スタッガー後に一番被害が少なくて済みそうな行動の選択、TAを吐いた後の周囲の状況確認と判断の早さ、どの相手から落とした方が有利になるのか、マークした相手を撃破するまでに掛かる時間、などなど。細かく分解していくと結局のところミクロの積み重ねが勝敗の土台を作っている。
もちろん「開幕に無意味に一人で凸しない」「スタッグゲージが溜まったら味方陣地に逃げて冷やす」などの基本的なマクロは習得するべきだが、自分の次の行動をマクロから探そうとしても、その場でランダムマッチで組んだ味方同士では意思疎通も取れないため難しい。これが固定メンバーによるチーム戦であればボイスチャットで意思疎通できるため、前提条件が変わるがランダムマッチであれば他人に頼らないミクロの習得から入る方が反省しやすく習得も早いと考える。
特にACのチーム戦は3対3のため1人でも人数差を作れば状況を有利にしやすい。100対100のゲームであれば個人による戦況への影響力も下がってしまうが、3対3のゲームでミクロの差による戦況への影響力は決して小さくない。
周りのことを気にし過ぎずに目の前のことに集中するのも大切
何度も繰り返しになってしまうが、開幕に一人で突っ込むなどのあからさまなマクロのミスは注意して周りを確認する必要がある。しかし、実際に交戦状態が始まってからは判断の成否よりも判断の遅さの方がリスクが高い。判断が遅いだけでその後の行動すべてが失敗になる可能性が高まってしまう。判断が間違っていたとしてもその後の行動次第でリカバリーできたとしても、判断が遅いだけで全ての選択肢が閉ざされてしまうからだ。
そのため自分が実際にプレイヤーとして戦闘状態に入った際には判断の成否に判断力のメモリを使うよりも直感的に正しいと思った選択に全力を出すことに注力した方が良い。もしその判断が誤っていたと自覚できるのであれば反省するべきタイミングは試合が終わった後であり、そこでの経験を次の試合で活かす方が良い。実戦中に選択した結果まで予測してから判断する暇は無いのでまずは判断を早くすることを優先しよう。
特に最近はチームランクマッチを始める人が増えたので、味方との連携を取ることを意識しすぎると予想していた展開と違う状況になることが多いと思う。これもプレイヤー全体の慣れによって変化するだろうけど現状では1人でも活躍できるミクロやマクロが勝率に貢献してくれると信じている。
昇格できて嬉しかった
ぶっちゃけ前期にドミプレ取れたときよりも今期S昇格できたほうがずっと嬉しかった。心が折れそうだったから、そのたびにXの投稿で俺の身代わりとして一護の心を何度も折って何とか耐えていた。
結果としてチームランクマの過酷さと共に昇格の嬉しさやゲームの楽しさをみんなが知るきっかけの1つになったのなら、たぶん一護も尸魂界で笑っていると思う。BLEACH千年血戦篇の新シーズン始まったから、みんなもアニメで一護の心が折れるところを応援しよう!
以上!
フロムさん……カスタムマッチの部屋名……頼みますよぉおおおおお!!!!!