山のあなた。
山のあなたになほ遠く幸ひ住むと人のいふ。。という詩かなにかがあるけれど、私の現在の推しは山にいる(いた)。
中国とインドの国境(チベット?)あたりのジャミールという、架空の山奥の魔境に隠遁していたという設定。
ほとんど何も予定がない最近の休日。
日頃の運動不足と閉塞感の解消を兼ねてひたすら散歩ばかりしているけど、寒い季節は遠くの山々がよく見えて、あそこがジャミールかもしれない…なんて妄想するのが最近の心の慰め。
今日も昨日も一昨日も、年末年始の9連休も心のジャミールを眺めるのがしあわせだった。
そんな推しのぬいぐるみを連れて、明日から旅行に出る。
推しぬいと旅に出るのがここ数年の悲願だった。
家に来て一年も経ってないのに既にだいぶ黒ずんできてるぬいを連れてのハネムーン。
しかし楽しみよりもまず面倒な気持ちが先に立つ中年の重い腰と格闘中。
そして、推し(のぬい)と一緒に行くのに推しと離れるような寂しさを感じる今。
きっと地元から見える心のジャミールから遠く離れるからに違いない。
推し、そしてジャミールのイメージとは程遠い南方に行ってきます。