【遊戯王MD】手札1枚からサベージ、コズブレ、ミドラーシュ
こんにちは、radonです。
NPC相手に1人回ししている間に実用的な展開を思い付いたので、共有しておきます。
最終盤面はロマン展開気味ですが、ギミック自体は応用が利くので好きな構築に使ってください。
今回は《フォーマッド・スキッパー》を使った展開についてです。
手札1枚からコズブレ、サベージ、ミドラーシュが並びます。
コズブレのなんでも無効、サベージのなんでも無効、ミドラーシュの特殊召喚制限の盤面になります。
2回無効と特殊召喚制限しか構えられていませんが、ミドラーシュの元々の破壊耐性に加えてさらに除去を妨害できるので数字以上のプレッシャーを与えられるはずです。
また、展開途中でセントラルドラグマの『相手のEXを1枚を墓地に落とす効果』が使えます。キーカードや展開札を潰せるはずなので、実際には4妨害ぐらいにはなるでしょう。
大本はスキッパーからラドンに繋げるバリラドンギミックです。
(簡単に書くとスキッパーからライトハート、パラエクとライヒハートをサーチ、ライトハートとライヒハートでリンク召喚、パラエク2体特殊召喚、ライトハート蘇生、展開に繋げるというギミック)
このハリラドンのリペアギミック自体はそこそこ有名かもしれません。
今回はそれにスカルデットとレスキューフェレットのギミックを組み合わせました。
これによりスキッパー型では難しかった001の供給が可能になっています。
似たようなリペアであり、001が供給しやすいスクラップリサイクラー型との差別化についても書いていこうと思います。
それではデッキレシピと採用理由の説明、ルート解説していきます。
デッキレシピ
初動札、展開に必要なカードが多いので、メインデッキに自由枠は少ないです。
EXデッキに至っては展開に15枚すべて消費するので自由枠はありません。
このデッキは大きく分けて3つのカード群で構成されています。
初動札、アウローラドンを立てるまでに必要なカード、アウローラドンを立ててから必要なカードです。
詳しいルートは後述しますので、まずはメインとなるギミックを先にいくつか説明しておきます。
それでは各カードの解説に移ります。
初動札
スキッパーとスキッパーをサーチできるカードの合計13枚です。
ヨコシマウマはスモールワールドの中継に使います。
スキッパーはリンク召喚に使われた時、サイバースをサーチする効果を持っています。
パラエクをサーチすることで次のリンク召喚時にレベル4モンスター2体が並びます。
これにスケアクローのギミックを合わせることで、さらにレベル4モンスターを用意できます。
有名なリサイクラー軸バリラドンの初動が12枚なので、初動自体は大体同じぐらいの期待値になるかと思います。
欠点としてはピリレイスの地図を初動にした場合、ライフが半減してしまうのでリスクが伴うところです。
またスモールワールドやマイニングだと手札が1枚減ります。
ラドン成立までに必要なカード
ラドンを立てるまでの中核はスカルデット+フェレットのパッケージです。
フェレットのサーチはダランベルシアンで行います。
フェレットはリンク先にレベル6になるようにデッキからリクルートする効果を持っています。
供給するのは001(レベル1)+オライオン(レベル2)+うらら(レベル3)です。
デッキ内にいてくれないと困りますが、スカルデットの効果で手札を入れ替えられるので複数積む必要はないです。
レベル2はチューナーならなんでも、レベル3のカードはなんでもいいです。
今回はラドンにも使うオライオン、汎用カードであるうららを展開札に使うことでデッキ枠を圧縮しています。
まずはダラベルを出すために盤面にレベル4モンスター3体を目指します。
また、サーチ後にスカルデットも必要なので別途リンク素材を展開する必要があります。
そのために使うのがタリホー!スプリガンズ!のギミック。
レベル4モンスター2体でメリーメイカー、その上にサルガスを重ねる、サルガス効果でタリホー!サーチという動きです。
タリホー!はエクシーズ素材3枚まで取り除いて、その数まで手札・墓地からスプリガンズを特殊召喚する効果を持っています。つまり最大3体までスプリガンズモンスターを呼び出すことができます。
肝心の蘇生先も、タリホー!発動時にサーチ、メリーメイカー召喚時に墓地送り、素材として取り除かれたメリーメイカーの3体がいます。
今回のサーチ先はスプリガンズキット2体です。
ギミックの最終盤面はメリーメイカー、サルガス、キット(レベル4)2体。
このギミックはレベル4モンスター2体が並ぶだけで成立します。
今回のデッキではスキッパーからサーチしたパラエクから繋げます。
同時にスケアクローギミックでレベル4が確保できるので、レベル4モンスターが3体用意できているはずです。
備考
キットは出した時に烙印カードをサーチする効果を持っています。
自由枠なので烙印カードは積まなくてもいいですが、サーチしたら手札入れ替えができるのでデッキにいて欲しいカードを戻せます。
スカルデットでも手札入れ替えできるのですが、4枚も引く都合逆に手札に来て欲しくないカードを全部引いて、戻す枚数が足りない可能性もあるので過信できないです。
おすすめは烙印の命数か烙印凶鳴。
セントラルドラグマは相手のEXデッキから1枚墓地送り。
烙印凶鳴は仮にミドラーシュを破壊されても蘇生できます。
今回はセントラルドラグマを採用しています。
ラドンを立ててから必要なカード
2枚目のオライオンですが、こちらはアウローラドンからリクルートする分になります。
メインギミックを軽く解説
このデッキはラドンを立てるまでに複数のギミックによって成り立っていますが、ラドンを立ててからも複数のギミックがあります。
まずはコズブレを立てるところから始まります。
アーデク(レベル4)+アーデク(レベル4)+アクセルシンクロン(レベル4)でレベル12を作ります。アーデクが墓地に送られることにより儀式関連カードを2枚サーチできるのでブリュの影霊衣と影霊衣儀式を持ってきます。
儀式モンスターをセットでサーチできるのであれば、アルデクパーデクなど強力な効果を持つカードなら何でもいいように思えますが、アルデクパーデクは効果を使うのに手札コストを必要としますし、そもそも儀式召喚に手札コストが必要です。
しかしこの影霊衣儀式、なんとEXデッキのカードを墓地に送り儀式召喚できます。つまり手札コスト不要です。
そして落とすのはこのカード、アプカローネです。
墓地へ送られたときにシャドールを1枚サーチする効果を持っています。
この効果はどこから墓地へ送られても発動するので、もちろんEXデッキから直接墓地へ送られても発動します。
当然持ってくるのはシャドールークです。
後は伏せて相手のターンに、アプカローネと展開の途中で落とした闇モンスターでミドラーシュが立ちます。
そう、アーデクを経由してコズブレを立てるだけで、自然とアプカローネを落とすために必要な影霊衣セットをサーチすることができるのです。
ちなみにコズブレ、ブリュ影霊衣、シャドールーク(ミドラーシュ)までは、ラドン+レベル1チューナーが立てられれば成立します。
(ラドンからオライオン、オライオンとトークンでアクセルシンクロン、ジェット墓地に送ってレベル4に、ジェット特殊召喚、レベル1チューナーとトークン2体ずつでそれぞれアーデク)
しかし、これだとブリュ影霊衣がぼったちになってしまうので、シンクロするなどして何らかの形で妨害札に変えたいところでした。
リサイクラー型バリラドンはこのラドン+レベル1チューナーを用意するまでは簡単なのですが、そこから先の展開を伸ばしづらくブリュ影霊衣を妨害札に変えるのが難しいです。
今回のデッキレシピだとフェレットから無理やりチューナーを供給することができるので、ブリュ影霊衣(レベル6)とレベル2チューナーでサベージが作れます。
展開
パラエク2体立てるまで
スカルデット立てるまで
※手札コストが足りなそうならサルガスの効果でライフォビアを戻しておくのもありです。
ラドン立てるまで
コズブレ立てるまで
最終盤面
以上になります。
これで4400打点カウンター4つサベージ、コズブレ、ミドラーシュが立ちます。
リサイクラー型との相違点
リサイクラー軸でコズブレを立てるメリットが薄いので、メジャーな超雷赤霄サベージバロネス型と比べようかと思います。
デメリット
・ルートが長い
・妨害数が少ない
・超雷のサーチ封じができない
・メインデッキに自由枠が少ない
・EXデッキに自由枠がまったくない
・誘発貫通能力が低い
・初動のサーチ手段にデメリットがある
メリット
・初動の枚数が1枚多い
・カウンター4つのサベージを立てられる
・ミドラーシュの特殊召喚制限
・スカルデットで手札入れ替えができる
・EXデッキの墓地送り or ミドラーシュの蘇生
実用性でいったらリサイクラー型の超雷赤霄サベージバロネスに軍配が上がるかと思います。
ただ今回のレシピはある程度現実的な初動枚数とロマンが両立させられたかなと思います。
おわりに
改めて総括です。
実は今回のデッキはハリが使えた頃に使っていたデッキのリペアになります。
というかハリ禁止以降、コズブレサベージミドラーシュを並べる展開をずっと模索していました。
コズブレから影霊衣、影霊衣からシャドールに繋げるギミックの噛み合いは他のデッキにない芸術点の高さだと思います。
個人的にデザイナーズコンボがあまり好きじゃないので、ハリラドンの動きはかなり面白い動きだったですが……さすがに汎用性が高すぎましたね。
上でも触れたんですが、コズブレミドラーシュまでは展開できてもブリュ影霊衣がぼったちになるのがどうしても気に食わなくてレシピを練っていた次第です。
今回は自分でも納得のいくレシピに仕上がったかと思います。
リンク、エクシーズ、シンクロ、儀式、そして融合召喚と、ほぼすべての召喚方法を使っているのもポイント高いかなと。
セントラルドラグマとかいう烙印でもドラグマでも見ないようなカードが儀式に反応する点も無駄がない。
EXデッキ全消費という代償は払いましたが。
後は……アドバンス召喚とペンデュラムですかね。
ハリがあればこんなに苦労して展開しなくてもいいんですけどね……。
(003から001投げるだけでラドンとレベル1チューナー2体が展開できた)
改めてハリラドンのパッケージの便利さを実感しています……。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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