ぽろりの不思議な日常-1-
はじめに
見ていただきありがとうございます。
大和紫(やまとむらさき)といいます。
むーさん、と呼ばれています。
愉快で不思議な同居人、天眼を持つ「ぽろり」との
日常の出来事を中心に描いていこうと思います。
ぽろりと私が感じた世界のお話です。
正しいとか、間違っているとかではなく、
ファンタジーなお話だと思って読んでください。
ぽろりとは、SNSのmixiで知り合い、
いろいろなことを経て、同居しております。
ちなみに恋愛関係はありません(きっぱり)。
どうぞよろしくお願いいたします ('▽'*)♪
天眼を持っているぽろり
私たちはよく神社に行きます。
むーさんの故郷が奈良ということもあり、ぽろりと出会った頃は
色々な奈良の神社に連れて行きました。
むーさんには神様の声は聞こえません。
同居人のぽろりは、天眼(てんがん)を持っている、
いわゆる「見えないものが見える」人なのです。
神社に連れていくと、そこにいらっしゃる神様や、
眷属・精霊などが見えたり聞こえたりします。
また、土地のエネルギーも感じます。
「ここは神様が、居ないよ」って神社もあります。
「ここのご祭神は男神じゃなくて姫神だね」など、
文献や公に伝えられていることではわからないことが見えたりします。
嘘か本当か、そんなことはどっちでもよくて(私は信じているけど)、
あまりにも興味深い話が多いので、こちらに書き留めていきます。
明治神宮でのこと
今日のお話は、明治神宮に行った時のことです。
ある年の2月11日 建国記念の日に、私たちは明治神宮に参拝しました。
初代天皇である神武天皇が即位された日で、
参拝した時にちょうどご神事が始まるタイミングでした。
その日は全国各地の神社から、宮司(神官)が明治神宮に集まり、一列になってご神事の拝殿に進んでいきます。
ぽろり:むーちゃん、あの笏(しゃく)の先に、神社の神様が乗っかってる!
一人一人の神官が持っている笏(しゃく)の先が、光っているんですって。
各神社の宮司さんは、自分の神社のご祭神を連れて明治神宮に来られているということでしょうか。
しっかりと宮仕えをし(神社を守り)、信仰心の深い宮司さんの笏ほど、その光は大きく輝いているそうです。
むーさん:なんでそんなことがわかるの?
ぽろり:だってね、今、私の横におじいさんが立っていて、ニコニコ笑って説明してくれてるのよ。
むーさん:それって誰?
ぽろり:わからんけど、話好きな、おじいちゃんみたいな神様やで
ご神事が始まりました。
それとともに、笏に乗っていた光(神様)たちは、笏から飛び降り、中央の神様の御簾(みす)の中に、一斉に入っていったそうです。
むーさん:うわぁ~、神様たちが、神域に入っていったんだね!
私には見えませんが、想像するだけでも楽しい光景です。
ご神事が終わると、神様たちはキラキラ輝いてそれぞれの神官の笏に戻っていきました。
あのおじいちゃんみたいな神様は、誰だったのかなぁ
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