脳死書き流し2

 沈み行く太陽が地平の向こうへ降り立つとき、帯状の雲が途切れなく姿を変えながらそれを翳らせ、隙間から漏れ出て灼熱に晒された朱色の水面のような揺らぎを地面に映し出した。私が座っている目の前では風は穏やかであって、岩の隙間から手を伸ばし始めた細木に纏わりついた蔦の葉が小さく揺れるのが見える。

これ以上書くこともないので供養する

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