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銚子でオランダ!?スタディツアーに参加しました!

こんにちは!武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)です。今回は、少し時間が空いてしまいましたが、8月25日から28日にかけて銚子で開催された3泊4日のスタディツアーについてご紹介いたします!
4名のEMC生が参加した今回のツアーは、なんとオランダのAmsterdam University of Applied Sciences(アムステルダム応用科学大学 以下、AUAS)の学生たちと一緒に、銚子の魅力を発見するというものです!


スタディツアーについて

今回のスタディーツアーは、AUASの学生が銚子で研修を行うにあたり、AUASの三角千絵先生が武蔵野EMCの高松宏弥先生に声をくださったのがきっかけです。そして偶然にも、三角先生は武蔵野大学(当時は武蔵野女子大学)の卒業生であり、私たちにとっては先輩でもあります。

そんな不思議なご縁から始まったこのツアーは、ただの観光ではなく、日本とオランダの学生が異なる視点から共に地域の魅力を探索し、それを共有することで、異文化理解を深めることができる貴重な体験となりました。

1日目

1日目の様子は2年生の大𡈽がお伝えします!

朝10時に三鷹寮を出発し、約3時間かけて千葉県銚子市に到着しました。そして、銚子市の中心地から少し離れた民宿に到着したのですが、最初の印象はまさに「海」。港町で想像以上の景色に圧巻でした。

民宿からの景色

午後はAUASの学生と合流し、地元の道場の方々から空手を教わりました。人生で初めての空手でしたが楽しみながら体験できたと同時に、AUAS生たちからは日本の武道に対しての興味関心を強く感じました。初めてのことを初めましての人たちと取り組めたのは、記憶に残る経験です。

その後、夕食をともにする中で気付いたのは、オランダ語や英語を話せなくてもコミュニケーションを取ろうとチャレンジすることが重要であるということです。EMCの講義やゼミの活動を通して頭で理解はしていましたが、実際に海外の人と話すことでその重要性をより一層強く実感しました。

また、夜の海辺でみんなと話したのも思い出の一つです。EMCの寮ではその場にいる人たちの間で自然と会話が始まるのですが、それはオランダの学生たちも同じで、やはり誰かと自分の中にあるものを共有し合う時間はいいなと感じた一日でした。

2日目

2日目は3年生の相澤がお届けします。

朝6時に宿を出発し、日本最大級の水揚げ量を誇る銚子漁港でマグロや金目鯛の競りを見学しました。最新のテクノロジーを活用し、金目鯛が100g単位で仕分けられていく様子は、予想以上に迫力のあるものでした。

夜はAmbient (古民家をリノベーションしたオープンキッチンスタジオ) をお借りしてBBQをしました。https://choshi-ambient.com/

3日目

3日目は3年生の三原がお伝えします。

3日目は銚子電鉄に乗り、日本トップの醤油メーカーであるヤマサ醤油さんの工場見学に行きました。日差しが強かったため、工場についてすぐに「醤油のソフトクリーム」をいただきました。思っていた以上にアイスと醤油の相性が良く、とても美味しかったです。工場見学では、醤油が作られるまでの工程と発酵の仕組みついて学ぶことができました!

4日目

4日目は、3年の荒井が担当します。

この日も銚子電鉄に揺られ、市役所へと向かいました。

最終日である4日目は、越川信一 銚子市長への発表です。オランダの学生たちは、銚子で見たものを基に、銚子をより魅力的な街にするための提案をしていました。その中には、海岸にベンチやパラソルを設置することや、サーフィンをはじめとしたマリンアクティビティの導入など、彼らの文化や視点を活かしたものが多く含まれていました。また、グリーン・ツーリズムの観点から、観光客の移動手段としてレンタル自転車の導入も提案していました。これらの発表を通じて、私たちはオランダの文化や価値観を理解する良い機会を得ることができました。
市長への発表後は宿泊施設に戻り、4日間をともにしたオランダの学生たちと名残惜しくお別れをして、このツアーは幕を閉じました。

まとめ

今回のスタディツアーを通して、日本国内で海外の学生と触れ合う機会は、異文化理解する上でとても効果的であると感じます。日本という自分たちにとって慣れ親しんだ場所であえて海外の学生と交流をすることで、自らと他者を比較することができました。この4日間で得たさまざまな気づきや発見について、2点お伝えします。

1つ目は、海外大学の学生の多様性です。
オランダとの交流ということで参加するのはオランダ人ばかりかと勝手に想像していましたが、スペイン、ロシア、韓国、南アフリカ、ウクライナ、ブラジルなど実に多様性に富んでいて、日本の大学にはない異文化を尊重する風土を感じることができました。
一方で、疲れて横で座っていたりすると、すぐに大丈夫?と声をかけてくれたり、多様性はあれど人としての本質は同じものだ感じることができました。

2つ目は、文化の違いです。
最終日に銚子の市長にプレゼンする際に、「2週間この街でお祭りをしたらいい。」とたのしそうに提案している姿を見て、その国に根付く文化によって”普通なこと”が異なるということを改めて感じました。失われた30年を取り戻すためには多様な文化と関わり、新たな考え方を知り、受け入れることが何よりも日本人に足りないものであると思いました。
また、オランダは「ニクセン」と呼ばれるストレス解消法が有名なほど、ストレスを溜め込むことが少ない国で、毎日海岸沿いで何をするわけでもなく27時まで話したり、ゆっくりと踊ったり、飲んだり。それぞれが自分らしく生きていました。それでいて朝はきっちり言われた時間に起きる。それぞれがそれぞれの人生を尊重していて、どこか羨ましくもありました。

こちらのスタディツアーは来年度も実施を予定しています!
来年はぜひ皆さんも一緒に銚子に行きましょう!

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