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【ゼミレポート】荒木ゼミ合宿 in 青梅!

こんにちは! 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)です。
今回は構造的思考をテーマに活動している荒木博行さんのゼミ(荒木ゼミ)の合宿について書かせていただきました。「荒木ゼミがどんなことをしているか気になる! 」という方、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!!


荒木ゼミとは

 荒木ゼミのテーマは「構造的思考に基づく自律型人材の育成」です。私たちは、自ら問いを立て、その問いをゼミ生全員で議論し、最適な答えを導き出すプロセスを通じて、社会にポジティブなインパクトを与えることのできる人材を目指しています。そのために、クリティカルシンキング(=批判的思考)のワークや、ゼミ生個々が自由に問いを設定して取り組む自由研究を実践しています。

荒木ゼミのinstagramではそれぞれの自由研究について投稿しています!
@emc_arakizemi

 では、なぜ自律型人材が必要なのでしょうか?
 高校までは、他者が設定した問いに対して答えを出すことが中心でしたが、大学や社会に出ると、問い自体が不明瞭で、答えも一つではない問題に直面することが多くなります。特に企業においては、課題解決に向けて、自ら適切な問いを立て、それを解決するスキルが求められます。

 私たちのゼミでは、こうした「問いを立てる力」「その問いに正面から向き合い、追求していく力」など現代社会で不可欠なスキルを学び、ゼミ生全員が主体的かつ構造的に考え、行動できる自律型人材となることを目指して日々取り組んでいます。


合宿1日目

 ゼミ合宿1日目は、東京都青梅市にてラフティング体験を行いました。構造的思考とラフティング体験は一見似つかないように感じますが、
① チームビルディング
② スピード感を持った状況判断力をつける
という2つの目的をもって選びました。

◾️目的① チームビルディング

 荒木ゼミは昨年できたばかりのゼミで、ゼミ合宿も今回が初めての開催となりました。学生同士はゼミ以外での交流が少なく、ディスカッションがスムーズに進まないという課題を抱えていました。
 今回体験したラフティングは、複数人でボートに乗って急流を下るウォーターアクティビティで、自然を相手にしているため、命が奪われる可能性もあります。こうした命をかけた状況で互いに助け合い協力することや、非日常的な体験を通じて、普段のゼミ活動では得られない一体感や深い信頼関係を築くことを1つ目の目的としました。互いに力を合わせながら目標を達成する過程は、ゼミでの協力体制の強化に直結します。

◾️目的② スピード感を持った状況判断力をつける

 ゼミの活動の多くは、室内でホワイトボードを使い、複数人で時間をかけて議論をし、結論を導き出すことが多いため、ゼミ生に瞬時の判断力や迅速な行動力が不足しているという問題がありました。これにより、ゼミでのディスカッションや各個人のプロジェクト進行の際に、遅延や停滞が発生することがありました。
 ラフティングでは、急流という予測不可能な環境の中で、瞬時に状況を判断し、即座に舵を切ることが求められます。世の中は目まぐるしいスピードで移り変わって行き、「熟考よりも瞬時の判断が求められる場面」が多くあります。それに対応するスキルを体感し、スピード感を持った意思決定の重要性を学ぶことを2つ目の目的としました。

◾️実際の様子

 ラフティング体験は、自分と仲間を守る方法やボートの操作方法などの安全講習を受けたのち、実際に川に向かい、ボートに乗り込みました。水面を見下ろすと、目の前を流れていく水の速さに驚かされましたが、緊張感を持ちながら、5キロの川下りに挑みました。

1時間にわたるラフティングでは、途中でボートが転覆するハプニングもあり、何人かが川に流されました。しかし、講習で学んだ瞬時の判断力を活かし、互いに助け合いながら全員無事に救出することができました。また、急流の中でも全員で力を合わせてボートを漕ぎ、一歩一歩着実にゴールに向かつていきました。この経験を通じて、困難な状況でも冷静さを保ち、協力することの大切さを実感しました。

また、最後に全員でゴールにたどり着いた瞬間は、何とも言えない達成感に包まれました。

合宿2日目

合宿2日目は、チェックインでメンバーの近況報告を聞き合った後、ラフティングの振り返りと今後のゼミの方針決めを行いました。

◾️チェックイン

 それぞれが夏休みにどのようなことを行っていたのか、今どのような悩みを抱えているかについて話しました。特に盛り上がったのは、スタンスについての話題です。「なかなか自分の意見(スタンス)を持つことができない」という課題を抱える学生に対し、荒木さんからのフィードバックは「スタンスを取らないスタンスもあるよ」というまさかのものでした。

その背景は、
・自分はA案かB案かわからない、腹の底から理解しているわけではない、と伝えることも重要である。
・0か100か、ではないウルトラC(第三案)もあるということを、オプションとして持っておくことが重要である。
・同調圧力に負けて、「スタンスを取らされた」状態になることは危険である
というもので、目から鱗でした。ただし、これを多用し「何も考えない」ということにはならないよう、気を付けることが重要です。

◾️ラフティングの振り返り

 まず、チームビルディングの観点では、ゼミ以外での交流が少ないという課題を克服するため、命を預け合う非日常的な体験を行ったことで、普段の活動では得られない深い信頼関係が構築されました。ボートが転覆した際にも、互いに助け合いながら全員を無事に救出できたことは、ゼミ生全員の協力体制がより強固なものになった証です。この経験は、今後のゼミ活動におけるチームワークの強化に大きく貢献するでしょう。

 次に、スピード感を持った状況判断力について、急流という予測不能な環境の中で、瞬時に舵を切り、適切な判断を下すことが求められるラフティングは、ゼミでのディスカッションやプロジェクト進行に必要な意思決定のスピード感を体感する絶好の機会でした。この経験を通じて、私たちは「熟考よりも瞬時の判断が求められる場面」に対処するためのスキルを実践的に学び、今後のゼミ活動で迅速かつ的確な判断力を磨いていくことを再確認しました。

◾️今後のゼミの活動について

 2024年度前期は、ゼミメンバーそれぞれが問いを立て、検証し、答えを出す自由研究方学習を行いましたが、正確な問いを立てるための「批判的思考」が不足しているという課題がありました。そのため、後期からはそのインプットを行う予定です。


最後に

 今回のゼミ合宿を通して、私たちはチームワークや瞬時の判断力、そして互いに支え合う大切さを改めて学びました。ラフティングでの体験は、ゼミ活動において必要とされるスキルや姿勢を実感する貴重な機会となり、今後のディスカッションやプロジェクトの進行に大きな影響を与えることと思います。

 これからも、荒木ゼミは「構造的思考」を通じて社会にポジティブなインパクトを与える自律型人材を育成し続けます。私たちゼミ生も、今回の学びを活かし、互いに成長し合いながら次のステージへと進んでいきます。今後のゼミの活動にも、ぜひご期待ください!

また、荒木ゼミではinstagramで日々の活動を投稿しているので、そちらものぞいてみてください!

おまけ

🔳今回の宿泊先「岩倉温泉 儘多屋(ままだや)さん」

🔳1日目の夜はBBQ!


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