見出し画像

武蔵野EMCデザインラボ 「撮影の基礎 」を開催しました!

様々な分野で活躍する実務家教員たちの授業を受けることができるのが、EMCの魅力のひとつです。
それは、授業だけではありません。学生の希望に合わせて、様々な「課外授業」や「ゼミ」が行われています。

この記事では、4月11日(月)の夜に1年生たちが暮らす小平寮で開催された、武蔵野EMC デザインラボ 「撮影の基礎 」についてご紹介します。

武蔵野EMC デザインラボ 「撮影の基礎 」

実は、遡ること約1週間前、1年生たちの入学オリエンテーションの様子を撮影しに集まった学部のYou Tubeチームから、「改めて撮影について学びたい」という声が上がりました。
そこで、EMCでデザインやアイデア発想などの授業を担当していて、カナダのバンクーバーフィルムスクール卒でもあるデザイナーの芝さんが、カメラとビデオを使った撮影の基礎を教えると呼びかけたところ、YouTubeチームだけでなく、30名を超える学生たちが集まりました!

芝さんはこれまでも「武蔵野EMC デザインラボ 」として、デザインに関する学びと実践の場を作ってきました。
今回は「映像の基礎」ということで、芝さんが実際にバンクーバーフィルムスクールや写真家の先生に学び、デザイン事務所の実務で実践している「使える撮影技術」を武蔵野EMCの1期生と2期生に披露。

カメラ、ビデオ撮影の基礎ということで、プリプロダクション(企画・構成・脚本・絵コンテ)、プロダクション(撮影・録音・素材作成)、ポストプロダクション(編集)とある中でも、主にプロダクションの部分、撮影技術やカメラ・ビデオの扱い方についてお話しいただきました。

構図の話、露出の話、被写界深度の話、ライティングの話、音声の話など、写真と映像にまたがる「知っているだけではっきりとクオリティが変わる」撮影のコツを教えていただきました。

まだ大学の授業も始まっていないにもかかわらず、学生たちは興味津々。一眼レフのようなカメラの操作はもちろん、スマホでできる簡単な実技ではお互いを撮影し合うなど、実際に体験しながら学びました。

参加者の感想

鈴木 瑠花
直感的にいいなと思っていた写真はどれも紹介して頂いた構図に当てはまっていたので、講座の内容にすごく納得しました。自分はどうしてもひとつの写真に情報を詰め込みすぎるので、空間を大切に、写真はもちろんデザインを創っていきたいと思いました。

小坂 悠人
実際に隣の人を写真で撮る事で、これまでなんとなく撮っていた写真とは違う意識で実践する事が出来ました。 また講義の翌日に熱海へ行ったのですが、旅先で写真を撮る度に芝さんの顔を思い浮かべ、構図や露出に関して意識しながらシャッターを切りました。 入学して2週間足らずですが、早速EMCでの教えが自分に染みついてるなと感じています!

荒井 健
今までは、一切構図や光を意識せずに被写体を撮ったり、オンライン会議や授業をしていたが、少しのことで印象がガラッと変わることが知れた。これから、オンライン会議や授業の時は、光の当て方や構図などで印象を良くしたいと思った。また、今まで、デザインへの投資は、あまり有効性があるとは思っていなかったが、デザインには投資価値が十分にあり、もっと学びたいと思った。

講義を終えて

最後に、今回の講義を企画した芝さんからのコメントをご紹介します。

武蔵野大学EMCデザイラボでは、学年を問わず、クリエイティブの分野に伝わる技術を伝え、広くデザインする力を養う創造性教育活動を行なっています。
デザインや撮影の基礎は、脈々と受け継がれているものの、専門学校、デザインスクール、美術大学などに行かないとなかなか学ぶ機会がありません。スマートフォンなどで、誰でも、ワンタッチで、写真、ビデオが撮れるテクノロジーがある今だからこそ、基礎を知っているかどうかで発信力や表現力に差がつきます。
今回の講義では、ただの講義だけで終わらず、ハイブリッドオンライン配信の利点をいかし、リアルタイムでカメラの切り替えをしながら、伝えたことをその場で実践して視覚的に学んでもらいました。また、学生たちには、自分のスマートフォンを用いて、学んだことをその場で実践するインタラクティブなスタイルを導入しました。

たくさんの学生が、積極的に参加して下さって、笑顔がたえない講座となりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?