「EMC MANILA PITCH EVENT」を開催!(Be a global entrepreneur! マニラツアーVol.5)
グローバルアントレプレナー育成プログラム『Be a global entrepreneur!』マニラツアー。ついに、今回のツアーのハイライトとも言うべきイベントが開かれました!「EMC MANILA PITCH EVENT」をマニラのCommon Ground Rockwellで開催したのです。
会場には、なんと50名を超える来場者が詰めかけました。7名の学生たちは、ここで自分たちが魂を込めて取り組む事業の紹介や、今回のインターンシップで得たものについてのピッチをすべて英語で行いました。
イベントのAgendaは以下の通りです。
Techshake & EMC Contract Ceremony
TechShake Company Description / CEO,Founder Kotaro Adachi
Opening Remarks / Dean. Yoichi Ito
Students Pitch by Internship Students
Students Pitch by Japanese & Philippines Studetns
Judges
Closing & Networking
■武蔵野EMCとTechShakeの調印式を開催!
イベント開始後、まず行われたのは、今回のツアーの受け入れを行ってくださったフィリピンのTechShake社との連携協定の調印式でした。今回のツアーに限らず、今後もフィリピン、日本両国間のグローバルアントレプレナーシップ人材の育成を目的に相互で協力し合い活動していきます。
その後、TechShakeCEOの足立様より、TechShakeのフィリピンでのスタートアップエコシステム構築の取り組み、そしてフィリピンだけでなくASEAN全体で、そして世界で何を成し遂げたいのかをお話しいただきました。
続いて、武蔵野EMC学部長の伊藤羊一さんが、グローバルアントレプレナーの育成にかける想いと構想を発表しました。
そしてここからが、いよいよ学生たちのピッチです。このツアーが始まる前から、選抜を通過した学生たちにはビジネス面、英語面、精神面で、様々な課題が出されていました。そこに、今回のツアーで得たものを盛り込んで、魂のピッチを行いました。
インターンシッププログラムに参加した5名は、インターンシップを経て学んだこと、これから成し遂げたいビジネスの構想を英語でピッチ。
ビジネスピッチコースに参加した2名は、より詳細なビジネスプランを英語でピッチしました。
学生の発表はこれだけではありません。実は今回、フィリピンの学生たちを対象にしたピッチコンテストも行っていて、優秀なビジネスプランを発表した学生は、2025年2月1日に東京にて開催される「EMC GLOBAL SUMMIT」に招待される権利を得ることができます。
ピッチの結果、1位に選ばれたPrincess Venturesさんと、2位に選ばれたAldrin Gamayonさんが「EMC GLOBAL SUMMIT」に合わせて来日する権利を得ました。
こうして、「EMC MANILA PITCH EVENT」は大盛況のうちに閉会となりました。
■参加学生たちの感想
野村一倖さん
今日は海外での2回目のプレゼンテーションでした。前回は苦い思い出があり、今回フィリピンに来る際は心配していました。しかし、今回は自分が自信を持って話せるプロダクトについてのプレゼンで、練習もかなり行いました。その甲斐もあって、今回は自分なりに満足のいくプレゼンができました。
また、羊一さんにもアドバイスをいただき、ゆっくり大きな声で話すことを意識したおかげで、とても良い結果になりました。
ただ、もっと英語力があれば、4分という限られた時間の中で、より多くの情報を伝えられたのではないかと思いました。その意味では、まだ成長の余地があることを実感しましたが、同時に、やっと海外でビジネスをするスタートラインに立てた気がしました!
藤田あみさん
今日はプレゼン当日でした。直前までどうなることかと心配していましたが、自分が経験し、学んできたことに自信を持ってプレゼンに臨み、周囲の皆さんの暖かい雰囲気のおかげで無事に終えることができました。多くの方から「インタビューガール」と呼んでいただき、今回宣言したことを必ず実行しなければならないと改めて決意した一日になりました。パウロさんによれば、パウロさんと足立さんが共にTechShakeを始めたきっかけはインタビューだったそうです。インタビューには様々な可能性が秘められており、ますますモチベーションが高まっています!
岡田航明さん
本日最終ピッチでした。昨夜のマイケルさんの熱いビジョンを活かして、語る練習をし、わかりやすい表現と図を意識してスライドを追加しました。当日の現場では、フィリピンサイドのリアクションが思ったより薄かったので、タガログ語で挨拶してから始め、自然にアクションを引き出す方法を試みました。実際、喜んでもらえたので、相手の立場から考えることの大切さを実感する良い機会になりました。現地でたくさんの友達もできて、とても嬉しいです。明日もたくさん友達を作ります!
田中綾子さん
今日はプレゼンテーションがありました。前回の反省を活かして、今回は特に原稿などを作らずに臨んだのですが、いざ本番になると緊張して考えることができなくなり、スライドを見る機会が多くなってしまいました。就活などを通して日本語で即興でプレゼンすることには慣れていましたが、やはり英語となると勝手が全く違うと改めて実感しました。現地の人と話していても、よく聞き取れないことがあり、英語の勉強が必要だと強く感じました。今まで英語の勉強を避けてきたことが響いていますが、最終日も1日、学生との交流を楽しみながら頑張りたいと思います。
室口心春さん
ついに最終ピッチが終わりました!前日は「今日死ぬのかな?」と思いながら、みんなで深夜までピッチを作りました。喋る練習もたくさんしましたが、やはりステージに立つと練習通りにはいかず、前を向くのが難しかったです。日本語でピッチするのと英語でするのでは全く異なると感じました。現地の学生のピッチで、まさに自分が将来やりたいと思っていたビジネスのチームが優勝していたので、とても嬉しかったです。早速その学生と話をして仲良くなれたので、今後も連絡を取り合い、自分のやりたい事業について相談したいと思っています。
岡本雄仁さん
これまで練習してきたプレゼンテーションを披露する最後の場でしたが、練習の成果を十分に発揮できたと思います。何十回も練習し、EMC代表の第一陣としての自覚を持って海外に挑んだ結果、それに見合った成果をプレゼンテーションで出せたと思います。フィリピンの大学生によるプレゼンで、農業に関するビジネスアイデアが発表され、その業界が抱える課題についての話が非常に興味深かったです。フィリピンでは大規模な農地の所有が禁止されており、多くの小規模農家が細々と土地を所有しているため、問題解決が収益につながりにくく、解決までに多くの手間がかかる割に合わないことや、財閥がこの分野に投資していないこと、ギャングの存在が業界に参入する人が少ない理由とされているとのことでした。これらの点が事実かどうかはさておき、日本では聞き慣れない理由ばかりでとても面白かったです。
丹羽蓮一郎さん
受け手に強く印象を与えられるように、ビジュアルメインのスライドにしたり、プレゼン中にBGMを流したりと工夫しました。終わった後の達成感はありましたが、もっと練習を重ねて、より濃い内容にする必要があると感じました。また、英語力を向上させ、より流暢に話せるようになれば、もっと伝えたいことを端的に訴えかけられると思いました。ネットワーキングの時間では、アート以外の分野の会社の方々からも多くのフィードバックをいただき、とても貴重な時間でした。