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【ゼミレポート】考えるのは個人、よくするのはみんな。 | DADAゼミのご紹介!(梅田・寺田ゼミ)

はじめまして! 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(EMC)2年生の柳田宙輝です! 今回は僕が所属しているDADAゼミについてご紹介します!

DADAゼミは、「各々の『やりたい!』をフォローし合い、お互いに良い影響を与え合おう」というスタンスのゼミです。逆にいうと、ゼミとして「このテーマを学ぶ!」といった共通のミッションを設けていません。あえて言語化すると、「各々の『やりたい!』を実現すること」がミッションです。

既に「やりたい!」が定まっているゼミ生はこれを実現するために個人で努力し、みんなで一丸となってフォローします。一方で、「やりたい!」が定まっていないゼミ生もいます。そういったゼミ生は「やりたい!」を見つけることから始め、みんなでこれを見つけられるようにフォローします。

このように、あくまでも活動の主体は個人で、ゼミはフォローをし合うための場です。タイトルに「考えるのは個人、よくするのはみんな。」と記載しましたが、まさにこれを体現するゼミだと思います。この言葉が具体的にどういうことなのかについては、後述させていただきます!

そして、「DADAゼミ」は別名「早朝マーケ倶楽部」とも呼ばれています。その理由についても、最後に記載させていただきます!

■IQ160とEQ160の教授コンビ!?

まずゼミナールの名称の“DADA”についてですが、教授の梅田さんと寺田さんの“田”から命名されました。そしてお二人の名前が出てきた通り、DADAゼミは、13あるEMCのゼミで唯一教授が2名体制で担当されています。お二人とも、個別でゼミを担当されたとしても間違いなく有り余る学びを得られるので、とても贅沢なゼミだなと思っています。

(左)梅田悟司 コピーライター。主な仕事にジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、タウンワーク「バイトするなら、タウンワーク。」などがある。
(右)寺田知太 ベンチャーキャピタリスト。華々しいキャリアを経てベンチャー支援を行っているビジネスサイドの人。

そんなお二人についてですが、個性が180度違います! 梅田さんは本職がコピーライターでクリエイティブサイドが傑出しているのに対して、寺田さんは本職がベンチャーキャピタリストでビジネスサイドが傑出してします。お二人とも本当に仲が良いのですが、お二人の間では寺田さんが「IQ160でEQ0」、梅田さんが「EQ160でIQ0」だと話題になるそうです。もちろん誇張表現ではあるのですが、それくらいに正反対であるんです。

EQ:「Emotional Intelligence Quotient」の略。日本語では「心の知能指数」と意訳され、仕事や人間関係において「感情をうまく管理し、利用する能力」であるとされている。

ゼミでは、寺田さんから「ビジネス視点のマーケティング」を、梅田さんから「クリエイティブ視点のマーケティング」を学んでいます。例えば、ビジネスプランを深める際は寺田さんがビジネスモデルなどについてのフィードバックを、梅田さんが会社名やサービス名、コピーライティングなどについてのフィードバックをされます。ビジネスモデルからクリエイティブまでをお二人、そして、みんなで議論する仕組みになっています。

■考えるのは個人、よくするのはみんな。

次に、私たちが具体的に何を行っているかをご紹介します。先述したとおり、私たちは共通のミッションなどを掲げているわけではありません。個人を尊重し、各々の「やりたい!」をフォローし合って、お互いに良い影響を与え合おうというスタンスです。

そしてこの各々の「やりたい!」を実現する通過点として、各コンテストを活用します。このコンテストというのはビジネス系に限らず、クリエイティブ系など何でもOKです。既にビジネスプランコンテストや宣伝会議賞、短歌のコンテストやトビタテなどに挑戦しています。

ゼミ生の藤代くんが宣伝会議賞に挑戦しました!

以下、宣伝会議賞に挑戦した藤代くんの感想です。

最初はとにかく素人なのでどう考えればいいのかよくわかっていないまま進めていましたが、梅田さんに表現の仕方を教えて頂いたり、みんなの考えたキャッチコピーを見ることができたりと、自分で考えるうえですごくいい環境だったなと思います。ただそれでも難しい事に変わりはないので、今後も皆さんのお力をお借りしながらたくさん考えていきたいなと思います。
(藤代和丈) 

授業では、ゼミ生のアウトプットをメンバーが一丸となってフォローし合います。仲間のために、各々の時間を惜しみなく使います。

例えば、事業のコピーライティングを考えたいというゼミ生がいた場合、十分に事業内容や思いなどを聞いた上で、まず30分間個々で考えます。30分間、12人がそのゼミ生のために真剣に思考を巡らせるのです。その上で、お互いに持ち寄って深めていきます。そして、集団で深めた考えをもとに再度個々で思考を巡らせます。この繰り返しです。この工程を取るのは、「考えるのは個人、よくするのはみんな」という理念があるためです。

ゼミ生の近藤さんの事業のコピーライティングをみんなで考えました!

以下、起業に向けて準備を進める近藤さんの感想です。

私が考えているサービスをプレゼンして、みんなにサービス名やコピーを考えてもらいました。頼んでおいて言うのもなんですが、コピーのクオリティと解像度の高さに驚き、みんなが真剣に考えてくれたことが嬉しかったです。自分では考えすぎて見失っていた、アイデアの特徴やコンセプトを、ゼミのみんなに客観的に評価してもらうことで整理することができました。
(近藤左貴)

個人的には、個人のために各々の時間を割けるという関係性が心地よく、本当にDADAゼミって素晴らしいなと思う限りです。

DADAゼミでは、打ち合わせの方法も決まっています。それは「なんとなく集まらない!」です。基本は個人が考えてくる、そして、アイディアを発表し合って、よりよいものに仕上げていく。これも「考えるのは個人、よくするのはみんな」という理念に基づいています。

自分のやりたいことや、ビジネスプランを紹介することは、恥ずかしかったり、勇気がいることです。しかし、15分で説明し、個々で30分考え、みんなでよくするというプロセスを経ると、みんな「自分のために考えてくれて嬉しかった!」と口をそろえます。

■ゼミ合宿では、実際の事業を、みんなでよくする!

ゼミ合宿では、ゼミ生の考えている事業についてではなく、実際の起業家をゲストに迎え、その会社が抱えている課題をヒアリングし、ゼミ生みんなでよくする方法を検討しました。そして、翌日に起業家に向けてプレゼンテーションをするという取り組みを行いました!

環境貢献型NFT「CAPTURE X」というサービスのコピーライティングを考えてきました!

みんなで考えたことは、起業家の方にも非常に喜んでいただきました。実際にホームページ上でも使っていただけるというコメントも頂け、ゼミ生みんなも価値を提供することができたとうれしく思っています。

以下、参加したゼミ生の感想です。

長い時間を使って一つのプロジェクトのコピーに向き合えたのはいい経験でした。10人で考えるからこそ、1人だと気づけなかった視点や、表現の仕方について触れることができ、私たちにとっても大きな学びの時間になったのではないかと思います。
(佐々木愛香)

■最後に……早朝マーケ倶楽部とは?

最後に「早朝マーケ倶楽部」とはなんぞや? ということを説明します。

ゼミ内では、DADAゼミの言い換えとして早朝マーケ倶楽部が使用されています。EMC生は総じて朝に弱い人が多いのに対して、DADAゼミは火曜1、2限という時間に開催されるので、若干の皮肉を込めて「早朝」、そしてマーケティングを学ぶという意から「マーケ」を、ゼミという言葉をジジくさく「倶楽部」と表現しています(笑) 要約すると「早朝にマーケティングを学ぶ倶楽部」ということになります。

「1限から登校するのはつらいけど、早朝マーケ倶楽部があるから行くか……」

辛くても、ついつい行ってしまう。そんなことをいう人がいるほど、楽しいゼミです! かくいう僕も、非常に朝が苦手で起きることが億劫になることも多いのですが、「早朝マーケ倶楽部があるから」と朝から頑張ることができています! ちなみに「DADAゼミ」も「早朝マーケ倶楽部」という言葉も、「考えるのは個人、よくするのはみんな」の工程を踏んで、生み出されました!

引き続き、「DADAゼミ」をどうぞよろしくお願いします!

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