クリスマスの支度をはじめる頃🎄
まだまだベッドから出たくない休日の朝、カーテンの隙間から外を覗いたら、薄い青色の空が申し分なく晴れていた。
眩しさに目を細めて笑ったような顔をしながら、部屋じゅうの窓を開けて冷えた空気を招き入れることにする。
時間が加速して過ぎてゆく季節だから、置いていかれないようにと残り少ない手帳のページをめくってみる。
アッサムの紅茶を温かいミルクティーにして飲んだら、今日もクリスマスの支度をしよう。
🎄
赤い靴下
クリスマスの支度をしよう
キャラメル色のくま
ブラウニー色のくま
ジンジャークッキーたち
寒い冬も変わらず
安心しておやすみと言う
赤いいちご
サンタクロースも赤い服
白い雪
おうちはチョコレート
プレゼントの中身はひみつ
スノードームの中で
過ごす夢を見た
星が降ってきた
スタードーム
🎄
新しい白い紙を用意して、ポストカードくらいの小さなクリスマスの絵を描いている。
色を塗ったら決して後戻りができないので、時々こうして何色かのカラーインクを塗るたびに写真を撮ることがある。
描いている途中の絵を誰かに見せることはあまりないのだけれど、クリスマスまでの日を数えるように、時間を感じる紙芝居のようになった。
描き上がったら紙に印刷して、クリスマスカードにして贈ろうと思う。
今年の週末もあと数えるほど。
大切に、楽しい時間を過ごせますように。
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