【映画感想】マッチング
マッチング
鑑賞日:2/24(土)
※ネタバレをすごく含みます。
もう最初から最後までなにもかもかグロテスクでほんとうに無理だった。
あくまでも映画の良し悪しではなくて、わたしは苦手だったという話なのでご注意ください。軽い気持ちで観に行ったわたしが悪い。
開始1分で、うわ〜これは無理かもしれない……と思い、そのあとず〜〜〜っとしんどかった。
猟奇殺人が起きてるんだから絵面のグロさ、暗さはそりゃそうなんだけど、それよりこの映画における人間関係のグロさがほんっとうにキツかった。
主人公から見て、父親の不倫関係も、その不倫相手の執着心も、異母兄弟の存在もその異母兄弟たちが持ってる感情も行動も、ぜんぶぜんぶ気持ち悪くて救いがない。お母さんのことを考えるともうトラウマレベルできつい。
あとは、これは意図的なのかもしれないけど、ほとんどの伏線…というか前兆がわかりやすすぎて直後の展開がだいたい見えてしまった。わかりやすく死亡フラグが立てられてそのままわかりやすく回収される。もちろん全部が全部じゃないけど、影山は絶対悪い奴だなとか、この人殺されるな、同僚も父親もこの後殺されるな〜とか、影山も吐夢も不倫相手の子かあ、とか最初からじゃないにしても直前にはほとんどわかる。あまりに多すぎて意図的なのかなとも思うけどどうなんだろう。
結局、吐夢は例の連続殺人犯だとして(そう思われる描かれ方をしているだけで実際は明かされない)、そうするとますます主人公は報われなくてかわいそう。わかんないけどね!でもどっちにしたってストーカーなわけでしょ?助けてくれたとはいえそんな奴と恋する??
「真相知りたくないですか」って言われてほいほいついてっちゃうのもアレだし、なんであなたがこんなこと知ってたの?とかも気になんないのかな。どうでもいいんですかね……?そんなこと言い始めたらキリないけど。
なんかでもよくよく考えたらすべての元凶は父親だよな……不倫なんかするなバカ。
佐久間くんはもちろん、役者さんたちの不気味な演技はみんなすごくよかったです。 (824文字)
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