お金について考える㉖【確定申告って何なの?】



みなさんこんばんは!
今回は、現在期間中の確定申告について考えます。

◤確定申告とは◢


早速ですが、皆さんは確定申告をしたことがありますか?

サラリーマンなどの会社員の方はなじみが薄いのかもしれません。勤務先で年末調整をするため通常は確定申告をする必要がないからです。
この確定申告は、基本的には自営業やフリーランスなどの方が行う手続きで、一言で説明すると次のようになります。

1年間の所得を申告することで納めなければならない税額を確定する手続き


なお、会社員の方でも一定の条件に当てはまる人は確定申告をする義務があることもあります。

この他、年末調整ではできない控除を受けたい人は内容によって税金の還付を受けられる可能性が高いので確定申告をするとお得かもしれません。

◆確定申告が必要な人◆
✔給与が年間2,000万円を超えている
✔2か所以上から給与をもらっている
✔副業等の所得が年間20万円以上ある
✔多額の遺産相続や贈与を受けた
✔不動産所得がある
✔兼業農家である

◆会社員等でも次のようなときは確定申告をするとお得になるかも!◆
✔自宅を住宅ローンで買った
✔退職して再就職しなかった
✔高額な医療費がかかった
✔災害や盗難の被害にあった
✔寄付をした

◤確定申告の時期◢

確定申告は、前年の1月1日から12月31日の間で生じた1年間の所得を対象として行うものです。そして、例年、2月16日から3月15日間が確定申告期間とも行われます。
なお、確定申告を行い税金の払い過ぎが判明した時、当該年の5月頃までには還付されます。

払いすぎた税金が戻ってくるのは嬉しいことですよね!

◤確定申告をするには◢

①様式の準備
確定申告を行うには、専用の様式を準備する必要があります。

皆さんがお住まいの自治体の税金に関する部署や税務署に置かれていたり、国税庁のサイトからダウンロードすることも可能です。

なお、e-tax(国税電子申告、納税システム)や会計ソフトを利用する場合は申告書を準備する必要がありません。


②申告書の作成
国税庁のサイトから記載の手引きをダウンロードして、確認しながら申告書を作成しましょう。

また、国税庁のサイトで「確定申告書作成コーナー」もあり、指示に従い入力していくことで、申告書を作成することもできます。

③申告書を提出する
申告書の提出は大きく分けて三つの方法があります。
(1)窓口で提出
申告期間中は、自治体や確定申告の専門コーナーが開設されますので、初めて確定申告をする人にはお勧めです。
(2)郵送で提出
郵送でも提出することができます。この場合控えが欲しい場合は返信用の封筒を同封するのがポイントです。
(3)インターネットで提出
e-tax で電子申告する場合、医療費の領収書や源泉徴収票などはその記載内容を医療費集計フォームに入力して送信することができます。書類の提出や提示を省略できるのは便利ですね。


ということで、今回は確定申告についてご紹介しました。職業上なじみのある人にはなじみがあり、サラリーマン等はなじみが薄いのだと思います。

しかし、医療費控除や寄付金控除、住宅ローン控除などのサラリーマン等も確定申告を行うメリットのある場合もありますので、内容を知っておくのも大切なことです。

それではみなさん、
コツコツお金と向き合って、お金をコントロールできるようになりましょう!

ではまた、お会いしましょう。

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