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旅のキロク-石垣島❷-
幸せの木
ある場所では
うまく育たず枯れてしまう。
ある場所では
しばらく雨が降らずともすくすく育つ。
一人ひとりに
居心地よく過ごせる場所が
きっとある。
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旅行中タクシーを数回利用した。
その度に運転手さんから
石垣島のことを沢山教えてもらった。
*おすすめのお店
*石垣島の家賃情報
*学校行事の前夜祭と後夜祭がある
*石垣旅行おすすめの時期
…などなど
石垣島への愛を感じるお話ばかりだった。
その中でも1番心に残っているのが
空港に向かうタクシーでの話。
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道の両側に沢山の木があり
木のトンネルになっている道がある。
その木は『幸せの木』と呼ばれている。
それを聞いた沖縄本島の人々は
持ち帰って育てることにしたが
どうやっても上手く育たなかったと。
しかし石垣島では
しばらく雨が降らずとも
大嵐が来ようとも
枯れることなく育っている。
それは山があるから。
海が綺麗で有名な石垣島だけども
海が綺麗なのは優秀な山があるから。
しばらく雨が降らなくても
山が水を与えてくれる。
山が石垣島を守ってくれている。
「この木を見たら幸せになれる
そう思って見ると必ず幸せになれるよ」
綺麗な海があるのは優秀な山があるから。
そして、山が島を守ってくれるのは
石垣島を愛する人々がいるからなのだと
温かい気持ちに包まれていると
目の前に大きな虹が見えた。
「またおいで」
タクシーの運転手さんに見送ってもらい
幸せな気持ちで帰路についた。
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運転手さんと別れたあと
再び虹を見ようと探したが見つからなかった。
あの運転手さんが虹を連れてきたのか?!
と思うほど感動的な演出だった。
石垣島からの
「またおいで」だと受け取ることにした🌈