せっかち界隈の話
土曜日朝。天気予報を覆して見事に晴れた。長男がこどもの国に行きたいという。急いで身支度をして出発。電車を乗り継いで現地に到着。
門は閉まっていた。時計をみると8時40分。開園は9時30分。つまり50分早く到着してしまったのだ。
そういえば開園時間調べてなかったな。勝手に9時に開くものと思ってたな。ま、9時オープンだとしても早く来すぎなのだけど。子どもたちが待っていられるかなー。心配だなー。せっかちがアダになったなー。
と、辺りを見渡したところすでに15組くらいのファミリーが待っている。人数にすると50人くらいか。大人たちは当然かのように待ち、子どもたちは思い思いに遊んでいる。なんだこのせっかち界隈は。オレらなんてせっかち界隈のヒヨッコだ。
妻がシャボン玉セットを取り出した。ファーーーとシャボン玉が空を舞う。周りの子どもたちが駆け寄ってきた。プチ人気者になっていた。
妻「ま、遅刻するより早い方がいいじゃん。せっかちに悪いやつはいないし」
よくわからない開き直りに納得した自分がいた。